大阪で学んだ味を提供して40年。北海道遠軽町のお好み焼き店「ぼんたん鉄板焼」が後継者を募集!
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目次 :
夫婦二人三脚でたどり着いた40周年
北海道紋別郡遠軽町、遠軽駅から徒歩8分ほどに位置する「ぼんたん鉄板焼」は、40年もの長きにわたってこの町で営業を続けてきたお好み焼き屋さんです。1983年の創業以来、夫婦2人で切り盛りしてきました。
名物のお好み焼きは、開店からずっと変わらないレシピ。他にも和・洋・中様々な居酒屋料理を提供しており、地元客は幅広いメニューを楽しみにして通っているそうです。
5年前、駅前の再開発に伴い現在の場所へ移転したという「ぼんたん鉄板焼」。家族連れから女性1人でお越しになる方、観光やドライブの合間に立ち寄る方など、色々なお客様が訪れています。
そんな深い歴史を持つ「ぼんたん鉄板焼」ですが、店主の阿部さんはこのお店を引き継ぐ方を募集することになりました。
経営者の紹介
大阪で調理師として経験を積んできたという阿部さん。元々、将来的には自立して仕事をできるようになりたいと考えていたそうです。
阿部さん「調理師を志し、食いだおれのまちである大阪の調理師学校で学びました。そのときに有名なお好み焼き店でアルバイトをしていた経験が、現在に繋がっています」
卒業後、一度は大阪で就職して、調理職では副料理長まで勤めましたが、だんだんと「自分のお店を持ちたい」という気持ちが強くなり、北海道へ戻る決心をしました。
阿部さん「開業する前に、北海道や遠軽町にはどのような飲食店が多いのかを調べました。すでにたくさんあるジャンルのお店を新しく始めても商売にならないと考えていた中で、当時お好み焼き店はまだ少なかったため、経験を活かして独立することを決めたんです」
開業から3年ほどの間、阿部さんは1日中お店に立ち続けていたと言います。
阿部さん「立ち上げの頃は借金もあったので、午前11時に開店してから夜中の1時頃まで営業していました。今考えると夢のような売り上げ額を達成していて苦労している感覚こそなかったものの、肉体労働の時間は本当に長かったですね」
また、食材の仕入れにはこだわりを持って取り組んで来られたそうです。
阿部さん「お客様はオホーツク海で水揚げされる鮮度のいい魚介類を普段から召し上がっているので、冷凍の食材はあまり使えませんでした。特に始めの頃は、ほぼ生で天然のものばかり仕入れていましたね。また、お好み焼きの小麦にもこだわっていますが、値段は倍近くに跳ね上がっていても提供価格を簡単に上げられないので難しいところです」
お客様の中には親子何代にも渡って来店される方や、遠軽を離れたものの帰省などの機会に再び立ち寄ってくれる方も多いそうで、「ふるさとに帰ってきた時にこの店があると思ってもらえることが一番嬉しい」と阿部さんは話します。
後継者を募集する理由と後継者への想い
長年にわたって「ぼんたん鉄板焼」の営業を続けてきた阿部さんが後継者募集に至ったのは、新型コロナウイルスや人口減少などの影響により、今までと同じように営業を続けることが難しくなったことがきっかけでした。
阿部さん「人口も減っている中で、コロナがあまりにも長く続いてしまい、売上も落ち込んで事業の引き継ぎを考えるようになりました。感染症が流行する中、複数人でシェアをして食べるようなお好み焼きは厳しく、今でも影響は続いています」
今後この店舗を引き継ぐ方にはお好み焼きにこだわらず、自由に設備や道具を活かして営業してほしいと阿部さんは話します。
阿部さん「それでも、将来的に粉ものを提供したいという方がいれば、僕が持っているノウハウは全て伝えて、応援したいと思っています」
引き継ぎの条件と要件
承継の対象となるのは、土地(駐車場込)と住宅兼店舗のほか設備や機材一式です。売買または賃貸いずれかの形式での譲渡を考えています。
阿部さん「国道に面した120坪ほどの土地の中で建物は約30坪です。10台ほどの駐車が可能で、今のところ近隣に雪捨て場もたくさんあるため、安心してご利用いただけます」
店舗は5年前に新築されており、鉄板カウンターやストーブなどの一部を除き、道具も移転の際にほぼ新調されているそうです。
店名については、阿部さんとの間で相談の上「ぼんたん鉄板焼」の屋号を承継することも可能ですが、変更も問題ありません。
あとを継ぐメリットと課題点
承継するメリットの一つは、この道のプロフェッショナルである阿部さんからノウハウを引き継げる他、仕入れ先などの関係先を紹介いただけるため、一から開拓する必要がない点です。
阿部さん「お店の味は、その人そのものだと思っています。僕はあくまでも基礎的な部分として、あとを継ぐ方がやりたいこと、表現したい味があるようなら、『豚骨はこうやって出汁を取るんだよ』などと細かなノウハウを全てお伝えできます。どんどん聞いていただければと思っていますよ」
課題点は北海道という土地柄を理解する必要がある点とコロナの影響です。
阿部さん「やはり、冬になると毎日雪かきをしなければならず、それが一番大変です。ただし新品で買った除雪機があり、これも譲渡するものに含んでいるのでお使いいただけます」
また、阿部さんは、客足がなかなか戻らないという点も課題として挙げられました。
阿部さん「コロナが落ち着いてきたとは言え、全盛期のようには戻っていません。ただ、新しい道の駅がオープンしたり、徐々に外国人観光客が増えてきていたりと、期待を持てる要素も少しずつ増えてきていますよ」
遠軽の地で40年間、地元の方の心を温める料理を提供し続けてきた阿部さんの「ぼんたん鉄板焼」を引き継いで、お客様の帰ってくる場所となる飲食店づくりを目指してみませんか?
北海道遠軽町ってこんなところ
北海道の北東部、オホーツク管内の内陸側に位置する遠軽町は、広大な山地と複数の河川を擁する自然豊かなまちです。
令和5年現在、人口は1万8千人ほどで、札幌市からは車や電車で3時間半ほどの距離となっています。最寄りの紋別空港までは車で約40分と、東京からはスムーズにアクセスが可能である点が特徴です。
町南西部の「白滝ジオパーク」は2010年に日本ジオパークとして認定され、日本最大の黒曜石産地など自然が創り出した多くの見どころを有しています。
事業者情報
商号・屋号 | ぼんたん鉄板焼 |
本店所在地 | 北海道紋別郡遠軽町大通北3丁目2-97 |
設立年月 | 1983年 |
譲渡内容 | 建物、機材一式 |
譲渡理由 | コロナ、人口減少による環境の変化 |
譲渡後の関わり | 希望される場合は調理に関して指導可能 |
メリット | 仕入先を引き継げる 調理の指導を受けられる |
課題点 | 冬季の雪かき 来店数が全盛期よりも減少している |
求める買い手像 | こだわりはないが、若い方や粉もの料理を提供する方はメリットが多い |
許認可内容 | 飲食店営業許可 |
従業員数 | 夫婦で営業 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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