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48年間続いた国道沿いの老舗。福島県三春町の「お食事処ふる里」が後継者を募集!
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目次 :
約半世紀、夫婦で作り続けた料理
福島県田村郡三春町の国道沿い、「船引三春インターチェンジ」からほど近くに位置する「お食事処ふる里」は、48年もの長きに渡ってこの地で営業を続けてきた食堂です。
店主の佐久間優さんは74歳、奥様のあけみさんは70歳を迎えられた今もなお、お店の休みは月2回ほどしか取らないのだそう。毎日お客様へ料理を提供し続けています。
ご夫婦のほか、パートさん2名の計4名で切り盛りしている同店の特徴は、なんといっても幅広いメニューです。
優さん「うちではラーメンやそばだけではなく、定食やうどん、そして地域の特産品である『三春そうめん』まで、たくさんのメニューを提供しています。お客様の要望に応える形でどんどんメニューが増えていき、何十年も繰り返し作っているうちに今の形になりました」
お店を訪れる客層は幅広く、サラリーマンやファミリー層まで県内外から様々な方がお食事を楽しまれるのだそうです。近くには工業団地もあるため、出入りする事業者の方が昼食のために立ち寄ることも多いといいます。
この地域の方にとっては、もはやあって当たり前の存在とも言える「お食事処ふる里」ですが、佐久間さんご夫婦はこの度お店を引き継ぐ方を募集することになりました。
経営者の紹介
元々はウェイターや農業資材の卸会社などの仕事に就いていて、調理の世界とは無縁だったという優さん。「お食事処ふる里」の開業に至ったのは27歳の時だったそうです。
優さん「それまでの仕事ではなかなか先の見通しが立たなかったので、私の両親とも話し合って飲食店を開くことに決めました。まずは開業して、営業を続けながら調理師免許を取得したんですよ」
調理の経験が無かったため、初めのうちは苦労が多かったとお二人は話します。しかし、元々栄養士資格を持っていた奥様のあけみさんも後に調理師免許を取得し、お店を切り盛りしつつお客様の好みに合わせてメニューを増やし続けました。
その後、近くに高速道路のインターチェンジが造られたことをきっかけに、一気にお客様の数が増えたのだそう。観光客が多い桜の季節には、なんと2分で1食を作り続けるほど忙しい日々が続いたそうです。
あけみさん「印象に残っているのは、お客様が帰るときに『美味しかった』と声を掛けてくれることです。満足して帰ってもらえることが一番うれしいですね」
後継者を募集する理由と後継者への想い
佐久間さんご夫妻が人生の半分以上を捧げてきた「お食事処ふる里」の後継者募集に至ったのは、優さんのご年齢や身体の不調がきっかけだったそうです。
優さん「実は昨年からフライパンを持つことができないようになり、お医者さんから『治すには仕事を辞めなさい』と言われるようになってしまいました。子供は3人いますが店を継ぐ意思はないので、閉業することを決めたんです」
そんなお二人ですが、新たに後継者となる方に対して希望する条件は特に無いと話します。
優さん「私は完全に身を引くつもりでいますが、引き継ぐ方がもしも望まれるのであれば、私が健康なうちはサポートすることもできますよ」
優さんはご自宅も近いことから、レシピの指導などを希望される場合は協力したいと考えておられるそうです。
引き継ぎの条件と要件
「お食事処ふる里」は店舗のほか、以前使用していた宴会スペースに加え、建物内で生活できるような部屋も併設しています。譲渡にあたっての具体的な希望条件は、建物が売買、土地は賃貸となります。
引き継ぎの対象となるのは、土地と建物(店舗のほか蔵・物置を含む)、厨房機器に関してはリース契約となっている一部の冷蔵庫、冷凍庫を除いた機材一式です。店舗はお店として営業しているスペース以外にも、脱衣所やシャワー室、和室2部屋(4畳・6畳)と、洗濯機、ガス乾燥機が備え付けられています。
敷地内にある蔵は、1階が物置と4畳半の和室、2階が6畳の和室2部屋となっており、この他にもう1つ物置があります。屋号やレシピについては、後継者が希望する場合引き継ぐことは可能ですが、必ずしも引き継がなければならないものではありません。
また、優さんは現在取引がある事業者についても、後継者が希望する場合は紹介したいと考えているそうです。
あとを継ぐメリットと課題点
優さん「国道沿い、インターチェンジ近くという立地の良さもありますが、48年間続けてきたことによってたくさんのお客様に覚えていただいていることが一番のメリットではないでしょうか。特に、メニューまで引き継いでいただく場合は、より多くのお客様も引き継ぐことができるのかもしれません」
そして反対に、長年このお店で仕事を続けてきたお二人だからこそ感じる課題点について次のように話します。
優さん「建物の古さはどうしても課題になるかもしれません。築48年なので、今後メンテナンスが必要になってくる可能性はあるでしょう。『店舗が広すぎる』という意見をいただくこともありましたが、それは引き継ぐ方の考え方次第だと思います」
また、敷地内の植木については、これまで優さんが自身で手入れされてきたのだそうです。後を継ぐ方が負担になるようなら切ってしまったほうが良いだろうとのこと。
福島県中通りで半世紀近くにわたり、たくさんのお客様の思い出となってきた「お食事処 ふる里」。このお店を引き継ぎ、あなたなりの憩いの場所づくりに挑戦してみませんか?
福島県 田村郡 三春町ってこんなところ
福島県中通りのほぼ中央に位置する、田村郡三春町は、2023年現在人口1万6千人ほどのまちです。
その町名は、梅・桃・桜の花が一斉に咲くことに由来しており、約1万本の桜が開花する時期には毎年多くの観光客が訪れる観光地としての一面を持っています。中でも樹齢1,000年以上と言われるベニシダレザクラの「三春滝桜」は圧巻で、春にはその絶景を写真に収めようという人達で賑わう人気スポットです。
中心商店街である大町地区は景観条例によって「市街地景観整備等特別地区」として指定されており、統一感のある町並みには城下町時代の雰囲気が残ります。
郡山市からは車で約20分というアクセスの良さで、インターチェンジもあるため福島・いわき・東京方面からも訪れやすい立地が特徴です。
事業者情報
商号・屋号 | お食事処 ふる里 |
本店所在地 | 福島県田村郡三春町 |
設立年月 | 1976年11月 |
譲渡内容 | 土地・建物・厨房機器(一部除く) ※土地は賃貸となります |
譲渡理由 |
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譲渡後の関わり |
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メリット |
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課題点 | 建物のメンテナンスが必要な可能性があること |
求める買い手像 | 特になし |
許認可内容 | 飲食店営業許可 |
従業員数 |
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選考フロー | 担当者ヒアリング→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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