観光地・松江城からすぐ近く。観光や仕事での利用客が絶えない「ホテルやくも」で後継者を募集!
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目次 :
宿泊客に愛され続けるホテル
島根県東部に位置する松江市。県庁所在地でもあり、国宝・松江城や、風情豊かな街並みが残る城下町、夕陽の美しさが圧倒的な宍道湖など観光スポットも点在し、年間を通じて観光客が訪れます。
その松江城から山手に向かって車で5分ほどの距離にある「ホテルやくも」は、1982年の創業より、県内外から多くの宿泊客を受け入れてきました。
部屋は、和室、シングルルーム、ツインルーム合わせて全部で12室。創業より40年以上が経ちますが、これまで、観光や仕事での宿泊客などを中心に、客足が遠退いたことはないそうです。それは2019年以降のコロナ禍でもほとんど影響を受けなかったほど。同じ松江市内の宿泊業者からも驚かれたと言います。
経営者の紹介
このホテルが創業する以前、現オーナーである近藤光子(こんどう みつこ)さんのお母様が、同じ場所で小さな旅館を営んでいたそうです。しばらくはお母様お一人で切り盛りされていたそうですが、近藤さんも、結婚と同時に旅館運営に関わるように。
近藤さん「母の手伝いを始めたのは、自然な流れだったんですよ。当時は部屋数も4つと少なかったんですが、いつも満室の状態でしたので、忙しく働く母を支えたい思いでした」
それから月日が流れ、1982年に島根県で開催された「くにびき国体」に合わせ、より多くの宿泊客を受け入れられる施設にということで、現在の「ホテルやくも」に建て替えたとのこと。
近藤さん「当時は、松江市内に宿泊施設が少なかったんです。ですので、国や県、市も、全国から訪れる選手や関係者の受け入れ施設を増やそうと躍起になっていました。その時、私共にも打診があり、小さな旅館から部屋数も多いホテルへの建て替えを決心し、屋号も新たに『ホテルやくも』にしました」
創業当初は、国体の関係者の他、仕事で松江を訪れる多くの職人も宿泊していたそうです。現在でも、電気工事や建築の現場で働く方の利用が多いと言います。
近藤さん「もちろん、観光客の方も利用してくださいます。このホテルの特徴は、いろんな方が利用されることだと思います。仕事で宿泊される方、スポーツ研修で訪れる学生、近くの病院の利用者。それから、ご近所の方も、ご家族が帰省の際、家だと手狭だという理由で利用してくださることもあります」
様々な立場の方が、様々な理由で利用する「ホテルやくも」は「この地域になくてはならない存在」として松江市で長年愛されてきました。
創業した同時期、松江市には他にもいくつか宿泊施設が建てられたそうですが、時代の流れと共に廃業したところもあるそう。
では、今に至るまで、このホテルが多くの方に利用され続けているのはなぜなのでしょうか?
