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札幌から車で1時間以内。温浴施設付きキャンプ場を経営する「北海道アグリ&リゾート株式会社」が後継者を募集!
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目次 :
自然の中、入浴も楽しめるキャンプ場
北海道札幌市に接する当別町(とうべつちょう)の「北海道ふくろう乃湯リゾート」はキャンプ・温浴施設・飲食・農業事業を展開しており、北海道アグリ&リゾート株式会社が運営しています。
閉鎖された温泉施設を事業再生する形で2021年4月にオープンした同施設は、主にファミリー層向けのキャンプ場として利用されています。広さは、農地も合わせると23,000㎡ほどの敷地面積を誇ります。
札幌市中心部から車で1時間弱の場所にあり、程よい距離感で気軽にアウトドアを満喫できる点は大きな魅力です。また、飲食事業として敷地内で冷凍餃子を販売しているほか、道中には複数のコンビニエンスストアもあり、キャンパーにとっての買い出しにも便利な立地となっています。
キャンプ場は森に囲まれているだけでなく大きな池もあり、鴨や鯉を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる自然環境が整っています。そんな「北海道ふくろう乃湯リゾート」を運営する北海道アグリ&リゾート株式会社は、会社を引き継ぐ後継者を募集しています。
経営者の紹介
代表の日影恒次さんは行政書士として働く傍ら、他にも外国人人材紹介業を経営するなど幅広く事業を展開しています。「北海道ふくろう乃湯リゾート」としてこの施設を引き継いだのは、農業の様々な課題に対する想いがきっかけだったそうです。
日影さん「担い手の高齢化や就農人口の減少は当別町においても重要な課題です。新型コロナウイルスによる様々な影響があった中で農業をやってみようという考えに至り、土地を探していたところ知人から紹介されたのが、キャンプ場や入浴施設付きで広大な土地を有するこの施設でした」
当初はご自身でも農作業に取り組んだものの、思い通りにはいかない難しさを実感したといいます。
日影さん「200坪の農地に自分で肥料を撒いたり、雑草を抜いたりと手をかけてきましたが、素人や1〜2人のお手伝いさんだけで簡単にできるものではないと身に染みて感じました。農業を経験されてきたプロの方であれば、十分に活かせる土地だと思っています」
将来的には別で展開する外国人人材紹介事業と掛け合わせ、耕作放棄地を活用した農業の展開を考えていたものの、農業を担う人材確保の難しさに直面したのだそう。
しかしながら、キャンプ場経営を通じて心に残る出来事もあったと日影さんは話します。
日影さん「ご家族でキャンプ場を利用いただき、農地を活用したじゃがいも掘りや虫取りなどに夢中で楽しむお子さんを見ていると、すごく朗らかな気持ちになります。また、ここで眺める夜空の美しさは格別です。お客さんからも星の眺めについて感想の声をいただくことが多く、自然に直接触れて楽しめる点は大きな魅力です」
後継者を募集する理由と後継者への想い
日影さんが会社を譲渡する考えに至ったのは、複数の事業を進めていく中でなかなか手が回らなくなってきたという事情によるものだそうです。
日影さん「他に経営している事業が忙しくなり、昨年の後半くらいからこちらの事業に関わる時間を確保できない状況が続いていました。現地での人材確保の難しさという問題もあるため、今後はアウトドアや農業への深い関心がある方に、この施設を活かしていただくべきだと考えています」
ここまで3シーズンの運営を担ってきた日影さんが後継者の方へ伝えられる、お客さんを呼び込むために考えられる施策として、「さらに熟練のキャンパーに満足してもらえるような工夫をする」「設備投資をした上で温泉を整備する」といったポイントがあるといいます。
日影さん「承継後は、後継者となる方の希望通りに進めてもらえればと思いますが、設備や受付システムなどについて伴走での引き継ぎを希望される場合は対応できます。ご不明な点があれば、ご質問いただきながら引き継げると思っていただいて大丈夫です」
引き継ぎの条件と要件
日影さんは、株式譲渡による施設一式の引継ぎを希望しています。キッチンカー、セルフベンダー(無人販売機)、リース中の軽ワゴン車も引き継ぎの対象となります。
施設と土地は賃貸契約となっており、譲渡については大家さんにも話が通っている状態だそうです。農地については、地目が農地ではないので、農地法の許可が不要です。
譲り受ける方はこちらのキャンプ場19,500㎡と農地(雑種地)の20,300㎡に加えて、275号線沿いの土地約3,400㎡の合計43,200㎡も条件次第で売買が検討できるとのことです。
日影さん「キッチンカーのベースは軽トラで、中で調理も可能です。リース車は7年契約で、残り5年ほどの契約となっています」
従業員については通年では雇用しておらず、冬に入る11月頃で一旦契約を終了しているそうです。大学生のアルバイトが多いので、代表交代後も「また働かないか」という声がけはできると日影さんは想定されています。
あとを継ぐメリットと課題点
同社を引き継ぐメリットは、すでに整った環境があるのはもちろん、23,000㎡というサッカーコートに匹敵するほどの広い敷地面積があること。工夫次第で様々な活用方法が見込めます。
日影さん「後継者の方のアイデア次第で、周辺の遊休地も借り上げてさらに広い面積で事業を展開できる可能性もあるのではないでしょうか。私も当初はパークゴルフ場をやりたいと考えていたほどです」
一方で課題点として挙げられるのは、農地を活用する場合に大掛かりな整備が必要になる点だそうです。
日影さん「農地はあまり活用できていないので、葦などの雑草がびっしりと生えてしまっているという現状です。再生には2〜3年かかると言われていて、すぐに大きな利益を見込めないため、そのままになっているというのが正直なところです」
日影さん「キャンプ場を経営していますが、私自身アウトドアに関しては素人です。今後はキャンプ好きの方が経営を引き継いで、さらにどなたでも快適に使えるキャンプ場にしてもらえれば嬉しいですね」
札幌市から気軽に通える立地で北海道の自然を満喫できるという恵まれた環境を活かし、新たな挑戦をしてみませんか?
北海道当別町ってこんなところ
当別町は北海道・札幌市の北東部に位置し、札幌近郊の田園都市として、2023年現在約1万5千人が暮らしています。
40分〜50分程度で札幌市中心部までのアクセスが可能で、通学・通勤圏内のベッドタウンという一面も有します。
町北部の山間地帯には手つかずの大自然が広がっているほか、隣り合う石狩市のすぐ先には海が広がり、北海道の大自然を満喫できる立地になっています。
事業者情報
商号・屋号 | 北海道アグリ&リゾート株式会社 |
本店所在地 | 北海道当別町 |
設立年月 | 2020年7月1日 |
譲渡内容 | 株式譲渡(施設一式、キッチンカー、セルフベンダー、リース中の軽ワゴン車) |
譲渡理由 | 他の事業に注力するため |
譲渡後の関わり | 基本的には関与しない(引き継ぎ可能) |
メリット | 立地の良さ、広大な敷地面積 |
課題点 | 集客、活用できていない農地 |
求める買い手像 | キャンプが好きで、施設をうまく活かして活用してくださる方 |
許認可内容 | キッチンカー営業許可、飲食店営業許可、公衆浴場営業許可、食肉・乳類・食料・飲料販売許可 |
従業員数 | 0名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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