看板商品は「もちパイ」。地域から愛される、創業66年のお餅屋を引き継ぎませんか?

富山県
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富山県氷見市の路地裏は、まちなかの魅力が詰まった場所。個性溢れるおじちゃんが営む飲食店、昭和レトロな外観の喫茶店、地元民で賑わうスナックビル。ひとたび商店街から道を外れると、暮らしてみて分かる、”まちの宝物”に出会うことができます。

氷見市伊勢大町にお店を構える、日名田屋餅店さんもそのひとつ。1955年に創業して以来、地域から愛されるお餅屋さんとして半世紀以上の時間をまちと共に歩んできました。

氷見駅から徒歩約5分。駅を背後に、氷見市出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐさんが描いた「怪物くん」のキャラクターモニュメントが並ぶ通りを進み、最初の交差点を右手に曲がり直進すると、3階建ての建物が見えてきます。

店内に入ると、大福や栗金時おこわ、一番人気のもちパイなど、数多くの商品が並びます。取材当日は、30個以上のもちパイを注文される方や、当店の金時おこわが好きで買いに来られた方など、ひっきりなしにお客さんが訪れていました。

看板商品「もちパイ」

日名田屋餅店2代目店主・日名田與一郎さんの「お菓子作りの技術と新しいアイデアをもって、氷見のまちで挑戦して欲しい」という思いから、建物および設備をまとめて引き継ぐひとを募集します。

日名田屋餅店の2代目店主、日名田與一郎さん

日名田さんご自身も承継を経験

日名田さんはもともと、会社勤めで、お餅作りと全く異なる仕事をされていました。しかし、先代のお父さんが亡くなられたのをきっかけに、急遽お店を継ぐことになりました。

日名田さん「お店の手伝いは時々しとったけど、父から直接教えてもらったことはないわね。お菓子作りの経験がないなかやってきたわ」

引き継ぎ後はお母さんから教えてもらいながら、お餅作りの技術や経営のノウハウを独学で身に付けたそう。

「毎日同じことを繰り返すのは大変やわね」と話す日名田さん。お米を洗ったり、あんこを煮たり、オーブンで焼いたり、毎日の繰り返し作業が多くあります。

日名田さん「お餅作りは、特別な技術が要る仕事でないからねえ」

謙遜されますが、丁寧で真摯な手仕事によって、長きに渡って親しまれるお店を繋いでこられました。

こだわりは、素材を生かすこと

「特別難しいことはしとらんがだけどねえ」とおっしゃる日名田さん。それでも、お店が長く続く理由は、”素材に対するこだわり”にありました。たとえば北海道産の小豆を使用したり、餅米には最高級品で「幻のもち米」として知られている、富山県の新大正糯(しんたいしょうもち)を使用。

厳選した小豆を炊いて仕上げたつぶ餡を、もっちりとした食感の餅生地とサクサクしたパイ生地で包んだ「もちパイ」は、日名田屋餅店の人気商品です。

午前中のみ、3名のパート従業員さんに手伝ってもらっている日名田さん。午後からは一人で、もちパイの焼き上げや接客対応を行います。

ちなみに、売り上げの大半は、冠婚葬祭の商品で占めているそう。しかしながら、昔と比べて冠婚葬祭による需要は減ってきています。追い討ちをかけるように、コロナ禍の影響もありました。もちパイは、売れる品数を少しでも増やしたほうが良い、と考えて販売に至ったそうです。(もちパイの販売は、コロナ禍前から)

冠婚葬祭で利用される「じょうよ饅頭」

お菓子の技術と新しいアイデアで挑戦したいと思うひとへ

日名田さんは、お菓子作り全般に関する知識・技術を持っていらっしゃいません。そのため、専門学校へ通うなどして、”お菓子作りの技術を身に付けたひと”に引き継いで欲しい、と望んでいます。

また、お餅は日持ちしないため、販売できる商品の種類が限られてしまいます。引き継ぎ後の経営を考えたとき、新しい商品を開発できる技術やアイデアを持つひとが、後継者に向いているといえるでしょう。

厨房内の様子

日名田さんは、店舗や設備の引き継ぎだけでなく、建物全体を引き継ぐひとを探しています。

建物内部は、1階部分は店舗と厨房、2階は住まい部屋、3階は倉庫になっています。日名田さんご自身も、以前は2階で住んでいました。今でも繁忙期になると、寝泊まりすることがあるそうです。

ちなみに、屋上へ登ると、広大な海と立山連峰を眺めることができます。日名田さんは、夏になると、ひみまつりの花火大会を見るのが楽しみだったのだとか。

3階の倉庫部分

日名田屋餅店さんの建物は、職住一体で暮らすことができるため、氷見市へ移住して創業したいと考えているひとに対してもおすすめです。

氷見市では、そのようなひとに向けたサポートが充実しています。氷見での住まい・暮らしに関することは「氷見市IJU(移住)応援センター・みらいエンジン」が、創業や経営に関することは「氷見市ビジネスサポートセンター・Himi-Biz」が、親身になって応援します。

氷見で暮らしていく強い思いを

冠婚葬祭の需要は減ってきているものの、お菓子は、人生や季節の節目に欠かせないものとして、今でも扱われています。つまり、お菓子作りは、地域の人びとと関わる接点が多いかつ長い仕事、と言うことができるでしょう。

日名田屋餅店さんも、常連のお客さんの利用が多く、世代を超えた繋がりが続いています。

だからこそ、日名田さんの一番の願いとして、「地元の氷見を大切にして、氷見で暮らしていく強い思いを持ったひとが引き継いで欲しい」とおっしゃっていました。

創業65年以上の日名田屋餅店さんが積み重ねられてきた、”地域との信頼関係”も引き継ぐひとを、お待ちしております。

文/写真:TomorrowWorks.編集部
住まい・暮らしに関するサポート:氷見市IJU(移住)応援センター・みらいエンジン
創業や経営に関するサポート:氷見市ビジネスサポートセンター・Himi-Biz

事業者情報

商号 (有)日名田屋餅店
所在地 〒935-0015 富山県氷見市伊勢大町1-11-49
代表者 日名田 興一郎
創業 昭和30年頃。平成6年1月6日に(有)へ変更
業種 菓子製造販売
従業員 4名(代表者+パート3名)
営業時間 8:00〜18:00
定休日 毎週水曜日
応募条件 3階建ビルの校正は、1階が店舗と厨房、2階が居住スペース、3階が倉庫です。店舗機能や設備だけでなく、建物全体を引き継ぐ方に応募してきて欲しいです。職住一体での経営も可能なため、「氷見で暮らしていく強い思いを持った方」への引き継ぎを希望します。
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