北海道の十勝地方で住民の生活に馴染んできた「(有)青木建具」の工場や工具・器具を引き継いでくれる人を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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目次 :
1958(昭和33)年から地元で愛され続けた建具屋
北海道の十勝地方に位置する内陸の町、芽室町(めむろちょう)。 背後にピウカ川が流れるピウカ公園のすぐ近くに、長らく十勝地方のお客様を中心に「建具(たてぐ)」を作ってきた「青木建具」はあります。
建具とは家屋の部屋と部屋を仕切ったり、外部と内部を仕切ったりする開閉可能な戸のことであり戸や障子、襖、窓などが該当します。建具の製作を10年前に休止した「(有)青木建具」ですが、かつては大手メーカーとの取引もあり、一時期は引く手数多だったといいます。
親子二代で「(有)青木建具」を経営してきたのは青木 剛さん。時代の移り変わりと共に住宅や部屋の作りが洋風化していったことや、青木さん自身の体調をきっかけに廃業を決めました。青木さんはこの度、この場所を新たに活用してくれる方を探しています。
経営者の紹介
「(有)青木建具」は1958年、剛さんのご両親が始めました。
青木さん「私もはじめは何もわかりませんでしたからね。職業訓練校に通って建具のことを一から学びましたよ。それからは父と一緒に仕事をする中で、父のやっている仕事を見ながら教えてもらいました。
私が当時得意だったのは、天井まであるような大きな下駄箱を作ることでした。フラッシュドアやフラッシュ引き戸(一般的な住宅に使われる木製の扉)を作っていたこともありましたね。」
また、建具屋の仕事は家が建つと終わりではなくその後も手入れをして長く使うため、お客さんと長いお付き合いができたことが思い出に残っているそう。今でもお客さんとの他愛のない会話を思い出すといいます。
しかし、時代とともに既製品が増え、建具屋の出番は少なくなっていき、青木建具以外の建具屋さんも相次いで廃業していきました。
後継者を募集する理由と後継者への想い
建具の製作を10年前に休止し、今回、廃業を決めましたが、いま後継者を募集する理由を青木さんはこう話します。
青木さん「芽室町役場からアンケートの依頼があったんですよ、事業を誰かに継いでもらう気はないかと。建具の製作を休止して10年になりますが、まだ使える工場をそのままにしておくのは忍びないなって思ったんですよね。そこで、ぜひ若い方に工場を有効利用してもらえないかと。それで後継者を募集することにしました」
工場や機械設備、工具・器具はほとんどそのまま使えるそう。青木さんの優しい眼差しから、今でも建具を大切にする気持ちが伝わります。
引き継ぎの条件と要件
今回は建具や木工にある程度経験がある方への引き継ぎを条件としています。
青木さん「パーキンソン病になってしまいましてね。手の震えなどがあって作業するのはもちろん、技術を教えるのも難しいんですよ。なので未経験の方が一からはじめるというのは、さすがに難しいかもしれません」
このような事情があるため、経験者の方を希望しているとのこと。また、土地を含めて約660坪の工場にある機械設備や工具・器具はそのまま使えるそう。機械設備や工具・器具(一例)には丸鋸盤からかんな、プレス機、コンプレッサーなどまで多くが揃えてあります。
ただし、土地や工場、機械設備や工具・器具は譲渡ではなく賃貸を希望されるとのこと。刃物など消耗品については承継される方が用意してほしいとのことです。賃料は月額35万円程度を想定しており、借主は個人/法人を問いません。
あとを継ぐメリットと課題点
事業に必要なものは揃っているため、承継後(賃貸契約後)はすぐに事業をはじめられます。
しかし、建具屋という商売が時代に合っているか(需要が十分にあるか)検討する必要はあるでしょう。前述したように、需要と並行して建具店は減少してきているのが現状です。建具に拘らず、木工など少しビジネスに焦点を当てターゲットを広げて考えることができる点は伸び代とも言えそうです。
青木さんの守ってきた工場や工具・器具を使用して、芽室町で仕事をしてみませんか?
北海道河西郡芽室町ってこんなところ
北海道の十勝地方に位置する芽室町。人口は約18,400人(2020年3月末現在)であり、農業がさかんで広がる田畑も印象的な町です。作付面積、収穫量が北海道の自治体の中でもトップクラス。中でもスイートコーンの生産量は日本一と、芽室町を代表する作物となっています。
町内には二か所の高速道路のインターチェンジもあり、帯広空港まで約40分、隣町帯広市へのアクセスの良さも魅力です。
事業者情報
屋号 | (有)青木建具 |
所在地 | 北海道河西郡芽室町 |
設立年 | 1958年 |
譲渡内容 | 土地・建物 / 工具・器具 / 機械設備などの賃貸 |
譲渡理由 | 体調の悪化 |
譲渡後の関わり | なし |
メリット | すぐに事業を始められる環境 |
課題点 | 建具事業はビジネスとして時代に合わない可能性あり |
求める買い手像 | 建具屋の経験や木工の経験がある方 / 工場や工具・器具を有効活用してくれる若い方 |
許認可内容 | なし |
選考フロー | 担当者からのヒアリング→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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