神奈川屈指の観光地・箱根仙石原で44年間地域に根付くそば屋「堀よし」が後継者を募集!
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目次 :
こだわり抜いた店内で味わう十割そば
ホテルや温泉旅館、ゴルフ場が集まる神奈川県屈指のリゾート地である仙石原(せんごくはら)。県道沿いにあるのが、緑に囲まれた山小屋風の店構えが印象的なそば屋「堀よし」です。
創業44年の老舗店の人気メニューは、オーダーが入ってから製麺される「十割そば」。その味と、民芸調の落ち着いた雰囲気に魅せられてか、観光客の多い箱根で、客数の3割はリピーターだそう。
レトロな雰囲気を大切に、照明までこだわり抜いた店内の座席は34席、飾られている能面や油絵などの調度品は堀江さんのこだわりで集められた品々。設置された囲炉裏や暖炉が古風な店の雰囲気を引き立てています。
こだわりの店内で長年営業を続けてきた堀江昭さんは、今年85歳を迎えるということもあり、後継者を募集することとなりました。
経営者の紹介
堀江さんは、18歳の時から築地の調理人として働き、江ノ島や小田原でさらに経験を重ねた末、1979年に仙石原に店を構えました。そば屋の前は10年ほどお弁当の仕出しをメインに商いをし、堀よしでもかつては「仕出し7割、そば3割」だったそう。今の仙石原に土地を買ってから、店舗のデザインや雰囲気を堀江さん自ら考え建てたと言います。
堀江さん「建てた当初は洋食屋かと間違われ(笑)、そば屋と分かるような工夫をこらしました」
山小屋風の情緒ある雰囲気を醸しつつ上品な造りの外観、「そば」ののれんは店を囲む森に馴染むモスグリーンで統一するなど、その土地に合う店づくりを大切にしてきました。店の裏手は国有林が広がる立地で、店内の窓からは季節折々の山の様子が楽しめます。店外には美しい緑に囲まれたテーブル席もあり、ペット連れのお客さんにも楽しんでもらっているそうです。
また「堀よし」はそば屋だけではなく、地元で採れる山草を乾燥させて、地域の土産物屋へ卸す商売も行なっています。
薬草コーディネーターの資格を取得した堀江さんが選ぶ山草は、店内でも販売され、お茶やお水の風味づけに使われたり、焼酎に加工して提供もしています。そばとは別に「出向いていく商売」として始めたそうで、地元の産業として定着させたいという思いを持って取り組んできたそうです。
地元のために、そば、お弁当の仕出し、山草の販売と、幅広く活動してきた堀江さんの努力が伺えます。
後継者を募集する理由と後継者への想い
店の承継は10年以上前から考え始めていたと言います。
堀江さん「70歳を過ぎた頃から、承継が頭にありました。体力が続く限りは店に立ちたいという思いもありますが、体がもたないとも感じ始めていました」
長い間そう考えつつも、店づくりへの情熱は変わりません。これまで改装を5回以上重ね、つい一年前にもトイレを洋式に、小上がりの畳スペースを見直し営業しやすくするリフォームを行ったばかりです。
堀江さん「承継は店のこのような感じを理解してくれる人にと考えてはいますが、別の事業をやりたいという方でもOKです。そばや店づくりなど、技術を承継したいという要望があればサポートもできます。今来てくれているお客さんをぜひ大切にしてほしいです」
引き継ぎの要件と条件
承継の対象は、店舗や店内の調理器材一式を予定しています。厨房は仕出し屋の名残で広いスペースが確保され、作業台も広々としています。炊飯釜や食洗機、焼き物機など、多少古くはありますが、すぐにでも飲食店を始められる設備が整っています。
また店舗の2、3階部分は現在堀江さんの居住スペースとなっていますが、承継が決まれば引っ越すと話す堀江さん。建物全体を引き継げるため、移住や建物の風情・立地を生かした民泊などの事業も視野に入ってきます。
あとを継ぐメリットや課題点
堀よしの魅力は情緒漂う店舗と“箱根”という土地のブランド力、国有林に囲まれた周辺環境、そして今来てくれているお客さんです。「箱根に来たら堀よしに立ち寄る」と話すお客さんもいるそうで、周辺のホテル・旅館に入る前に小腹を満たすために立ち寄るお客さんをターゲットにしても良いと堀江さんは話します。
また「箱根ガラスの森美術館」や「ポーラ美術館」といった観光スポットに程近い点も魅力です。車で5分ほど足を伸ばせば芦ノ湖を見渡し、店舗のすぐ裏は国有林。秋の仙石原の代名詞とも言える「すすき草原」にもアクセスでき、自然を身近に感じられる環境にあります。
箱根の地で商売したいと考えていても、この仙石原一帯ではなかなか売りが出ないそうで、建物とまとまった敷地が手に入るのは貴重なチャンスでもあるそうです。
堀江さん「今は11時から15時までと昼の営業に重心を置いています。ただこの辺りは20時を過ぎると人通りがなくなってしまうので、例えば19時くらいまで営業することでより売り上げを上げることもできるのではないでしょうか。特に11月がハイシーズンで、最も売り上げを見込めます」
コロナ禍での観光客の減少に頭を悩ませていた箱根全体も、客足がどんどん戻ってきていると言います。全国でも名の知れた温泉観光地である箱根で、長い時間が作り上げてきた魅力的な店構えを生かした事業にチャレンジしてみませんか?
神奈川県足柄下郡箱根町ってこんなところ
箱根は神奈川県の西部に位置するエリアで、かつて江戸と京都・大阪を結ぶ東海道の関所として栄えた歴史ある地です。箱根の入り口である箱根湯本には小田急線が乗り入れ、特急を使えば都内から2時間ほどでアクセスできます。温泉や土産物屋などが集結し観光街を楽しめる一方で、箱根登山鉄道でさらに上へと足を伸ばせば芦ノ湖をはじめとした大自然が観光客を出迎えます。
堀よしのある仙石原は標高650mほどに位置します。車でのアクセスのほか、路線バスや観光バスも運行しています。個性的な美術館やこだわりある飲食店の魅力が光る、ワンランク上のリゾートエリアです。
事業者情報
商号・屋号 | 堀よし |
本店所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246 |
設立年月 | 1979年 |
譲渡内容 | 事業譲渡 |
譲渡理由 | 年齢 |
譲渡後の関わり | アドバイス可能 |
メリット | 雰囲気のある店舗/一定数のリピーター客を引き継げる |
課題点 | 営業時間の延長等 |
求める買い手像 | 事業内容は問わないが店の雰囲気を理解してくれる人 |
許認可内容 | ー |
従業員数 | 社員1名、パート8名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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