67年の歴史をもつカウンター寿司。小田原の老舗寿司店「千両寿司」が後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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神奈川県西部に位置する小田原市。目の前に広がる相模湾は日本最大深湾の一つと呼ばれ、四季折々の豊富な魚種が水揚げされています。
同市にある「千両寿司」は、高い技術を持つ店主がネタとシャリを絶妙なバランスで握るカウンター寿司をいただける寿司店。この度、店主の高齢化により、長らく愛されてきた寿司店の後継者を募集します。
父の背中を見て寿司職人を目指す
「千両寿司」は、小田原駅東口から徒歩13分ほどの青物町商店街にあります。「千両」と「寿司」の文字の中心に家紋がデザインされた黄色い看板が目印で、商店街にはアーケードが整備されているので、雨天でも濡れることなく訪れることができます。
1955年に先代が小田原の老舗店「だるま」で修行し、のれん分けされて「千両寿司」を開業しました。二台目店主の原陽一(はら よういち)さんは1949年に神奈川県に生まれました。幼少期より寿司を握る父の姿を見て、寿司職人となることを決意します。父や当時の板長に手ほどきを受けながら腕を磨きました。
バブル期に二台目を襲名
原さんが先代から千両寿司を引き継いだのは、日本中がバブル景気に湧いていた1988年のこと。店舗の近くの宮小路には200件以上ものバーやキャバレーなどが連なっていました。当時はたくさんの従業員が働いており、千両寿司で修行してお店を開業した職人も多いそうです。
原さん「繁華街を楽しむ前や後に来店してくれるお客さんがたくさんいらっしゃいました。1階の店舗は30席、2階の宴会場は40〜50人収容可能ですが、それが満員になるくらい忙しい日々を送っていました」
バブルの崩壊により、日本経済が低迷するに従い客足が鈍り始めます。繁華街がすっかり寂れ、廃業する店が増え始めました。追い打ちをかけるように、2020年に新型コロナウイルスが襲いかかります。千両寿司も影響を受けて宴会客が少なくなりました。
原さん「以前は宴会の予約が入ると、ほかの職人に手伝ってもらったり、配膳係のアルバイトを募集しましたが、現在は夫婦二人で切り盛りしています」
一人一人のお客さんを大切にするお店
一時期よりお客さんは少なくなりましたが、原さんは変わらずお客さん一人一人を大切にしています。寿司ネタは地元の相模湾産を中心に、新鮮な魚介を取り揃えています。「小田原でおいしいお寿司を提供する店」として紹介されることが多く、たくさんのお客さんが訪れています。
原さんが千両寿司の承継を考えた理由は、病気を患ったことが大きいと言います。「もし再び病気になり、入院することになったら店をどうしたらよいだろう」と考えるようになったそうです。
原さん「古くからお付き合いがあるお客さんが多く、親子二代で来店してくれる方もいます。そうした方々が立ち寄れる場所を残していきたく、どなたかに引き継いでほしいと考えています」
小田原は商機の可能性を秘めている
小田原は温暖な気候で、台風の被害が少なく、とても住みやすい街です。近年はリモートワークが普及し、東京からの移住者が増加しています。それを反映してこれまでの50代の常連客が中心だったお客さんに混じり、新規のお客さんが来店するようになりました。
譲渡する店は寿司店に必要な備品がすべて整っており、冷蔵庫やエアコン、ビールサーバーなどは購入から1年くらいしか経過していません。「千両寿司」では、おぼろやガリなども手作りしており、希望があれば作り方や、経験が浅い職人には板前仕事も指導してくれるそうです。
原さん「一番の希望は、この店を長く続けてくれることです。できれば屋号はそのまま使ってほしいですが、業務形態も含めて承継していただける方の意思を尊重します」
贔屓にしてくれているお客さんや、長い付き合いがある業者さんも紹介してくれるとのこと。すぐにでも自分の店を開業できるメリットがあります。
小田原の老舗寿司店の技術と粋を引き継ぎ、次の時代に繋いでみませんか。
事業者情報
商号 | 有限会社 千両寿司 |
所在地 | 神奈川県小田原市浜町3-1-40 |
代表 | 原 陽一(はら よういち) |
業種 | 飲食 |
募集形態 | 全部譲渡 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
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