【募集は1月13日まで!】未経験者歓迎!県外にもファンを持つ「とんかつ 金太郎」を地域おこし協力隊として引き継いでみませんか?
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九州の最南端・大隅半島東部に位置する鹿児島県大崎町。町の南部を望む志布志湾では水産物に恵まれ、北部の広大な土地では温暖な気候を生かした良質な農畜産物が育まれるエリアです。
大崎町の中心地から車で5分程走ったエリアにある『とんかつ 金太郎』は現在、週休2日(定休日:月曜日と火曜日)でランチ時間のみ営業中の店舗ですが、町内はもちろん、町外や県外のファンも多く、トンカツや唐揚げを求めるお客さんで日々賑わっています。
大崎町では「事業承継」をテーマに、『とんかつ 金太郎』にて店舗運営のサポートしながら技術等を学んでもらいつつ、店舗のブランディングや商品開発等、協力隊卒業後に向けた活動にも取り組んでいただく地域おこし協力隊(以下:協力隊)を1名募集しています。
夫婦で経営するとんかつ屋・金太郎
『とんかつ 金太郎』を運営する佐久間さんご夫婦は以前、鹿児島市内で別の事業を営んでいました。大崎町に移った理由はなんだったのでしょう。
佐久間智治さん「私たちは50歳まで鹿児島市内でラーメン屋をしていました。元々鹿屋市出身だったので、20年前に志布志か大崎でお店ができないか探していたら、大崎町の中心地にある物件を偶然見つけたんです。条件も良かったので、その物件でトンカツとラーメン専門のお店を始めることにしました。鹿児島市で事業をしている時から友人に恵まれていまして、オープン準備期間中に道具の運搬を手伝ってくれたり、おにぎり等の差し入れをしてくれたりしたのを今でも覚えていますよ」
智治さん「ラーメンのファンだったお客さんもいたのですが、そこは私の持ち前のキャラで説明して納得してもらいました(笑)。でも、トンカツに絞っても、逆にお客さんが増えちゃってね……。正直、深く戦略とか練っていた訳ではないので、私たちは能天気だなって思います」
独自のスタイルを受け入れてくれるお客さんの存在
『金太郎』の特徴的なスタイルは、お客さん自身に料理の配膳をしてもらうこと。常連客は慣れたように自身が注文したメニューを配膳していきます。一風変わったお店にも感じますが、新規のお客さんからの嬉しい反応もあるそうです。
智治さん「以前、薩摩半島のあるエリアのスポーツ少年団が試合後にトンカツを食べに来てくれたことがありまして、その時も、いつものようにセルフで持っていってもらうスタイルにしたんです。すると『大崎町周辺の少年団の子たちは、こういうお店が近くにあっていいね』と親御さんがおっしゃってくださって」
妙子さん「あまりウチの店のようなスタイルはないと思います。実は私、今でも少し抵抗があるんです(笑)。小さな町だから成り立っているんだなと感じますし、私たちを受け止めてくれるお客様には感謝しかありません」
未経験者の応募も歓迎!
今回募集する協力隊員には、『金太郎』にて店舗運営のサポートをしながら技術等を学んでもらい、店舗のブランディングや商品開発等、協力隊卒業後に向けた活動にも取り組んでいただきます。佐久間さんに、求める人物像を聞いてみました。
智治さん「人間性はもちろんですが、一番はやる気がある人に来てほしいと思っています。私たち夫婦は元々飲食店をやっていたわけではなく、素人同然の状態からラーメン屋を鹿児島市で始めました。子育て等もあって大変でしたが、そんな状態でも気力で乗り切ってきたんです」
妙子さん「ただ、それも若い時だからこそできたと思っていて。今は夫に対して『細く長くできることをしていこうね』『無理はしないようにしようね』と話をしています。つい笑ってしまうのですが、夫は義理と人情を信条として持っていて、思いやりがある人なんです。だから、そういう人だったら、色々なところに通じる部分があるのかなと思っています」
『金太郎』の厨房には、フライヤー・冷蔵庫2台・製氷機1台・食洗機1台・コンロ2箇所・電子レンジ2台・食器関連・調理器具が常備されています。
料理未経験でもやる気があれば、佐久間さんご夫婦が培ってきたノウハウを吸収できる環境だといえるでしょう。
運とツキの考えで、関わる方々への愛を持ってほしい
最後に、これから来る協力隊に向けて一言ずつアドバイスをいただきました。
智治さん「飲食店業界は浮き沈みが激しいので厳しい世界です。大崎町の中心地から今の場所へ移転する際、周りの友人たちからは『絶対あそこで商売をすれば潰れるぞ』と反対されました。でも、地域密着型の商売をやってきたからこそ、口コミで評判が広がって、今では町外や県外からのお客さんも来てくれるようになりました」
