鳥取県倉吉市のレトロな街並みが人気のエリアで、陶芸体験ができる「赤瓦11号館陶芸館」が後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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鳥取県での事業承継にあたっては各種支援制度が活用できる可能性があります。
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鳥取県事業承継関係補助金
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目次 :
赤瓦11号館陶芸館について
鳥取県倉吉市にある「白壁土蔵群」は、レトロな街並みを楽しめると観光にも人気のエリアです。倉吉市では伝統的な街並み活用による「まちの再生」を目的に、平成9年に株式会社赤瓦が設立されました。
以降、官民連携、官民共働により観光町づくりに取り組み、重要伝統的建造物群である白壁土蔵群を観光スポットとして、店舗などを順次「赤瓦◯号館」として指定を行っており、現在は1号館から18号館まであります。
その白壁土蔵群周辺にあるのが、「赤瓦11号館陶芸館」。レトロな空間で、打吹焼(うつぶきやき)の陶芸体験ができるということもあり、人気スポットとしてメディアに取り上げられることも多い工房です。
そんな赤瓦11号館陶芸館が、施設の運営を担う後継者を募集しています。
経営者の紹介
赤瓦11号館陶芸館を運営するのは、会社経営者だった⼩倉宏紀さん。陶芸とは関係のない事業を行っていた⼩倉さんは、平成18年の10月に、経営していた会社を畳みました。
⼩倉さん「会社を閉じたあと、老後の遊び場として何かやりたいと思っていてね。今の場所が空き家になったという情報を聞いたので、そのとき習っていた陶芸がいいんじゃないかということで工房を始めたんです」
当初、現在の陶芸館は陶芸の先生や⼩倉さんの仲間たちとの「遊び場」としてしか考えていなかったそうです。しかし、思いがけないことが起こります。
⼩倉さん「陶芸館の前を通る人が『陶芸をやらせてもらえるんですか?』と聞いてくるんですよ。そういうこともあって、慌てて看板を作ってね(笑)。私はもともと、倉吉の観光に携わる企業の世話役をやっていました。そのため、観光支援の一助として空き家を活用した取り組みをしたいという想いもあったんです」
「老後の遊び場」が一転、観光スポットに。体験施設として運営をしていく中で、テレビや新聞社から取材依頼が入るだけでなく、業界紙にも取り上げられるほど注目を集めたといいます。
⼩倉さん「そんなこともあったから、辞めに辞められなくなってしまった(笑)。陶芸館を始めて、もう18年ほどになりますね」
体験教室としての運営を始めた当時、陶芸体験の費用はわずか500円から1,000円だったそう。しかし、それでは採算が取れず値上げを行ったと⼩倉さんは話します。
⼩倉さん「現在は2,500円の費用を頂いていますが、それでも業界の中では安いほうだと思います」
後継者を募集する理由と後継者への想い
小倉さんが、今回後継者を探すことになった大きな理由は年齢的なことからでした。
小倉さん「私も70歳をこえて、体力がなくなったことが大きいですね。陶芸で使う粘土を練る際も腰が痛くなったりしています。まだできないことはないんですが、いつどうなるか分からないといった不安は抱えています。なので、出来なくなってしまう前に手を打ちたいと、今のうちに後継者を探そうと思ったんです」
このエリアは、平日でも観光客が多く訪れるそうです。そのため、小倉さんは未来の後継者に対してこんな想いを持っています。
小倉さん「陶芸が好きという気持ちよりも、お客さんを好きになれる方が良いですね。観光で来られる方に喜んでいただけるような、今のスタイルでの運営を受け継いでくれたら嬉しいです」
引き継ぎの条件と要件
今回の条件は、小倉さんの所有する店舗(ろくろ・電気釜などの機材を含む)と、隣接する駐車場の土地の売却、という形での事業承継となり、機材等すべてが揃っているため承継後はすぐに事業を⾏うことが可能です。
また陶芸未経験者でも、人によっては1か月ほどの期間があれば技術を習得できるそうです。ノウハウの伝授など、小倉さんが出来る限りのサポートをしてくださるといいます。
小倉さん「もちろん、その方の能力次第という面もありますが、勘の良い人ならば1か月で覚えられるのではないでしょうか。趣味でやられている方も歓迎ですよ。私も、ある日突然今の仕事を辞めたら生活のリズムが狂ってしまいますので(笑)。最初のうちは運営などのサポートができればと思います。もちろん後継者の方のご都合もあるでしょうから、そこの部分はご相談できれば嬉しいです」
ちなみに、現在の屋号である赤瓦11号館陶芸館という名前は残したほうが良いとのアドバイスもあります。
小倉さん「認知度が高いので、ここを使われるなら名前はそのままにした方がやりやすいかもしれませんね」
あとを継ぐメリットと課題点
今回、赤瓦11号館陶芸館を引き継ぐメリットは、観光スポットにある知名度の高い工房ごと引き継ぐことができるという点です。反対に、現在の運営方法では事業としての収益化に課題があるといいます。
小倉さん「他の陶芸家の工房も、後を継いでも運営が厳しいといった話を聞くこともあるんです。私の場合は年金があるのでやっていけますが、事業としてやっていけるのか?これだけで生活ができるのか?という不安はありますね」
そのため、今のやり方だけでなく、新しい運営スタイルの模索が必要となってくるかもしれません。とはいえ、訪れる人が多いエリアということもあり、引き継いだ当初から一定数のお客さんが来ることが予想されるのはこの場所ならではと言えるでしょう。
最後に小倉さんは「とにかく人が喜ぶ顔を見るのが好きだった」と話してくれました。
小倉さん「私よりも陶芸の知識を持っている上手な方はたくさんいますよ。私は、とにかくお客さんが喜んでくれる顔を見るのが好きでした。先ほども話しましたが、お客さんのことを好きになってくれる後継者が来てくれたらと思います」
老後の遊び場から観光スポットに、さらには縁結びに貢献する場所へと発展していった赤瓦11号館陶芸館。小倉さんの想い、そして訪れる人が笑顔になれる空間を引き継いでみませんか?
鳥取県倉吉市ってこんなところ
「人口最少県」である鳥取県の中部に位置する倉吉市。県の中部という立地もあり、海に山、市街地まで車でアクセスができる便利な環境です。
あまり知られていませんが、最寄の「米子空港」から「羽田空港」までは1時間30分で到着するなど、首都圏へのアクセスも悪くありません。飛行機の他、特急が走るJRや高速バスも発達しています。
倉吉市は江戸時代末期から戦前までに建てられた家屋や土蔵が多く残る歴史ある街並みや、日本名湯100選にも選出された「白金の湯」、星空保全地域としても有名です。
「住みよさランキング2022」(東洋経済新報社)で4位に選出されるなど、住みたい・住みやすい街としても注目を集めており、ゲストハウスを使用したお試し移住など、積極的な移住支援と取り組みを行っています。
事業者情報
商号・屋号 | ⾚⽡11号館陶芸館 |
本店所在地 | 鳥取県倉吉市新町1丁目2449 |
設立年月 | 2006年10⽉8⽇ |
譲渡内容 | 事業譲渡 |
譲渡理由 | 年齢 |
譲渡後の関わり | あり |
メリット | 知名度の高い工房を引き継ぐことが出来る。観光客の多いエリアにある。 |
課題点 | 事業としての収益化 |
求める買い手像 | お客様を好きになれる方、コミュニケーションを取れる方 |
許認可内容 | - |
従業員数 | 0名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
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