事業の紹介
代表:四元さん
広島県三原市で20年以上にわたり、さつまいもの栽培や焼き芋を中心とした販売を続けてきた「ヘルシーさつま社」。鹿児島県出身の四元さんが、「薩摩」と名乗る以上、味には一切妥協しないという思いを込めて掲げてきた名前です。
四元さんはもともとは建設業に従事し、空港工事をはじめ全国各地の現場で働いてきました。60歳で定年を迎え、広島で暮らし始めた後、入院中に口にした焼き芋をきっかけに、「それなら自分でやった方がうまい」と思い立ち、軽トラックでの焼き芋販売を始めます。
当初は仕入れたさつまいもを焼いて売る形でしたが、地域の人の勧めで畑を借り、自ら育てるようになりました。現在は複数の畑でさつまいもを栽培し、特に難しいとされる安納芋については、土づくりから焼き方まで、長年試行錯誤を重ねています。
販売は移動販売やイベント出店が中心で、「四元さんのさつまいも」を目当てに訪れる常連も少なくありません。売れ残りを無駄にしないため、焼き芋を使ったあんこや大判焼き(ねじ焼き)などの加工も行ってきました。
敷地内には、四元さん自身が建てた作業場兼店舗があり、焼き芋づくりから加工までを担ってきました。長年積み重ねてきた焼き方と芋づくりの技術は、今もこの場所に息づいています。

体験募集の背景
今回、四元さんが「体験」という形での募集を行う理由は、とてもシンプルです。それは、「一緒にやってみて、面白いと思えるかどうかを、まず自分自身で確かめてほしい」という思いからでした。
焼き芋づくりも、さつまいも栽培も、短期間で身につくものではありません。土づくりから始まり、収穫までには時間がかかり、焼き方ひとつで味も大きく変わります。
四元さん「農業も焼き芋も、すぐ結果が出る仕事じゃないです。1年、2年、3年ぐらい一緒にやらんと分からんことばっかりです」
インタビューの中で語られたこの言葉には、長年現場に立ってきた実感が込められています。
一方、体力面や家族の状況を考える中で、「どこかで区切りをつけて、次の形へ移っていかないといけない」という思いも、少しずつ強くなってきました。それでも、積み上げてきた技術や味を、簡単に終わらせたくはない。だからこそ、いきなり引き継ぐのではなく、まずは体験を通して、この仕事の現実と面白さの両方を知ってほしいと考えています。

体験内容
- さつまいもの栽培に関わる作業(畑の管理、収穫後の扱いなど)
- 焼き芋の仕込みや焼成作業
- 焼き芋の販売準備やイベント出店に向けた作業
- 焼き芋を加工したあんこづくり、大判焼き(ねじ焼き)の仕込み
- 作業場・設備の使い方の説明

体験で得られること
- 焼き芋が「商品」になるまでの一連の流れ
- 芋づくりにおいて、土がいかに重要かという実感
- 焼き方ひとつで味が変わるという、現場ならではの感覚
- 売れ残りを無駄にせず、加工へつなげる考え方
- 軽トラック販売やイベント出店など、小規模事業の実態
- 「この仕事を続けていけそうか」を、自分自身で判断する時間

オーナーからのメッセージ
四元さん「体験に来てもらう人には、最初から“継ぎます”なんて思わんでいいと思うんです。一緒にやってみて、面白いかどうか。それが一番大事じゃけえ。
私がやってきたやり方は、全部、体を動かしながら覚えてきたもんです。それを見て、触って、同じようにやってみて、続けたいと思えるかどうか。その答えを出す場所として、この体験を使ってもらえたらええですね」

事業の概要
| 事業者名 | ヘルシーさつま社 |
| 所在地 | 広島県三原市 |
| 事業内容 | さつまいもの栽培、さつまいもや焼き芋を加工した和菓子の小売 |
| 体験可能時期・期間 | 2026年1月31日まで |
| 宿泊・交通費などの支給有無 | 無 |
こんな人におすすめ
①さつまいもや焼き芋づくりに興味があり、現場で実際の仕事を体験してみたい方
②栽培から焼き方、販売・加工まで、小規模事業の一連の流れを実地で学びたい方
③事業を引き継いだあとの暮らしや働き方を、体験を通して具体的にイメージしたい方
本事業は、後継者候補や右腕人材が、承継前に経営や現場を理解するためのプログラムです。就業契約やアルバイトではなく「お試しのマッチング機会」として位置づけています。一部の業務に触れていただく場合もありますが、あくまで 「見学+体験」 であり、労務提供を目的とするものではありません。