【譲渡希望金額変更】今だからこそ、託したい。和食デザイナーズレストラン「みやざき晴日」の後継者募集
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イオンモール宮崎のすぐ近く、一葉稲荷神社の西にある「みやざき晴日(はれのひ)」。お洒落な和食デザイナーズレストランとして女性から根強い人気を誇る飲食店です。宮崎の味とヨーロッパ仕様の内装がマッチした素敵な店舗で、未来を担う後継者を募集しています。
今、託したい。和食デザイナーズレストラン「みやざき晴日」の後継者募集
「みやざき晴日」を運営しているのは、宮崎県内に8店舗、台湾に1店舗の飲食店を展開する株式会社コンフォートダイナー。生産者を大切にした地産地消を推進し、地元の豊かな食材をふんだんに使って宮崎の食文化を牽引しています。
実は、数ある店舗の中でも一番固定費が低くて収益性が高いのが「みやざき晴日」。コンフォートダイナー取締役副社長の竹井倫世さんは、「みやざき晴日」の収支構造が良いからこそ、この店舗を次の世代に託したいと考えています。
竹井さん「この店は損益も良くストーリー性もすごくあって、思い入れの強いお店です。だからこそ、残すのではなく次の方にお渡ししようと。コロナ禍で飲食業界は大変な状況ですが、うまくいっているお店をあえて手放すことで、飲食で新しいことをしたいという方にチャンスが巡ればと思いました」
憧れがつまった建物
「みやざき晴日」の前身は、老舗のイタリアンレストラン「キャンティ」。1960年にイタリアン店の先駆けとして西麻布に誕生し、イタリアンを全国に広めるため各地の弟子に暖簾分けをしたことから、1974年に宮崎のキャンティがオープンしました。
当時のオーナーはイタリアを基調とした内装にこだわり、テラコッタのレンガ、入り口のタイルなど細部までイタリアン風情を入れ込みました。中でも象徴的なステンドグラスは、トスカーナから輸入した材料を用いています。宮崎の地で本格的なイタリア料理を広げていこうという気概と歴史が、建物の随所から垣間見えます。
イベントやパーティーなどに使われる2階。天井の紋章は宮崎の食材を表現している
竹井さん「ここでイタリア料理の修行をされた方たちが、宮崎各地に巣立ちイタリア料理をやっていたそうです。全くの偶然なのですが、実はうちの料理長も若い頃このキャンティで修行していたそうなんです!不思議なご縁を感じましたね。
このお店の素敵なところはそういうストーリーや、日本にはないイタリア産建築素材のカラフルな色合い、骨組みが丈夫で天井も高く、白い壁で木を通して作っているところなどですね。キャンティさんがお辞めになったあとに2軒入っていたので、お店の初期からそのまま残っているところと残っていないところがあります。私たちがこのお店を引き受けた時は、残っていたものは全て出してその良さをお客様に伝えられるお店づくりをしたいと思いました」
有名デザイナーの造形集団がプロデュースしたお洒落な空間
うねうねした感じは波、ドームのところは山をイメージするなど、宮崎らしいこだわりが散りばめられた店内
元々の洋館の魅力を最大限に活かした改装は、新進気鋭のクリエイターが集う「兼城祐作+造形集団株式会社」がプロデュース。木のぬくもりが感じられる円ブースや曲線パネルなど独特な和の要素を取り込み、宮崎にはあまりない形のお洒落な空間が完成しました。
竹井さん「お渡しする方に特に要望はないですが、強いていうのであれば、最初のここにレストランを作ったキャンティのオーナーさんの思いを引き継いで行けるような、暖かい経営をしてくださる方がいいかなっていう風には思っています」
良い店だからこそ、残すのではなく託す
以前よりマチナカに集中出店するという戦略は持っていたものの、新型コロナウイルスの影響により大きく様変わりした飲食業界。未曾有の厳しい状況とも言える中で、一番順調な「みやざき晴日」を手放す決意をした竹井さんご夫妻の心中には、飲食業界全体に対する強い想いがありました。
