石材商品の販売や海外石材の輸出入を行う香川県高松市の「はやしばら有限会社」が、後継者候補を募集中!
こちらの案件は、後継者候補の求人情報です
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目次 :
香川県の石の町で創業した、石の総合商社
香川県高松市の庵治(あじ)・牟礼(むれ)エリアは、日本有数の石材産地で数多くの石屋さんが集まります。世界一高価といわれ、主に高級墓石材として使われる「庵治石(あじいし)」の産地としても有名なこの地にある「はやしばら有限会社」は、代表の林原さんが1995年に鳥取の石材商社から独立して創業した会社です。
林原さんは現在66歳。自分の体力や年齢的なことを考え70歳で引退すると決めていて、「70歳までの4年間で後継者を育てたい」という想いで事業継承できる方を探しています。
はやしばら有限会社では、総合商社として石屋さん向けに国内外の石材商品の販売、海外石材の輸出入や加工などを行っており、お墓に関する石製品の販売をメイン事業としています。中国・福建省と遼寧省大連市に提携工場をもち、中国の主要な石種はもちろん、インド・欧米など世界各国の石種を取り揃えているのが特徴です。
本社には林原さん以外に6名が勤務し、中国にも社員が2名在籍しています。お客さんは西日本を中心にした30社ほどの石屋さんで、林原さんが一から関係性を構築してきた会社ばかりです。林原さんに石のことをお聞きすると、きらきらとした目で楽しそうに語ってくれました。
林原さん「やっぱり石が好きなんでしょうね。最初に就職した石材商社で2年間原石を扱っていたので、見れば何の石なのかはすぐにわかります。これまで200種類以上の石を扱ってきましたが、庵治石は一番品があってきれいだと思います。このエリアは石が採れますし、近くの山にもしょっちゅう行ってますよ」
香川県は災害が少なく、年間を通して穏やかな気候で暮らしやすいのが特徴です。日本一小さな県で、県内各地に足を延ばしやすいのはもちろん、高松にはハブとなる港、駅、空港があり、四国の玄関口の一つとなっています。
林原さん「ここは石の町なので、移住でも仕事を通して地域との関係性を構築しやすかったと思います。石の産地であり、加工する人たちがいて、小さなお子さんから大人まで、自然に石が身近にある暮らしがあります。石を使った作品を数多く残しているイサムノグチの庭園美術館が近くにあり、瀬戸内国際芸術祭も開かれ、文化・芸術と交わる地でもあると思います」
お世話になった人たち、この町の希望になる仕事を創る
独立1年目から順調だったという林原さん。それは、「この町で頑張るなら」と同業の先輩があらゆることを教えてくれたり、地域の人が仕事を依頼してくれたからでした。そして、お客さんである西日本各地の石屋さんとの関係に支えられ、今日まで会社が続いてきました。しかし、現代では供養の形が多様化し、墓石の売り上げは苦しいのが現状です。
林原さん「石材業界が低迷し、この町の誇りである石に対して夢を持てなくなる若者や、すばらしい石材加工の技術を持っている人が別の業界に転職する姿を見てきました」
この町には日本一の庵治石も、すばらしい技術もある。自社だけではなく、石にまつわるさまざまな仕事や技術を残していくことや、これまでお世話になった人たちの未来を大切に、自分には何ができるのか——そうして林原さんが地域の仲間たちと2022年7月に立ち上げたのが、「RENOプロジェクト」です。
このプロジェクトでは、お墓が遠くてなかなかお参りができないといった悩みを墓石のリノベーションや引っ越しによって解決しています。お墓の加工や他県への引っ越し、アフターフォローなど、各地で対応してくれるのは林原さんの取引先である石屋さん。無理なく悩みを解決し、お墓に新たな選択肢を作りつつ、石屋さんに仕事をお願いする機会へと繋がっていきます。
異業種も大歓迎。新たな視点で、切り開いてほしい
林原さん「事業を継承してくれる方には、このプロジェクトのさらなる発展はもちろん、周りの人たちと共に発展していけるような事業にどんどん挑戦し、私とは違うセンスで切り開いてもらいたいです。だからこそ、異業種の方の応募も大歓迎です」
これまで、西日本の石屋さんを一軒ずつ周ってきたのが林原さんのやり方でしたが、オンラインやDXなどを活用して、お客さんとの関係性を変えていく必要性を感じているのだそう。特にDX化に関しては現在kintone(キントーン)というクラウドサービスを導入し業務の効率化を図っているとのこと。
林原さん「これまで通りでは、石屋さんにとってのお客さん、つまりお墓を作る人のニーズにお応えしきれなくなってくると思うんです。だから自然とうちのやり方も変えていかなくてはいけない。私がこれまでやってきたことを否定するくらいのことをやってほしいんです。そして、その人なりの供養の形、未来のお墓づくりに挑戦してもらいたいです」
「供養」と聞いても、なかなか実感が湧かない方も多いのではないでしょうか。 林原さんにとっての供養について、お聞きしてみました。
林原さん「うちのお墓はまだ鳥取にあるんですが、実家を取り壊した際に仏壇は高松へもってきたんです。すると、自然と毎日2、3回手を合わせるようになったんです。おりんをチーンと鳴らせば、なんだか安心し、心のよりどころのようになっているんですよ。難しく考えず、人生の振り返りや家族、未来のことを考える機会、祈る場であってもいいと思うんです」
継承するのは、林原さんの全ての経験と知見、各地の石屋さんとの関係性
事業を引き継いでもらう方には、林原さんがマンツーマンで細やかに仕事を教えていく予定です。福井から鹿児島までの各県の石屋さんへの同行営業を中心に、経理、貿易事務、総務などあらゆる業務を一緒にこなし、4年かけて力をつけていくことを期待しています。
林原さん「経営者になるということは簿記などの知識も必要です。売上の7〜8割が海外への輸出入ですので為替の知識なども教えます。
小さい会社なので、何でもやらなくてはいけません。でも、見方を変えれば『何でもできる』ということ。営業先の石屋さんとはすでに関係性がありますので、安心して飛び込んでください。25歳以下を希望しているのは、4年かけて成長してもらうことを見据えているのに加え、若い人の『一生懸命さ』のすばらしさに期待しているのもあります。
現在のやり方を吸収した後は、新しいことにどんどんチャレンジしてもらいたいです。そのために私を存分に活用してください(笑)」
石を大切にしてきた町で、地域に根付いた石にまつわる文化や誇り、自社以外の技術までもを継承していく可能性を秘めているこの事業継承。思い切って、チャレンジしてみませんか。
事業者情報
商号 | はやしばら有限会社 |
所在地 | 香川県高松市牟礼町牟礼2657-5 |
代表者 | 林原克嘉 |
業種 | 製材業 |
創業 | 1995年 |
注意・禁止事項
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利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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