こだわりの品質とサービスを求め各地から人が集まる北海道網走市の「かめや手芸店」が後継者を募集!
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目次 :
地元に根付いた手芸店
有名な観光地が多く、オホーツク海の流氷が接岸するまちとして知られる北海道網走市。ここに、網走市唯一の手芸店「かめや手芸店」があります。
創業約70年の「かめや手芸店」はオーナーの小川昭雄(おがわ あきお)さんと奥様のむつみさんがご夫婦で切り盛りされています。店内に飾られている手提げバッグや帽子の見本はむつみさんの手作り。見本があることでイメージが湧き、布やボタン等の材料が売れるというケースも多いといいます。これに加えて、お客さんが作りたいものの制作方法をお店でレクチャーするサービスも行っています。
また、網走にはオホーツク海の近郊に農村地帯があり、そこに住む方々が冬場の手仕事用として「かめや手芸店」に材料を買いに来ることが多いのだそう。長年愛される、地域密着の手芸店なのです。
経営者の紹介

「かめや手芸店」は元々、1950年頃に昭雄さんのお母様が創業し、約60年前に昭雄さんが引き継ぎました。その後、結婚を機にむつみさんもお店に入り、長年お二人でお店を守ってきました。
昭雄さんが素材の仕入れを行い、むつみさんが材料を形にしたり、来店するお客さんに作品の作り方を教えるスタイルで運営しています。
コロナ禍で他の店舗が品薄状態だった時は「かめや手芸店」に材料を購入しに来るお客さんも多かったとか。糸や布を始め上質な商品を仕入れており、「こんないい糸が買えるとは知らなかった」と驚く人もいたそうです。
むつみさん「これまで、個人のお店ならではの距離感を大切にしてきました。『こういった物を作りたい』という要望に対してひとつずつ作り方を教えたりね。それが理由で『かめやに行けば作り方を教えてくれる』と評判を呼び、お客様が増えていったのは私の誇りです」
後継者を募集する理由と後継者への想い

現在、80歳の小川さんご夫妻。年齢や体力面での理由で、後継者を探すことになりました。
昭雄さん「昔は地域の高校の仮装行列イベントで使う材料の調達なんかもやっていたんですけど、体力的にやっていくのが難しくなってきました。そうした事情から、年齢的にも我々が続けていくのは難しいと感じ始めたんです。一方で『お店がなくなると困る』という声もいただいていているので、やっぱりこの場所は残したい気持ちがありますね」
むつみさん「年齢的にも、体が付いていかないということも増えてきて、手芸が好きな方に後を継いでもらえたらと考えています。ウチのお店は、チェーン店ではなかなか買えないような品物がたくさんあって、他の地域から来るお客様もいますから」
長年切り盛りされたお店だからこそ、お二人は後継者に対する想いを持っています。
むつみさん「田舎ならではの距離感を大事にしてもらいたいです。これまで私たちがやってきたように、商品をただ売るのではなく、お客様と交流しながら手作りの良さを広めてくださる方に後を継いで欲しいと思っています。手作業をやる人が減った時代ですが、だからこそ手で物を作る良さを伝えてくれる、手芸が好きで知識のある方が理想と考えます」
昭雄さん「昔からの常連である高齢のお客様だけではなく、40代、50代の若い世代に手作業の良さを知ってもらえるよう、営業してくだされば嬉しいです」
引き継ぎの条件と要件

今回、引継ぎの対象となるのは、建物と商品在庫、展示用棚等の全てで、不要な物は小川さんが処分してくださいます。現在の「かめや手芸店」という屋号は変更しても構わないといいます。なお、お店はお隣に住む大家さんからの賃貸となるため、月々の賃料が発生します。
昭雄さん「お店を引き継いだその日に営業できるようお渡しできればと思います。布以外は北海道の問屋でほとんどを賄うことができます。大阪にある布の問屋も含めて、取引先もすべてご紹介させていただきます」
むつみさん「なかなか、一から手芸店をやるのは難しいですから。在庫も含めた商品や取引先など、万全の形でお渡しできればと思っています。また、後継者の方との相性もあるでしょうし、今はスマートフォンで何でも調べられますから、承継後、私たちはなるべく関わらない方向で考えています」
今回は後継者が負担なく事業を承継できるよう、網走市に冬が来る前の9月頃までに引き継ぎができる方を募集しています。
あとを継ぐメリットと課題点
「かめや手芸店」を引き継ぐメリットは、在庫もそのまま引き継ぐことができる点だと昭雄さんは話します。
昭雄さん「チェーン店にない物を買いに来たという人が、コロナの時は多かったです。ウチはいいガーゼを卸しているから、マスク用に買いに来るお客さんもたくさんいましたよ。来年にはお店があるエリアに網走市役所ができますし、近くには網走信用金庫、判子屋さんや法律事務所があるという環境になります」
一方、課題点についても聞いてみました。
むつみさん「今のお店は築古物件です。そのため、修繕をしたいといった希望がある場合は新たに大家さんとの交渉が必要かもしれません。私たちは最初、5年ほどしか借りるつもりがなかったので、特に修繕のお話はしなかったんですよ。大家さんには今回後継者募集することと、新しい方が来た時にはそのまま入居する許可は取っています。
網走市では建物の補修に補助金が出る場合もあるそうなので相談してみてもいいかもしれないですね」
最後に、これまで「かめや手芸店」を運営してきたお二人に今の想いを聞きました。
奥様「お店に嫁いでから、子育てをしながら毎日働いて大変だったこともありますが、『自分の手で何かを作りたい』というお客様のために、今日まで頑張ってきました。手作りという文化を残し、お客様に寄り添ってくれる後継者が来てくれればと思っています」
昭雄さん「私は仕入れメインで、お客様とのやりとりは妻に任せっきりでしたが(笑)。お客様が気軽に来ることのできる、私たちが作り上げた地域密着の手芸店を、これからも残していただきたいですね」
長年愛されてきた「かめや手芸店」を引き継ぎ、網走に「手作り」の文化を残していく活動をしてみませんか?
北海道網走市ってこんなところ
世界自然遺産にも登録されている知床や阿寒摩周、大雪山の3つの国立公園に囲まれたエリアに位置する網走市は、豊かな自然の楽しめる景観スポットが豊富で、北海道の中でも指折りの人気観光地として知られています。
カヌーや乗馬、釣り、ゴルフにワカサギ釣りなどたくさんのレジャーを堪能でき、日本百名山にも選ばれている斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳を始めとした山岳は登山愛好家にも親しまれています。
網走市は総合病院など医療機関や商業施設も充実しており、年間降水量も少ないエリアとなっています。
事業者情報
譲渡希望金額 | 2,000,000 円 希望額は目安であり、実際の交渉によって変わることがあります。 |
屋号 | かめや手芸店 |
本店所在地 | 北海道綱走市 |
設立年月 | 1950年ごろ |
譲渡内容 | 事業譲渡 |
譲渡理由 | 年齢と体調 |
譲渡後の関わり | 基本的にはなし |
メリット | 地域に根付いている / 取引先も引き継ぎ可能 / 市内に一店舗の手芸店 |
課題点 | 「手作り文化」が少なくなっていること |
求める買い手像 | 裁縫や材料へ理解がある方 / お客様との交流を大切にできる方 / 手作りの良さを広めていける方 |
許認可内容 | なし |
従業員数 | なし |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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