竹井さん「みやざき晴日の長所は、まず駐車場も広くて立地が素晴らしい。イオンモールのすぐそばなので、一度知っていただくと買い物帰りのリピーターも多いです。あとは一ツ葉神社さんのお膝元でもありますし、土地の持つ“気”というか暖かさや強さも感じます。そして固定費が低いことと、損益もよくてストーリー性も抜群。
そういう良い店だからこそですね。良い店だからこそ最後まで残すのではなく、今、いい人に託す。ただ、コロナ禍で固定費などの現実を突きつけられたときに、一気に経営が厳しくなる店舗を今譲っても、私たちが次世代に何かを託したことにはならないなって。
コロナ禍で再建が必要な店を手放すのは簡単ですが、そういうお店には自ら入っていって立て直しをする責任があります。だから今順調な晴日をあえて手放し、飲食で新たなことをやりたいという方に継承してもらいたいと思いました」
コロナ禍だからって「飲食ドリーム」を諦めたくない
竹井さん「以前は、飲食ドリームみたいなものがあったんですよ。自分で何か挑戦しようとか、自分の技術を使って表現したいという方にとって、飲食業界ってすごく魅力的ですし、店を持つという夢を持つ人たちにとって飲食って正にドリームだったと思うんです。
私たちも異業種からこの業界に入って来ましたし、飲食業界って表現できる場がたくさんあるんですよね。その飲食ドリームは、もうこのコロナ禍で数十年現れないかもしれない。でもそれは残念だしもったいないなって。
コロナ禍の中で色々考えて、独立の夢はしばらく難しいんじゃないかとか、夢を半ば諦めた方もたくさんいます。でもこうやって出来上がっているお店であれば、そこに経験と自分の思いさえあれば、また自分の技術を活かす場所ができる。そんな風になってくれたらいいですね。
お店と二人三脚で歩んできた、契約農家や生産者の写真。パネルにして店内に飾っている
いずれはホールディングスのような形で店舗運営を行っていきたいです。私たちには家族という意味での後継者がいないので、社員も含めた次世代に継承をしていくための残りの20年の事業人生でありたいなと思っています。
人は食べなければ生きていきません。飲食業はまた必ずなくてはならない存在になります。私たちはそう信じているから、飲食ドリームを諦めたくないし、夢を持つ人たちにも諦めてほしくないんです」
私たちの生活に絶対に欠かすことのできない飲食。新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続くものの、自由に楽しく食事ができる素晴らしさ、外食の価値に改めて多くの人が気がついたのもまた事実です。
全国が自粛モードだった2020年春、いち早く弁当を販売したりテイクアウトを始めたりと、時世に対応しながら宮崎の飲食業界を牽引してきたコンフォートダイナー。未曾有の状況での思考錯誤や挑戦する勇気、経験が、新たな時代の大きなイノベーションへとつながっていくことでしょう。
そんな竹井さんたちが、キャンティから受け継ぎ育ててきた宮崎の食文化のバトン。ぜひ引き継いでみませんか?
事業者情報
商号 | みやざき晴日 Harenohi |
所在地 | 〒880-0834 宮崎県宮崎市新別府町川新田1286 |
電話番号 | 0985-74-8881 |
代表者 | 株式会社コンフォートダイナー 代表取締役 竹井 俊光 |
開店日 | 2016年10月21日 |
業種 | 飲食店 |
従業員 | 社員3人(他店舗へ異動予定)、パート4名(1名育児休暇中) |
営業時間 | 11:00〜21:30 |
定休日 | 年中無休 |
コンセプト/メニュー | 宮崎の産地から届く新鮮な食材を楽しむ、和食デザイナーズレストラン ・開店から閉店まで楽しめる御膳(定食)メニュー |
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