- 体験期間
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①要相談
事業の紹介
代表:大本哲朗さん
「ふるさと物産」は、広島県江田島市の大柿町で、地域資源を生かした竹炭や温泉塩などを製造・販売しています。住宅や園芸用の竹炭や竹酢液(ちくさくえき)のほか、地元の温泉水を煮詰めた「江田島温泉塩」など、環境負荷の少ない高品質な商品が評価され、県外の業者にも卸しています。
竹炭づくりはすべてオーナー自らの手で行い、修学旅行生などを対象にした見学・体験の受け入れも積極的に実施しています。市内で増える放置竹林を有効活用する、地域貢献性の高い取り組みとしても注目されています。

体験募集の背景
今回、大本さんがおためし体験を募集したのは、まずは実際の業務を経験して、本気で事業を引き継いでみたいか考えて欲しいからだと言います。
大本さん「作業は基本的に午前中に行なっています。10月から2月は、いわゆる繁忙期で竹の伐採が忙しい時期です。竹炭は消臭・調湿・園芸・食品などに幅広く利用され、温泉塩は地域ブランドとして土産品にも人気。放置竹林の活用や廃材燃料の再利用など、地域課題の解決と資源循環型の製造スタイルが魅力です。
定年を機に地元である江田島にUターンし、最初は設備の整備など大変なことも多かったですが、現在は県外の業者からも継続受注を得るなど、少しずつ実を結んでいます」

体験内容
- 例年10月から2月頃までは竹の伐採作業がメインのため、一緒に体験可能
- 月に1回、竹を炭にする「炭化」作業もあり、タイミングが合えば体験可能
- 温泉塩も製造しており、製造体験が可能
- 竹細工など、竹に関わる幅広い作業を教わることができる

体験で得られること
- 竹の伐採から竹炭を製造するまでの、一連の流れを学ぶことができる
- 竹細工なども手掛けており、竹に関する様々なノウハウを知ることができる
- 多くの機械設備があり、使い方や簡単なメンテナンスも学べる
- 「この地域で自分がやっていけそうか」を判断できる
- 竹害の防止や、竹藪管理による自然災害の対策にも貢献できるやりがい

オーナーからのメッセージ
大本さん「竹炭作りは時間も手間もかかりますが、地元資源を生かして社会に役立つ手応えがある仕事です。竹の伐採はどうしても体力のいる仕事ですが、こうした作業を実際に体験できる場所は多くないので、ここでの時間はきっと特別な学びになるはずです。
炭焼きでは窯の中が見えないぶん、煙の色や匂いを手がかりに『今だな』とタイミングを計ります。温度制御の知識がある方などは特に面白みがあると思いますよ。

事業の概要
| 事業者名 | ふるさと物産 |
| 所在地 | 広島県江田島市 |
| 事業内容 | 竹炭や竹酢液の製造 |
| 体験可能時期・期間 | 2026年1月31日まで |
| 宿泊・交通費などの支給有無 | 無 |
こんな人におすすめ
①地域資源を活かした事業に興味のある方
②広島県江田島市でのビシネスにチャレンジしたい方
③竹害などに興味関心を持ち、解決をしていきたいと考える方
本事業は、後継者候補や右腕人材が、承継前に経営や現場を理解するためのプログラムです。就業契約やアルバイトではなく「お試しのマッチング機会」として位置づけています。一部の業務に触れていただく場合もありますが、あくまで 「見学+体験」 であり、労務提供を目的とするものではありません。