台湾でフィットネス文化を広めたい!「KIFF Cycling Club」の想いを継ぐ後継者を募集!
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目次 :
KIFFCyclingClub について
台湾にある「KIFF Cycling Club」(キフサイクリングクラブ)は、2020年8月にオープンした自転車エクササイズに特化したフィットネスジムです。
台湾では約5年ほど前から「ジムに行って体を動かすこと」が定着し始めたそう。オーナーの新島麻耶さんは、日本や他のアジア国と比べると比較的遅くフィットネス文化が広がった台湾で、人々が運動できる場を提供しています。
「地域に根付いていなかった事業のため、始めはプロモーションに苦労しました」と新島さんは話します。今では毎日来店するお客さんや、お客さん同士の紹介で会員数が増えるなど、近所で働く多くの人が来てくれるまでになったといいます。現在は月間およそ100-150万の売り上げがあり、1500名以上の顧客のデータベースを管理しています。
ジムは台北市のオフィス街と商業施設街がミックスしたような、日本でいう丸の内に近い雰囲気のエリアにあり、台湾を代表するランドマーク「台北101」から徒歩5分と至近。約9割は女性客で、30代のお客さんが最も多いそうです。
実は、台湾でジムに行くのは男性の方がずっと多いとか。しかし、男性人気の高いウエイトトレーニングジムなどは女性が行くには気が引けるもの。同ジムは「運動はあまりしたことがないけれど、どこかに行ってみたい」という女性の受け皿になっています。
ジムは1クラス45分と、運動をあまりしない人にとってはハードに思える内容ですが、インストラクターが作る「最後までやりきろう!」といった雰囲気で、運動経験がないお客さんにも好評を得ていると言います。
経営者の紹介
オーナーの新島さんは大学を卒業後、日本のエンタメやスポーツ業界で約15年、会社員をしていました。その後、ご家族の都合で台湾に引っ越すことになります。
新島さん「2019年に台湾に来てから、『ここで何ができるか?』とずっと考えていました。そのとき、台湾のフィットネス文化の遅れを知ったんです。私はもともと体を動かすのが好きでフィットネスは生活の一部みたいなところがあって、『台湾の土地で健康なライフスタイルを広めていきたい』と思いチャレンジを決めました」
1歳から水泳、その後は器械体操やダンス、会社員時代はアマチュアボクシングをやっていたという新島さんにとっては正に天職とも言うべき仕事との出会いだったのかもしれません。しかし、縁もゆかりもなかった台湾での生活で、壁になったこともあります。
新島さん「やはり、ビジネスの進め方が日本と違う点に戸惑いましたね。台湾は対お客様と言うよりも仕入先等への交渉業務がとても多く、苦労したのを覚えています。ただ、もう慣れましたけど(笑)」
約3年台湾に住み、今では仕事上で困った際に相談できる良き相談相手もいるそう。新島さんが見知らぬ土地で、少しずつ関係性を広げていったことがわかります。
新島さん「ビジネスをする上での苦労は多かったですけど、ジムをやってきて良かったなと感じることはたくさんあります。特に、お客様に『ジムが大好きでここに来るのが楽しい』と言ってもらえたときは本当に嬉しかったです。まったくの他人だったお客様同士が仲良くなり、ジムの外で交流を深めることも多いそうです。そのような場を提供できていることは喜ばしいですね」
後継者を募集する理由と後継者への想い
今回、新島さんが約3年間経営してきた、愛着のあるジムを手放そうと思ったきっかけは「家族だった」といいます。
新島さん「私がこのジムを始めてから約半年後に、事情があり家族が香港に引っ越すことになったんです。けれど、ジムを開始したばかりだったこともあって、1人で台湾に残ると決めました」
台湾から香港へは飛行機で約1時間。当初は「頻繁に会いに行けばいい」と考えていたそう。しかし、コロナ禍でそうもいかなくなります。
新島さん「入国の際に隔離されることもありましたし、なかなか行くことはできませんでした。ようやく香港に行けたのが、離れて暮らして1年半が経ったころです。ジムにはすごく愛着があるし、来てくださるお客様もいらっしゃいますが、振り返ってみて家族に会えなかった1年半は私にとって『ポッカリと穴が開いた時間』だと感じたんです。これからは、家族のために時間を使いたいと思い、承継を決めました」
当初は閉業することも考えていたそうですが、ここまで築いてきた「KiFF Cycling Club」を誰かに引き継いでもらうことができたら・・・と、事業承継の選択を選んだといいます。
引き継ぎの条件と要件
