竹垣などの資材となる竹材の製造・販売を手がける、熊本県あさぎり町の「肥後竹材」が後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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こちらの案件は熊本県あさぎり町との連携案件です。
「あさぎり町移住定住促進奨励事業補助金」、「あさぎり町商工業店舗改装及び新増築助成事業」、「事業承継補助金」の補助金が適用となる可能性がございます。適用には条件があり、審査が入る場合もございますのでまずはお問合せください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
竹材の製造・販売などを手がける
熊本県の南部に位置するあさぎり町で、50年以上にわたり竹材を取り扱っている「合資会社 肥後竹材(以下、肥後竹材)」。国道219号線沿いの利便性の良い立地で、造園や店舗内装などに利用される竹の半加工品の製造・販売を行っています。代表の久保尚人さんは2代目で、「肥後竹材」はお父様が昭和47年に創業されました。
久保さん「創業当初は、ビニールハウスの骨材の製造販売をしていたそうです。ビニールハウスの骨材といえば今では金属製ですが、当時は割竹を使っていたんですよね。また、昔はカゴやざるなど生活材の中心は竹だったことから、そういった需要も大きかったようです。
現在は、料亭や宿にある建仁寺垣と呼ばれる竹垣の資材や、竹製ものさしの材料などを用途とする竹材を製造しています。少し変わったところでは、宮崎県の特産品である干し大根を作るのに使う、収穫した大根を寒風にさらすための「大根やぐら」の資材となるやぐら竹の仕入れ販売も行っています」
以前は地元の竹を材料としていましたが、伐採業者が少なくなってしまったことから、現在では主に宮崎県の業者から仕入れていると久保さんは話します。しかし、その材料となる竹も多くを確保することが難しくなり、最近では竹製品の仕入れ販売が事業の主体となってきました。
経営者の紹介
大学を卒業後、京都で卸売業に携わっていた久保さん。昭和60年に「肥後竹材」へ入社し、平成8年にお父様から事業を承継しました。
久保さん「もともと熊本へ帰ってくるつもりで京都で働いていました。私が入社した当時は今よりも会社の規模が大きく、従業員は8人ほど。しかし、平成に入ってからは中国製品や竹の代替となるプラスチック製品が市場へ大量に出回るようになり、売上がずいぶんと下がってしまいました。
それからは会社の規模を縮小したり、取り扱う品物を広げたりして利益率を守るために注力しました。また、県の産業技術センターに相談して、効率化のために工場のレイアウト見直しなども実施しましたね。売上よりも利益率をアップさせることを経営方針としてきました」
後継者を募集する理由と後継者への想い
久保さんが事業承継を考えるようになったのは、ここ10年ほどの間です。ご自身が年齢を重ね、身内に後継者がいないことから、何か手立てを講じなければと考えていました。
事業に興味があるという方から問い合わせをいただくことがありますが、まだ承継には至っていないのが現状です。
久保さん「竹山に入って伐採することもありますから、体力を使います。
また、聡明な方であってほしいです。しっかり利益を求めた上でお客様に喜んでもらえる商品の提供という付加価値をプラスできることが大事だと思います」
引き継ぎの条件と要件
久保さん「土地を売買譲渡する場合はそれに準じた金額にできたらと考えています。購入は資金面で難しいという場合は、賃貸でもかまいません。その他、譲渡の条件については相談しながら決めていけたらと思っています。工場は設備が揃っているので、すぐ事業をはじめられる状態です。
承継後は、希望があれば私がしばらく残って指導も可能です。もちろん取引しているお客様は紹介しますので、販路は心配ないのではないでしょうか。また、敷地内には太陽光発電設備も設置しており、譲渡物に含まれております」
本案件はあさぎり町との連携案件になりますので、地域おこし協力隊としての採用も可能です。その場合は肥後竹材の事業承継をミッションをメインに地域で活動してもらいます。
あとを継ぐメリットと課題点
「肥後竹材」を承継するにあたって大きなメリットは、竹材というニッチな資材を扱っていることによる強みがある点です。
久保さん「竹材を扱う業者はあまり多くありませんから、価格を自分で決めて販売することができます。お客様からも重宝されていると感じますし、頼りにしてもらえています。『跡継ぎはどうなりました?』などと尋ねられることもあり、事業の継続を求められていると感じています」
承継するにあたって特に大きな課題点はないと思うものの、強いて言えば、先述したように体力が必要だという点が挙げられると久保さんは話します。
「山に入って竹を切り出し、運び出す仕事を常にしなければならないわけではありません。しかし、必要に応じてそういった業務にも対応できなければ難しいと思います」
時代が変わって竹材の需要は減ってきているのが現状ですが、竹ならでは存在感や経年変化を楽しめるといった魅力は、現代でも多くの人を惹きつけるものです。久保さんは社会の変化に柔軟に対応しながら、お父様から引き継いだ事業を大切に育て上げてきました。次はあなたの力で「肥後竹材」の新たな可能性を引き出してみませんか?
熊本県あさぎり町ってこんなところ
熊本県あさぎり町は、宮崎県との県境の山々に囲まれた盆地の中央に位置し、朝の幻想的な霧が美しいことに由来してこの名がつきました。
盆地の特徴である昼夜の寒暖の差が激しいところであるため、果物や野菜が豊富にとれるなど農業が盛んです。また、良質な水に恵まれた古くからの米どころであり、日本の米焼酎の代表的生産地でもあります。
あさぎり町では、球磨地域の中央部に位置することから、飲食店を中心とした商工業や農業が盛んですが、若年者を含む全体就業者数が減少。農業後継者の育成と企業誘致等の雇用対策による就業人口の確保が今後の課題と考えられています。
第三者事業承継の推進に向けては、2023年10月からrelayを運営する株式会社ライトライトと連携し、後継者候補の募集、移住の受け入れから事業の引き継ぎまで全面的にサポートしております。
事業者情報
商号・屋号 | 合資会社 肥後竹材 |
本店所在地 | 熊本県球磨郡あさぎり町 |
設立年月 | 昭和47年 |
譲渡内容 | 竹材事業の譲渡(土地に関しては売買or賃貸相談可) |
譲渡理由 | 身内に後継者がいないため |
譲渡後の関わり | 希望に応じて指導も可能 |
メリット | 竹材業者は少なく、希少性が高い |
課題点 | 体力が必要 |
求める買い手像 | 体力があり、ビジネス的な発想ができる方 |
従業員数 | 3人(パート従業員含む) |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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