日本向けフィリピン産オクラを出荷。地域産業も支えるフィリピンのオクラ生産会社の次期経営者候補を募集!

農業
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日本向けフィリピン産オクラを出荷。地域産業も支えるフィリピンのオクラ生産会社の次期経営者候補を募集!

フィリピンの首都マニラから車で約3時間。マニラの北方100キロ圏内にあるタルラック州のラパス(Lapaz)に、GREENSTAR PRODUCE PHILS., INC.(グリーンスタープロデュース・フィリピン、以下グリーンスター)はあります。

日本向けのオクラ生産を手がける会社として地域に根付き、今年で16年目。日本の大手農機具メーカーが視察に訪問したり、地域の小学生が毎年社会科見学で訪れたりと、地域産業を支える会社として認知されています。

同社の副社長で、実質的な経営を担っている大渕充(おおぶちみつる)さんは、ご自身の年齢や今後の会社運営を考え、経営を担ってくれる後継者候補を探しています。


安心安全なオクラを日本に届けながら、フィリピン人の生活にも貢献したいと会社を設立

グリーンスターの創業は2007年。青果物の輸入や卸売・販売などを手がける株式会社ワタリの関連会社として設立されました。フィリピンで生産したオクラ全量をワタリに輸出する事業を行っており、日本のオクラ生産時期ではない、10月~6月に生産・出荷しています。

創業以前からフィリピンでオクラ生産に携わっていた大渕さん。すでにオクラの輸入事業を展開していたワタリは、いくつかある取引先の1つでした。

大渕さん「ワタリの社長である渡利(現グリーンスター会長)から、今度新しい会社をフィリピンに作るから来てほしいと誘いを受けて、一緒に立ち上げた会社です」

日本国内では食の安心安全が重視される一方で、当時のフィリピンではまだ、品質管理や労働環境の整備が不十分で労働の搾取などもあり、渡利さんは一念発起して会社を立ち上げたといいます。

渡利さん「大渕はフィリピンが好きで、フィリピン赴任から帰国後にまたフィリピンに戻ってきています。フィリピン人を助けたいと考えている人で、オクラ生産を自分たちで始めるから手伝ってといって、入ってもらったんです」

事業はゼロからスタート。フィリピン人の雇用からパック工場の建設、農家との契約などを進めていきました。当時メンバーは7人ほどで、知見のあった大渕さんでも苦労が多かったといいます。


大渕さん「助かったのは、ワタリがオクラ全量の輸出先で、お客様を探さなくて良かったこと。一生懸命オクラを作って、安全で綺麗なものを日本に送れば良いので。そこに集中できたことが良かったですね」

堅実にオクラ生産に向き合い、徐々に事業を拡大。現在では、フルタイム社員は33名、パート社員は約150名に増え、契約農家は約60箇所まで拡がりました。時期により変動はあるものの、現在では日本向けフィリピン産オクラのマーケットシェアの6割強を占めています。

家を建てたり、子供が大学進学できたり。事業に関わるフィリピン人の生活が変わることが喜び

大渕さんは、地域の経済基盤となり、関わる方の生活レベルの向上に貢献できることに喜びを感じるといいます。

大渕さん「嬉しいのは、農家さんが家を建てたり、パートさんが子供を大学に行かせて卒業したなんて連れて来た時ですね」


日本向けのオクラは、現地向けの農業に比べて収入が得られるため、地域の生活環境の改善に寄与します。フィリピンオクラ輸出協会の副会長でもある渡利さんは、グリーンスターの経営には社会的意義があると語ります。

渡利さん「ワタリ自体が今でいうSDGs的なマインドで事業をしていて、グリーンスターもそういうスタンスでやってます。地域の政治家からも応援されていますよ」

一方で、日本人にとってはフィリピンは住みやすいといいます。温暖な気候や、物価、馴染みやすい食事など。近年では働く日本人も多く、新卒からフィリピンで働く人も増えています。大渕さんは、何より人が優しいといいます。

大渕さん「道を聞いたらその場所まで連れて行ってくれたり、優しいですね。住んでいてすごく楽しいです」

鉄筋コンクリート2階建て工場などのリソースと、これからの経営を引き継ぐ

グリーンスターでは今回、会社経営を任せられる次期経営者候補を募集しています。大渕さんが50代半ばとなり、またコロナ禍を経て、以前から考えていた後継者探しに着手し始めたといいます。

大渕さん「コロナ禍でも動こうとする若い人を見て、やっぱり若い人を入れた方がいいと考えました。自分が教えられるうちに教えて、ゆっくり引退したいと思っています」

引き継ぐのは、フィリピンで現地経営を担うポジションです。鉄筋コンクリート2階建てのパック工場や従業員など、現地の経営資源を活かして、生産したオクラをワタリへ輸出する事業を担う人を探しています。


引き継ぎは、1〜2年ほど通常の生産サイクルを学んでいただき、その他変化球で起こる事案は都度解決策の検討を一緒に進めながら、徐々に経営を引き継ぐことをお考えです。できれば5年ほどでの引き継ぎを想定しています。

大渕さん「もし来年でも引き継ぎが完了したら、そこで自分は現場引退で全然問題ないので。顧問とかで相談にはのりますよ」

現行経営を担った上で、その先には新たな事業展開の可能性もあり、その辺りは自由に任せたいというスタンスです。タルラック州は今後の発展が見込まれている地域で、またグリーンスターが地域の有力企業ということもあり、様々な展開の可能性があります。

オクラ栽培では、産学連携して科学的アプローチで市場拡大を狙う方向や、加工品への展開、ヨーロッパや中国への展開など。オクラ以外でも、他農産物の栽培や、研修生の派遣など別部門での展開余地もあります。


フィリピンが好き、または好きになってくれる方に来てほしい

大渕さんが後継者候補の方に求めるのは、フィリピンを好きになってくれること。渡利さんも、フィリピンで今の環境を活かして喜んで働いてくれる方がいたら、ぜひ迎え入れたいといいます。

大渕さん「農業技術があったり経営実績があっても、やっぱりフィリピンが好きでないとやっていけないですね。まずそこが第一です。フィリピン人のいいところも引き出してあげられるような、そういう事業展開をしていただける方に引き継いでほしいですね」


フィリピンの地域経済や生活環境を支え、日本のオクラ市場も支える、社会的意義も事業性も高いグリーンスター。今後の経営を担う後継者として、新天地で活躍してみませんか?

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