【譲渡金額変更】低糖質の美味しさを追求する宮崎県延岡市「BLUE OWL」の店舗を居抜きで引き継ぐ方を募集！

糖質制限している方でも食べられるお菓子

宮崎県延岡市の南部、県道沿いの好立地に位置する「BLUE OWL（ブルーオウル）」は、テリーヌやスコーン、ケーキなどを取り揃える地域で人気の菓子店です。店内にはカフェスペースもあり、ドリンクとともにスイーツをその場で食べられます。

一番の特徴は、低糖質専門店であること。全てのお菓子に、素材にこだわった天然の甘味料を使用しているため、糖質を制限しなければならない方でも安心して食べられるお菓子を提供しています。

低糖質のお菓子を専門で提供することになったきっかけは、店主の菊池さんが1型糖尿病を患っていることでした。先天的な病によって糖質が制限される菊池さんに対し、奥様が「菊池さんでも食べられるお菓子を作りたい」と考え動き出したことが始まりだったそうです。

菊池さん「僕が20歳の時に発症して、1日4回インスリンの注射を打つ生活を続けています。妻が僕でも食べられるお菓子を作るためにとお菓子作りを学び、1人でお店をオープンしたのが最初です」

現在では宮崎市内にも店舗を持つ「BLUE OWL」ですが、菊池さんは延岡本店を閉店し、物件を受け継ぐ方を募集することを決めました。

経営者の紹介

「BLUE OWL」の立ち上げは、2015年7月にさかのぼります。当初はケーキ店でのアルバイト経験があった奥様が、1人でお店を回していたそうです。その後、菊池さんも携わるようになり、2018年には2店舗目の出店に至ります。

菊池さん「初めのうちはレシピの開発に苦労しました。自分たちで材料を見つけ出し、試行錯誤を繰り返しながら低糖質で美味しいお菓子をつくるのは大変でしたね」

そのような忙しい日々の中でも、お客様との心に残るエピソードもあったそうです。

菊池さん「未経験でのスタートだったにもかかわらず、オープン初日からお客様にお越しいただいたことは今でも印象に残っています。また、低糖質を専門にしているからこそ、県外の催事でご購入いただいたお客様から後日感謝の電話があった時は嬉しかったですね」

また、菊池さんはこの事業を通じて、持病への向き合い方にも変化があったと話します。

菊池さん「先天的な1型糖尿病の存在を知らない方も多いため、糖尿病という病名はできるだけ言いたくないと思っていました。しかし今では、低糖質専門店を手掛けているからこそ自分の病名を口に出せるようになりました。私たちの作るお菓子で、ご病気の方やダイエット中の方に寄り添う事ができればいいなと思っています」

後継者を募集する理由と後継者への想い

そんな菊池さんですが、約9年間営業を続けてきた「BLUE OWL延岡本店」を閉店し、2024年2月からは宮崎市内の店舗だけで営業することを決めています。

菊池「その場所にいない中で指示を出さなければいけない多店舗経営の難しさを感じていて、そこにスタッフの退職も重なり、閉店を決意するきっかけになりました。宮崎市に全て集約したほうが何かと都合がいいという面もありましたね」

菊池さんは、引き継ぐ相手として、この店舗を利用して飲食店を経営したい方へお渡ししたいと考えています。

菊池さん「延岡を盛り上げたいと考え、うちのお店の雰囲気にも合うような、常連さんを大事にする方に引き継いでもらいたいと思っています。今ある機材や備品をそのまま活用してすぐに開業できるので、例えば今は店舗を持たずにマルシェなどで出店している方には一番おすすめだと思います」

引き継ぎの条件と要件

引き継ぎの対象になるのは、賃貸契約となっている店舗物件と、オーブンや冷蔵冷凍庫などの厨房機器、食器類、ショーケース、飲食用のイス・テーブル、エアコン、倉庫兼休憩室、調理作業台など。エアペイやエアレジなども引き継げるのですぐに営業が始められます。

現状の家賃は10万円で、店前の駐車場4台分も含めての金額となっています。また、別で近隣に従業員用の駐車場を月額6,000円で借りているそうです。譲渡金額は150万円を希望しており、主に機材等の譲渡物に対する費用となっています。

また、居抜き譲渡希望で後継者への事業承継ではないため屋号やメニューなどの引き継ぎは予定していません。

菊池さん「レシピを教える時間も無いため、物件や備品の譲渡だけを想定しています。いくつかのメニューはレシピを書き出してお渡しするくらいならできるかもしれませんが、基本的にはご自身の手で新たに飲食店を経営したいと考えている方が向いていると思います」

菊池さんが話す通り、現在マルシェ等に出店している方が店舗を構えてチャレンジする場合、初期投資が抑えられるため好条件と言えるのではないでしょうか。

あとを継ぐメリットと課題点

最後に、この場所で飲食店を営業するにあたってのメリットについてうかがいました。

菊池さん「メリットは、BLUE OWLにお越しいただいていたお客様に『次はどんなお店ができるんだろう』と注目していただけることです。また、大きな通りに面している立地の良さや、何年もこの場所で営業を続けてきたからこその地域からの信頼もメリットだと言えると思います」

食べるものの制限がある方の選択肢を広げ、希望を与えてきた「BLUE OWL」から店舗を引き継ぎ、延岡を盛り上げるお店づくりに挑戦してみませんか？

宮崎県延岡市ってこんなところ

宮崎県北部の中心を担う延岡市は、古くから工業都市として栄えてきました。

一方で地理的には山、川、海を擁する自然豊かな一面も持っており、市の北西部は「祖母傾国定公園」として、海岸は「日豊海岸国定公園」として指定されています。

自然を活かしたアクティビティや工業地帯が形作る夜景も延岡市の魅力のひとつとなっており、観光面でも根強い人気があるまちですよ。

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