後継者募集記事

高原リゾート北杜市の入り口小淵沢! 移住者夫婦が切り盛りする蕎麦の『技』と『味』を受け継ぐ後継者を募集!

新宿から中央線特急あずさで約2時間、別荘地としても名高い北杜(ほくと)市。風光明媚な八ヶ岳、バブル期には『高原の原宿』として名を馳せた清里、星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳を筆頭に沢山の高級ホテルがある高原リゾート地です。また、日本有数の名水地としてサントリウィースキーの白州蒸留所、シャトレーゼの工場などもあり食品産業が盛んな地域です。

そんな北杜市の玄関口である小淵沢駅から車で7分、中央道小淵沢インターチェンジから車で7分という恵まれた立地にある「そば処なかしま」。名物は厳選したそば粉と、最高の透明度を誇る水を駆使してご主人が打つ蕎麦、奥様が季節の野菜をセレクトして揚げる天ぷらです。

現在の営業時間は金・土・日・祝日の昼間のみですが、観光客や別荘に来る沢山のリピーターに支えられています。リピーターの中には、国民的ドラマで人気を博した女優から有名クリエイター、名物スピリチュアリストなど業界の第一線で活躍している方々もいるのだとか。

平成元年に創業してはや35年、店主である中嶋大(ひろし)さん、由紀子さん夫妻は体力的限界を理由に、なかしまの『味』と『技』を受け継いでくれる熱意ある方を募集しています。

バブルの波に乗じて移住。移住者が地域の主人公

「なかしま」の外観

創業者である中嶋大さんは、東京都渋谷区生まれ。家業は青山でピアノ屋を営んでいました。大さんは家業の経緯からピアノ調律師の資格を保有しています。時は流れバブル期の都心部不動産高騰に伴い、一家で小淵沢に移住しました。由紀子さんも東京で大手企業の社員寮などの勤務を経て小淵沢に移住しました、

大さん「この地域は移住者が非常に多いです。自分の店を持っている移住者も多くいます」

中嶋夫妻の周りにも移住者が多く、数年前には近所で77歳の女性がカフェを開業したという事例もあります。移住した頃は、稲作を中心に農業や大型トラックを駆使して農産物を運ぶことをしていました。しかし、当時の冬は積雪が多く農業ができず、始めたのが蕎麦屋でした。

土地の「恵み」と店の「恵み」

中嶋さんの背丈以上に伸びた真菰

なかしまの蕎麦は、厳選した茨城のそば粉と大さんが織りなす技がベースとなっています。なかしまの蕎麦は何と言っても水が命です。蛇口を捻れば出てくる名水に400万円かけて購入した浄水器が最高の水を生成し、唯一無二の蕎麦を支えています。

中嶋さんは忙しくなった今でも稲作を続けています。中嶋さんが作るお米は無農薬かつ昔ながらの「はさ架け」でお米を天日干ししています。中嶋米を使用した甘酒も店の人気メニューです。

その他、庭では栗、少し離れた畑ではマコマダケなどを栽培しています。マコマダケの加工は由紀子さんが担当していて、お茶にしたり、しています。また、山葡萄材料とクルミの材料のバックの制作教室も店で行っています。

由紀子さんが制作したバック
販売しているマゴモ茶

中嶋夫妻は料理・農業共に未経験。由紀子さんが天ぷら作りを始めた頃はりんご、柿、大根などを天ぷらにすることがありました。現在では、柿の天ぷらはリピーターが多く、店の裏人気メニューの一つでもあります。地域ならではの農産物が採れるからこそ沢山の料理に挑戦出来ます。

由紀子さん「お店に多くのお客様が来るのは大さんの人柄。大さんの人柄が沢山のリピーターを呼んでいます」

蕎麦屋だけでなく由紀子さんのバッグ制作教室を目当てに通う方も。また、営業時間外のお楽しみとして店に備え付けられたカラオケ機材で、仲間とカラオケをすることも頻繁にあります。

生活にゆとりがあり、心が豊かな人に来てほしい

暖炉を焚いている大さん

由紀子さん「生活と心にゆとりがないと、この北杜市でやっていくのは難しいです。だからこそ、生活にゆとりと心が豊かな人に来てほしいです。

北杜市は観光地として名高く、昔から別荘地として栄えてきました。その背景から移住者は多いですが、人気エリアのため地価は高いです。そして地域柄1人で利益を独占しようとする方は歓迎されません。理想としては生活基盤がしっかりしていて、体力がある40~50代の方が理想的だと考えています」

中嶋夫妻が飼っているわんちゃん

一方で移住者が多い土地柄だからこそ、新しい事に挑戦出来る素地もあります。中嶋夫妻が理想とする継承者のワークスタイルは、平日農業をしながら金・土・日・祝日になかしまの蕎麦の暖簾を受け継いでくれる方が希望です。その他、月~木はカフェを営業したり、ワークショップなどをやりながら『なかしま』の味を受け継ぐやり方もあります。どのようにするかは継承者の自由です。とにかく『なかしま』の『味』と『技』を受け継いでくれる事が重要なのです。

由紀子さん「なかしまのネームバリューで来てくれる方もいます」

大さん「蕎麦作りの指導はしっかりします。最初は3人でやっていきます」

由紀子さんと大さん

最初の方は金・土・日祝日で3人で切り盛りします。蕎麦のいろはを教えながら1人前になるまで関わることが出来ればと思います。かねてより移住者が多い小淵沢で、先輩夫婦に蕎麦作りを学びながら1国1城の主になりませんか?

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