地域に根付いた宮崎県えびの市の事務用品店「林事務機」が後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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こちらの案件は宮崎県えびの市との連携案件です。
宮崎県がサポートする「みやざき地域課題解決型企業支援事業費時補助金」「移住支援金」並びに、えびの市がサポートする「移住定住支援制度」の対象案件です。適用には条件があり、審査が入る場合もございますのでまずはお問合せください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
46年を超えて事務用品を販売。林事務機について
宮崎県えびの市は、人口1万7千人ほど。南には霧島錦江湾国立公園が、北には九州山脈が並び、豊かな自然溢れるエリアです。県内で最多の泉源数と歴史を誇る温泉郷「京町温泉」など数多くの温泉施設があり、県内外から多くの観光客が訪れます。
そんなえびの市の中心市街地に位置する、有限会社林事務機(本店は小林市)。裏手にはえびの市役所、えびの駅まで5分の好立地です。地域唯一の事務用品店として、OA機器の販売やリース、文房具の販売、修理などのアフターサービスなどを行っています。
創業者であり、代表取締役を務める林保さん。74歳になった自分の今後の体調面も考慮し、元気なうちに会社を次の方に引き継ごうと決意されました。取材当日は次女の吉永真由美さんも同席の上、承継までの経緯や条件など、詳しくお話を伺いました。
経営者の紹介
もともと酪農農家として自営業をしていた林さん。28歳のときから、商社や事務機メーカーで販売員として従事します。販売実績は好調で、よくメーカー本部から表彰をされていたと言います。
その後、1988年に個人事業主として独立を決めました。1年後、法人化。そして、創業10年目の年に、現在の販売店をえびの市につくります。
林さん「これが当時のちらしです。自分で作成したんですよ。当時は、注文があったら卸事業者に注文し、配達をするスタイルでした。従業員は最も多いときで7名いました。私達の強みは、正規のメーカーとのつながり、つまり商品力がある点。また、かゆいところに手が届くような細やかな説明やアフターサポートができるところが大きな強みです」
ものを売る以上に、人間関係を築くということを重視されてきたという林さん。
林さん「令和元年、本店を小林市に移転しました。今は、自治体や警察署、自衛隊など地域の公共施設へのOA機器や事務用品の貸出、販売などを中心に行っています。会社としての売上も好調で、毎年伸び続けています」
吉永さん「時代が進むにつれ、デジタル化も進み、事業もスタイルが変わってきました。加えて、えびの市全体の高齢化や人口減少も進んでいます。このあたりにあった事務用品店はうち以外なくなってしまいました。
一方で、ご年配の方にとって、インターネットでの注文はハードルが高い。印鑑やゴム印なんかは特にご要望が多いですね。要望を細かく伺い、ご希望にあった素材や手順などを提案しています。ちゃんとしたメーカーじゃないとだめだねとうちを頼ってくださるので、ありがたいですね」
後継者を募集する理由と後継者への想い
大きな要因は、事業者の高齢化、そして後継者がいないことだと言います。
林さん「私は今74歳。2021年に家族会議をしたんですが、娘に承継の意思はなく、第三者事業承継を検討することになりました。今回オープンに募集することで、可能性を少しでも広げられたらと思っています」
引き継ぎの条件と要件
今回の募集は有限会社林事務機の株式譲渡です。会社の経営はもちろん、えびの支店(販売店)、従業員、現状の取引先、取り扱っているOA機器や文房具など、全て引き継いでもらいたいと思っています。
小林市の事務所がある土地の方は林さんの自宅もあり、事務所も林さん個人の所有になります。なので小林の事務所に関しては、必要であれば後継者の方が林さんから賃貸で借りる形になります。
林さん「これまでの事業をベースにして、あとは譲渡された方の技術やノウハウを掛け算させて新たな展開をしていただくことも良いのではないかと考えています。小林市の事務所(本店)は11㎡と小さめなので後継者の方が移転してもらっても大丈夫です」
あとを継ぐメリットと課題点
販売のメインになるのはえび店で、中心市街地、市役所の目の前という好立地。現状の取引先や林さんがこれまで築いてきた信頼関係、技術やノウハウを引き継ぐことができます。
林さん「このあたりのエリアは、飲食店も少ないです。例えば、店舗の方をカフェスペースとして営業するなど、可能性は色々あるんじゃないでしょうか。
商売というのは、人の役に立って初めて成り立ちます。そんな生き方をするんだって常に自分に言い聞かせながらやってきました。お金じゃ変えられない"ありがとう”をいただけるようにしていただきたいですね」
吉永さん「父は、困った人がいたら放っておけない、頼られたら断らない気質でした。人間力があるからこそ、看板を背負い、ここまでの信用を築けたのだと思います。その材料を持って、承継者の方は次の段階に拡張できると良いんじゃないかと思います」
一方、えびの市も人口減少や少子高齢化が進んでおり、デジタル化の波も進んでいます。インターネットの販売拡大が進む中で、どう事業を展開していくかが課題です。
林さんのこれまでの歩みや想いを引き継ぎ、まちの唯一の事務用品店の新たな一歩をここえびの市で進めてみませんか?
宮崎県えびの市ってこんなところ
宮崎県、鹿児島県、熊本県の県境にある宮崎県えびの市。宮崎市中心部から車で約1時間半ほどのところにある中山間地域で、美しい山々を望む風光明媚な田園都市です。農畜産業が盛んで、えびの産のコシヒカリを始めとした米どころ、「宮崎牛」の一大産地としても全国的に有名です。
平均気温は15.5℃と過ごしやすく、通年トレッキングなどが楽しめるえびの高原やクルソン峡など、アクティビティも豊富。食も自然も思い切り楽しめる豊かなまちです。
事業者情報
商号・屋号 | 有限会社林事務機 |
本店所在地 | 宮崎県小林市野尻町三ヶ野山605番地2 |
設立年月 | 1989年7月3日 |
譲渡内容 | 株式譲渡 |
譲渡理由 | ご高齢のため、後継者不在のため |
譲渡後の関わり | ノウハウや取引先の引き継ぎ、経営のサポート |
メリット | 中心市街地に位置する好立地、取引先の譲渡 |
課題点 | 地域の人口減少や少子高齢化、デジタル化 |
求める買い手像 | 信用や信頼を大事にできる人、やる気のある方(未経験でもOK) |
従業員数 | 2名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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