立地の良いオフィスビルの一室ということもあり、物件賃料は55万円と少しお高め。しかし、人通りの多い土地のため、今後の集客等はやりやすい環境かもしれません。譲渡するものは49台あるトレーニング用の自転車マシンの他、貸し出し用のシューズ70足。ジム内の設備は、48人収容可能なトレーニング室、シャワー室は男性用2つ、女性用4つの計6つ、お手洗いは1つとなっています。
新島さん「できれば、フィットネスや健康といった文化を広めていきたいと考えてくださる方だと嬉しいですね。また。フィットネスジムのノウハウがあれば、すごく成長が見込めるのではないかと思っています。後継者は日本の方でなくても大丈夫です」
新島さんは、ご家族のこともあり、なるべく早くの承継を望んでいます。
例えば、日本の法人が事業を買い取り、日本にいながら現地スタッフを管理するといった経営方法を取る形でも大丈夫とのことです。
新島さん「事業承継後、引き継ぎはもちろんですが、ご希望があればできる限りのサポートをしていきたいと思っていますのでご安心ください」
現在の屋号に関しては、できれば引き継いでほしいと話されていますが、承継者の相談には応じてくださるとのことです。
あとを継ぐメリットと課題点
新島さん「うちを引き継ぐ一番のメリットは、引き継いだ初日から事業ができる点ではないでしょうか。機材もあってお客様もいらっしゃり、営業許可も取れていますので。また、約1年半から2年のコロナ禍を経て、去年の夏くらいに売上が増え、利益が出るようになってきた段階でもあります。
やはり商業とビジネス、両方の中心地である台北のど真ん中信義というプライムエリアなのはとても大きいです。今は私が現場に出られず人出不足で、アルバイトスタッフのみで回している状況です。ですが、マンパワーとコストが最小限に抑えられたビジネスモデルなので、一度集客できれば少ない負担で運営できますし、しっかりと経営に入って頂ければさらに売上を伸ばすのも難しいことではないと思います」
反対に、課題点も聞いてみました。
新島さん「この募集を見てくださるのは日本の方が多いと思うので、やはり文化の違いに、最初は戸惑うかもしれません。日本とは違い、アルバイトスタッフも自己主張が強く、初めのうちは驚いてしまう可能性がありますね。ですがしっかりとした信念と情熱をもって彼らに接し、それが伝わったときにはとても協力的に仕事をしてくれます。
このジムは、リアルなワークアウトというテーマを掲げて営業をしてきました。楽しいだけではなく効果があるのはもちろんですが、ただ痩せるといったことだけではなくて、心と体の両方からアプローチをして、リセットをしていく。来るたびに両方からリセットして帰っていただくというイメージです。ぜひ、この場を守り、さらに発展させてほしいと思います」
未踏の地でお客さんの想いとともに新たな文化を作り上げてきたオーナー。 フィットネス事業の伸び代がある台湾で、事業を引き継いでみませんか?
台湾台北市ってこんなところ
台湾の中心ともいえる台北市は、人口約264万人(2019年6月)が住んでいます。経済も堅調で国民一人当たりのGDPも日本に迫る勢いで、消費者の購買力が非常に高いエリアです。商業施設から有名な建築物等、様々な楽しみを享受できるエリアとしても有名で、年間で多くの観光客が訪れる地でもあります。
参考:https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003090
記事中にも登場した「台北101」は高さ約508m、地上101階、地下5階の超高層ビルとしても知られており、台湾が世界に誇るランドマークともいえる街のシンボルです。
東京から3時間以内で着くため出張等の行き来がしやすく、新島さんは「交通の便も良く、商業施設も豊富で小さな東京というイメージです」とも話しています。
事業者情報
商号・屋号 | KIFF Cycling Club |
所在地 | 台北市信義區 |
設立年月 | 2020年8月 |
譲渡内容 | 事業譲渡 |
譲渡理由 | 家庭の事情により |
譲渡後の関わり | 基本的にはなし |
メリット | 引き継ぎ当日から運営可能 / 顧客のベースある / ロケーションが良い / 台湾のフィットネス文化はこれから拡大していくと感じる点 |
課題点 | 文化の違い |
求める買い手像 | フィットネスが好きな方や、フィットネス関連の経営経験がある方、なるべく早く事業を継いでくれる方が望ましい。 |
許認可内容 | フィットネス事業のライセンス |
従業員数 | 7名 |
選考フロー | ヒアリングシート回答 → カジュアル面談 → 現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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