妙子さん「扱っている食材も、商売しているお店も、足を運んできてくださるお客様も全て、夫の言葉を借りると『運とツキ』なんだと思います。お店を始めてから夫に感化されてしまって、私も同じように考えるようになりました(笑)。本当、人に助けられてばかりです。縁に恵まれたというか。だからこそ、来てくださるお客様や関わってくださる方々への愛を忘れないでほしいです」
「事業承継」をテーマに地域おこし協力隊を募集
大崎町の抱える課題として大きなウエイトを占めているのが事業承継だと、大崎町企画調整課 商工振興係・吉原聡さん、児玉卓治さんは話します。
児玉さん「コロナの影響や高齢化で閉店を選択される商工業者さんがここ数年で増えてきています。そういった面を少しでもサポートしていきたい気持ちがあり、協力隊がお店を引き継ぐことで課題解決の1つになるのではと考え、事業承継制度をテーマに協力隊を募集することにしました。『金太郎』 の味だけではなく、お店の心だったり、地元から愛される等、そういうところを引き継げる方に来ていただきたいですね。さらに、町の事業者さんと新しい挑戦や町と一緒にイベントや商品開発、ふるさと納税関連等に一緒に取り組んでいきたいと考えています」
大崎町はふるさと納税に力を入れており、平成27年度には全国4位の寄附額を集めています。マンゴーやパッションフルーツ、鰻等、食材の宝庫といわれる大崎町ならではの返礼品が人気で、集まった寄附金は子育て支援のための事業や北海道東川町と共同で行っている「リサイクル留学プロジェクト」等といった、町の未来のために使われています。
吉原さん「地域に根付きながら活動してもらうことが前提なので、商工会や住まい・お店周辺の住民の方々とのお繋ぎや、事業承継される上で必要な制度や資金調達に関する情報提供や関係機関のご紹介ができる体制も整っています。大崎町を盛り立てる仲間として、一緒に楽しく歩んでいきたいです!」
地域が抱える事業承継問題の解決だけでなく、町の皆さんと新しい挑戦にも取り組める地域おこし協力隊にチャレンジしてみませんか?
12月27日に大崎町地域おこし協力隊募集に関する説明会を実施いたしました。
説明会の動画が配信されておりますのでご興味のある方はぜひご覧ください。
事業者情報
商号 | とんかつ 金太郎 |
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所在地 | 鹿児島県曽於郡大崎町横瀬1861番地8 |
応募期間 | 2022年12月1日(木) ~2023年1月13日(金) |
募集対象 | (1)経験・未経験は問いません。 活動内容に興味があり、田舎暮らしをしながら地域に根ざして働くことができる方を募集します。 (2)現在,都市地域(例:東京都,鹿児島市等)に居住し,委嘱後,大崎町内に住民票を異動できる方。 |
雇用形態・期間/任用期間・任用形態 | (1)大崎町との雇用契約は締結せず、委託契約となります。 (2)委嘱した日から令和6年3月31日まで(令和5年度予算案の議案議決が条件)とし、最長
2年間(令和8年3月31日)の再任が可能です。 (3)隊員としてふさわしくないと判断した場合には、委託期間中であっても解任することができるものとします。 |
給与・賃金等/報酬費 | (1) 協力活動に対する人件費 年額280万円を上限 ※通勤手当、時間外手当等は支給されません。 (2)活動に要する経費
年額200万円を上限
経費の例)旅費、交通費、宿泊費、消耗品費、通信費、リース料、車両借上料等
(3)任期後も引き続き町内に住み、事業(個人事業主含む)を行う場合は、起業支援補助金を1回のみ申請できるよう調整中です。(上限100万円) |
選考の流れ | (1)募集締め切り 令和5年1月13日(金)17:00まで (2)提出書類 次の書類を大崎町企画調整課に郵送(必着)又はメールしてください
①大崎町「地域おこし協力隊」応募用紙【様式1】 (3)申し込み・問い合わせ先
〒899⁻7305 鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1029番地
(4)審査方法 |
備考欄 | 地域おこし協力隊に関する詳細はこちら |
注意・禁止事項
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Q&A
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