大分県九重町で歯科医院の居抜き物件を活用し、開業してみませんか？

旧事業名：飯田高原歯科診療所（※現在は閉院）

所在地：大分県九重町

不動産：賃貸

方　法：居抜き

標高800mから1200mに位置する大分県玖珠郡九重町の飯田（はんだ）高原。この地域の唯一の歯科医院だった「飯田高原歯科診療所」が、2024年9月をもって閉院しました。地域医療の一翼を担ってきた元歯科医院の物件を有効活用してくださる方を探しています。

譲り手に聞いてみました

元院長　藤原康次さん

藤原さんは福岡県で歯科医院を15年ほど運営した後、2014年に同医院を開院しました。生まれは福岡県北九州市。大学院、研究職を経て、福島県の大学の助教授を経験した経歴があります。当時、同じく歯科医師に従事していた父親の病気の関係で帰福。自身で、歯科医院を立ち上げることとなりました。

福岡県鞍手町で15年ほど歯科医院を運営し、歯科医がいない地域である無歯科医村で開業をしたいという想いから、2014年に大分県九重町へ医院を移しました。

藤原さん「私が飯田高原に来る前に、同じ場所で歯科医院を運営していた方がいました。当時もこの地域唯一の歯科医院で、地域住民になくてはならない存在だったようです。私が開院する1年ほど前にリタイアされ、場所や設備などを引き継いだという経緯です。無歯科医村ということで、引き継いだ後すぐに開業の噂は広がり、患者さんも多く来院してくれました。他に歯科医院がないので、地元の方にとって、当院の開業は待望だったようです。ありがたかったですね」

引き継ぎについて

譲渡する理由　　：閉院のため
譲渡する内容　　：内装、設備一式、賃貸借契約（巻き直し）
継ぎ手への希望　：2025年3月までの譲渡を希望
譲渡後の関わり　：特になし
経験の必要性　　：なし
譲渡できる許認可：なし

2014年に開院して10年が経ちましたが、藤原さんの年齢もあり、体力的に続けていくことが難しくなったため閉業したそうです。

物件を活用してくださる方に関しては、歯科医師免許を持っている方もしくは、歯科医院を経営してみたい方であれば歓迎だと話します。医療機器がそのまま残っていますが、歯科以外での活用となる場合は、機器の撤去が必要にはなります。

医院は賃貸で、賃料と光熱費の費用が発生します。1階は医院、2階は住居として賃貸借契約を結んでおり、現在の契約では車4台分の駐車場も含まれています。契約を巻き直す際、どこまでを借りるかはオーナー様と要相談となります。

藤原さん「診察に必要な設備に関しては、30年以上使用しているものもあるので、日ごろの手入れが重要になります。私自身、設備の手入れは毎日行い、今でも現役で動き続けるようにメンテナンスをしてきました。

山の中という土地柄、機材が故障して、修理業者などに依頼しても2～3週間かかるということもあるので、なるべく故障しないようにメンテナンスをすることが大切ですね。故障の際は、そんなに患者さんを待たせられないので、自分自身で修理していました。その点に不安がなければ、設備は一式譲渡いたします」

譲り手の「おすすめポイント」