創業107年、北海道帯広市のレコード・CDショップ「浅原栄陽堂」が後継者を募集!
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目次 :
大正4年創業のレコード販売店
北海道帯広市にある広小路商店街の一角に、大正4年創業のレコード・CDショップ「浅原栄陽堂」があります。現在、4代目の店主・吉田克司さんがオーナーを務めており、主にレコードとCDの販売を手掛けています。
今年で創業107年になる同店は、北海道一の老舗レコード販売店で、日々、音楽を愛する人が訪れています。
今回、そんな歴史ある「浅原栄陽堂」の後継者を募集しています。
経営者の紹介
店主の吉田さんは現在、74歳。もともと、お店は電気製品や文化的雑貨も販売していたそう。吉田さんの代になってからは時代に合わせ、レコード、ミュージックソフトなどの販売に力を入れてきたといいます。
そんな「浅原栄陽堂」の最大の特徴は、吉田さんに相談をしながら購入するものを選ぶお客さんが多いこと。
吉田さん「実は、私は音楽にさほど詳しくないんですよ。なので、お客様と勉強をするという気持ちで、ここまで営業をしてきました。お客様からアーティストの情報を教えていただいたり、反対にこちらが知っている知識をお教えしたりしながら営業を続けてきたんです。僕が4代目として店を引き継いだときは、ちょうど日本でCDが発売されるようになった年でしてね。徐々にレコードが廃盤になっていきました」
時代の流れに沿ってレコードが少なくなっていく中で、とあるレコードを求めて1名のお客さんがやってきたといいます。
吉田さん「そのお客様に、『そのレコードは廃盤になりました』と伝えたら、別の店にはあったようで『あそこのお店にはありましたよ』と言われたんです。でもウチにはなかったので、そう伝えたら『私はあなたから買いたいんだ。ないなんて言わないでくれ』と言われましてね。うれしかったですよ。
他にも、お客様が欲しいレコードの品番が分からない時、お客様がわざわざ別の店で番号を調べてきて教えてくれて(笑)。『番号はこれです!これで取り寄せてください』ってね。本当にありがたいことです」
浅原栄陽堂と吉田さんはお客さんと共に営業を続けてきたのです。
後継者を募集する理由と後継者への想い
今回、「浅原栄陽堂」が後継者を探す理由は「時代の変化」にありました。
吉田さん「業界全体に言えることですが、今はデジタルの普及が進み、配信に押されてしまっているのが現状です。CDやDVD等のパッケージ物は厳しい時代に突入しています」
そのため、吉田さんは「新しいものを取り入れる姿勢でお店を継いでもらいたい」と語ります。
吉田さん「『浅原栄陽堂』の名前を継いでくれたら一番嬉しいですけど、屋号は変更しても問題ありません。今の『浅原栄陽堂』のやり方にプラスして、何か新しいことができる若い方にあとを継いでいただきたいと思っています」
引き継ぎ条件と要件
「浅原栄陽堂」を引き継ぐ場合、レコード会社との契約の関係でレコードやCD、リース品の引き継ぎは要相談となります。希望の譲渡方法は、建物・土地・在庫全てを譲渡する場合「株式譲渡」となります。
なお、場合によっては建物・土地のみを賃貸という形で貸し出すことも可能です。レコード等はすべて処分し、居抜きでの譲渡も可能。後継者に合わせて柔軟に対応ができます。
吉田さん「先程もお話しましたが、私としては新しいことに積極的に取り組んでくださる方に来てもらいたいです。レコードとCDだけでは厳しい時代なので、例えば、ゲームやeスポーツのような、今ウチが販売しているCD、DVD、ブルーレイに繋がった新しい販売方法、商品に挑戦して欲しいなと希望しています。そして、そのような方が『浅原栄陽堂』の名を継いでくれたら、なおのこと嬉しいですね」
この建物には2階もあるため、小売だけではない新しい展開にもチャレンジしやすい環境が整っています。
吉田さんは「邪魔にならない程度にアドバイスはします(笑)」と謙遜しますが、長年お店を運営していた吉田さんから教えを請う機会はそうないでしょう。また、吉田さんはジャズや演歌に明るいため、その知識を得られることは若い後継者にとって素晴らしい環境と言えるはず。なお、アドバイス等に関しても後継者の希望を優先して考えてくださるということです。
あとを継ぐメリットと課題点
「浅原栄陽堂」の後継者になるメリットは、歴史のある道内一の老舗レコード店を引き継ぐことが出来る点です。音楽好きの人にとって魅力がありすぎる環境といっても大げさではないでしょう。
反対に、今はデジタルの時代。「浅原栄陽堂」の常連さんは年齢層が高いとのことで、レコードを愛するコアなファンは一定数存在します。しかし、時代に合わせた販売方法の変化は必要です。
また、引き継ぐ際に一つ注意点があると言います。
吉田さん「建物は平成5年に改装しており、建物自体はしっかりしているのですが、隣の建物と壁がくっついているんです。そのため、土地を含めた売買となる場合は注意が必要かもしれません」
常連客にとってなくてはならない存在である浅原栄陽堂。100年以上続く老舗CD・レコード店を引き継いでみませんか?
北海道帯広市ってこんなところ
帯広市は、北海道東部の十勝地方のほぼ真ん中位置した、人口17万人(2021年1月)が暮らす地域です。
全国でも有数の大規模経営の畑作・酪農地帯として知られ、市域の約6割を占める中央部・北東部の平地の約半分が農地という、他の地域では考えられない特徴を持っています。
北海道といえば「グルメ」を想像する人も多いと思いますが、帯広市は「豚丼」「スイーツ」といったご当地グルメの人気が高く、観光客が多く訪れる地域です。
UIJターン・新規就業への支援も充実しており、広大な自然でのんびりとした生活を希望する移住者も年々増加しています。
事業者情報
商号/屋号 | 浅原栄陽堂 |
所在地 | 北海道帯広市 |
設立年月 | 1915年4月 |
譲渡内容 | 株式譲渡・居抜き等、要相談 |
譲渡理由 | 時代の変化に対応が難しくなったため |
譲渡後の関わり | 後継者の方にご希望に応じます |
メリット | 100年以上続く老舗店舗を引き継ぐことが可能 一定の常連客がいる |
課題点 | デジタルの時代に合わせた経営方法を模索する必要がある |
求める買い手像 | 新しいことに挑戦できる若い方 |
許認可内容 | 特になし |
従業員数 | 事業主とご家族 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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