近藤さん「いくつか理由があるかと思いますが、まず一つは交通の便の良さだと思いますよ。市の中心部へも車で数分で行けますし、バス停はホテルの前、タクシー会社も目と鼻の先です。
それから、宿泊料の安さもあるかと思います。シングルにご宿泊の場合、お一人4,300円で泊まっていただけます。お客様からもよく『安すぎですよ!』なんて言われますが、どなたでも気軽に泊まっていただきたいので、この金額に設定しています」
利益よりも、お客様の利用しやすさを最優先に考えてきた近藤さん。このホテルを定宿として利用するリピーターが多いのも納得です。
後継者を募集する理由と後継者への想い
お母様の旅館の手伝いから始まり、近藤さんが宿泊業に携わるようになって50年近く。年齢的にも体力的にも、そろそろ引退の時期との思いから、現在、ホテルの建物と土地を引き継いでくれる方を募集しています。
3人のお子さんたちも、それぞれ仕事や家庭を持ち、譲渡には納得しているとのこと。
ホテル経営を始めてから、仕事柄、転勤の多かったご主人と一緒に暮らすこともままならなかったと話す近藤さん。
近藤さん「夫は退職前に、趣味の園芸を楽しみたいと、ここから数キロのところに広い庭のある家を建てました。
元気なうちに、夫婦で楽しみたいこともまだまだありますし、ここをどなたかに引き継いでいただけるなら今かなと思っています」
後継者が決まれば、二人で一緒に花を育てたいと、ご夫婦での新しい暮らしに胸を膨らませています。
引き継ぎの条件と要件
承継に関しては、「人を選ばず」のお気持ちだという近藤さん。
現在のままホテルとして利用してもよし、ホテルの看板を外し事務所として利用してもよし。とにかく後継者の意思に任せ、引き継ぐ際の利用条件はないと言います。
また、電話や設備、什器なども全て譲渡したいとのことです。
近藤さん「もし、ホテルとして承継していただくのであれば、今は素泊まりだけの対応ですが、厨房もありますので食事の提供もできます。そうすれば、宿泊料金の見直しもできますし、もっと多くの方の利用が見込めると思いますよ」
数年前までは、家庭料理を中心とした食事付のサービスもありましたが、年齢的に負担が大きくなり、食事の提供を断念。特に、仕事でホテルを利用していた方からは残念との声も挙がったそうです。
近藤さん「ご希望なら、屋号も使っていただいて構いません。長年ご利用いただいているお客様にも馴染みがありますし、そのまま続けて宿泊してくださるはずです」
完全に身を引く意向の近藤さんですが、後継者が少しでも経営しやすいように心を配ります。
あとを継ぐメリットと課題点
ホテルとして創業してから40年が経ちますが、その間、外壁塗装や屋上防水、クロスの張り替えなど、度々手入れを行ってきました。
近藤さん「先ほど触れた食事の提供もそうですが、内装に手を加えれば、雰囲気も変わりますし、宿泊料金を上げることもできると思いますよ。もちろん、まだまだ利用できる施設ですので、経営次第で利益も充分に見込めるはずです。前向きだったら、なんだって上手くいくと思ってやってきました」
ただ一つ、3階建てのホテルにエレベーターがないのが課題だと言います。幅広い客層の利用を見込みたいのであれば、エレベーターの設置は必要とのこと。
誰とでもすぐに打ち解ける近藤さんの人柄と笑顔、そしてお客様第一の接客を心がけてきたことで、創業以来宿泊客が絶えることがなかった「ホテルやくも」。
長年多くの宿泊客に愛され、松江市に「なくてはならない存在」となった「ホテルやくも」を、近藤さんの想いと共に引き継いでみませんか?
島根県松江市ってこんなところ
「水の都」とも言われ、湖や海に面している松江市。松江城と宍道湖を結ぶお堀には、「堀川遊覧船」もあり、のんびりと、水上からの街並みを堪能することもできます。どこか懐かしく、ゆっくりと時間が流れるこの街、一度ならず二度三度と足を運びたくなる場所として好評なエリアです。
さらに、経済産業省が2023年に「暮らしやすさ」を貨幣価値に置き換えて比較した結果、生活利便性や働きやすさ、医療、福祉などへの評価で、全国1,741市区町村の中、総合1位となったこともあり、市として、移住・定住支援にも力を注いでいます。
事業者情報
商号・屋号 | ホテルやくも |
本店所在地 | 島根県松江市 |
設立年月 | 1982年 |
譲渡内容 | 120坪の土地、ホテル建物(設備・什器含む)、電話など |
譲渡理由 | 年齢的な理由 |
譲渡後の関わり | 基本的にはなし、お客様の紹介などを行う |
メリット | 多くのリピーターがいる |
課題点 | エレベーター設備がない |
求める買い手像 | 施設を有効活用してくださる方 |
許認可内容 | 旅館業営業許可 |
従業員数 | パート3名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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