創業88年の老舗洋食店「グリルあまから」。飲食に軸足を置きながら共に新規事業を広げてくれる後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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目次 :
福井市は、福井県の嶺北地方に位置する福井県の県庁所在地。今の市街地は戦国、江戸時代から城下町として発展し、現在は福井県の政治や経済の中心地です。2023年度末には北陸新幹線が福井県内に延伸で交流人口の拡大が予想されます。また、市内の中心部近くには足羽三山と呼ばれる、足羽山、八幡山、兎越(おさごえ)山があり、自然を身近に感じられます。
福井市南部、その山々の近くにある「有限会社あまから」は、創業88年の福井市でも指折りの老舗洋食店「グリルあまから」を営んでいます。オムライスやハヤシライスが人気で、親子三代、四代と長年にわたって親しんできた常連客に親しまれています。また、三代目の代表取締役、野坂昌之さんはドレッシングなどの食品加工や、テイクアウト用容器の開発など、飲食業から派生した事業展開にも意欲的に取り組んでいます。
今回はあまからの多様な事業を引き継ぐ後継者を募集します。
幅広い世代に親しまれる、福井を代表する洋食店
「グリルあまから」の創業は1934(昭和9)年。野坂さんの祖父が、現在のJR福井駅近くに洋食店「あまからホール」を開店しました。店名は「人生は甘いことも、辛いこともある」から命名し、フクロウのマークは、寝る間も惜しんで仕込みをしていた姿が近所の人から「まるでフクロウのように、夜までよく仕事をする店だ」と言われたことに由来するそうです。
創業当時のあまから
福井空襲や福井地震などを乗り越えて店を続け、県内に支店を展開したり、すし店を経営するなどした時期もありましたが、1989(昭和64)年に現在の西谷町に移転し「グリルあまから」にリニューアル。東京の老舗洋食店で修行した三代目の野坂さんが20代で代表に就任しました。
2代目の父親夫婦と店を切り盛りしていた時期には、一日の売り上げは20万円を越えていました。今は野坂さん夫婦二人のみでの営業で、営業日や時間を絞っていますが、ランチ営業だけでも一日10万円を売り上げます。早くからテイクアウトへシフトチェンジしており、持ち帰りが三分の二を占めています。
野坂さん「福井では二番目に古い洋食店で、世代を越えたお客さんに来店いただいています。仕込みにはしっかり手間をかけ、オムライスやハヤシライスには、デミグラスの原型となった『エスパニョールソース』というクラシックなソースを使っているのが特色です」
飲食に軸足を置きながら積極的に新規事業を展開
今回「グリルあまから」では、飲食店では一般的な「伝統の味と店を受け継ぐ」のではなく、飲食業をベースに野坂さんが展開しているさまざまな事業を共に広げていく、パートナーとしての後継者を募集しています。
あまからでは2003(平成15)年にドレッシング工房を設立して、食品加工業にも進出しています。
また、2014(平成26)年の消費税引き上げで売り上げが落ち込んだ際に「飲食業以外の事業の柱がないと生き残れない」と感じ、新しい事業分野として持ち帰り用の容器の開発に着手しました。
こうした取り組みは、ビジネスプランコンテストなどで多数の受賞実績として評価されています。
新しい業態へチャレンジするパートナーを
あまからの事業に加え、野坂さんは「福丼県プロジェクト」の実行委員長を務めています。どんぶり料理を通じた福井の食文化の発信や地域活性化にも取り組んできました。
まだまだ事業展開に意欲的な野坂さんは、現在もいくつかのプロジェクトが進行中で、新たなビジネスプランも抱いています。
しかし、60歳を迎え、新規融資の条件として金融機関から承継先が決まっていることを求められるようになりました。そこで、飲食店を営みながら新規事業にチャレンジする後継者への承継を決意しました。承継に当たっては鉄骨二階建ての店舗や厨房設備、レシピ、顧客だけでなく、持ち帰り容器の特許や製品の商標など、多くの知的財産権も受け継げます。県外から移住する場合、店舗の二階には居住スペースもあります。
野坂さん「求めているのは、一緒に手を組んで新しい事業に取り組んでくれる方。私がこれまで新商品開発に取り組んできた中で、食品加工や経営、マーケティング、知財管理など様々なノウハウを学んできました。それらを共有しながら、飲食にとらわれない新しい業態の事業を目指していきたいです」
老舗の伝統と信頼から、新しい事業のタネを生み出す
承継で代表権を譲った後も、野坂さんは事業に関わり続けるとともに、“軸足”となる「グリルあまから」の飲食店営業の継続も希望しています。店のある西谷町は福井市郊外の、新しい住宅が増えているエリア。ドラッグストアや家電量販店などの商業施設も多く、自家用車で来店しやすい道路環境にあります。店から間近に望める八幡山や兎越山の景色からは、春の萌木に、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季を実感できるのも、この立地ならではです。
野坂さん「調理や飲食業が未経験の方にも、必要なことは全て教えます。洋食店の業務の中での困りごとを解決することが、新規事業を生み出すタネになります」
地域に根ざした老舗洋食店をベースに、新しいビジネスの創出にチャレンジしていける有限会社あまから。野坂さんの思いを引き継いで後継者となる方を募集しています。
事業者情報
商号 | 有限会社あまから |
所在地 | 福井県福井市 |
代表 | 野坂 昌之 |
業種 | 飲食 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→福井県事業承継・引継ぎ支援センターへお繋ぎします |
注意・禁止事項
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