商標登録をしている「5本指あしぶくろ」が大人気!鳥取でオリジナル商品を販売する岸田工房の後継者を募集
こちらの案件は、後継者募集中です。
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鳥取県での事業承継にあたっては各種支援制度が活用できる可能性があります。
適用には条件があり、審査が入る場合もございますので、まずは以下リンクをご確認いただきお問合せください。
鳥取県事業承継関係補助金
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目次 :
品質にこだわったソックスやセーターを製造
鳥取県鳥取市のJR用瀬(もちがせ)駅から徒歩20分、国道482号沿いに工房兼店舗を構えるのは、岸田輝男さんが代表を務める「岸田工房」です。
創業から40年以上、カジュアルソックスや作業用ソックス、ファッション手袋、作業手袋、トレーナー、セーターなどを製造しています。メインアイテムとして販売しているのは「5本指あしぶくろ」。立ち仕事をしている人や足の疲れを感じやすい人におすすめのアイテムです。
岸田さん「カラーバリエーションも豊富で、シルク素材やウール素材のあしぶくろもあります。健康志向の方へのギフトとしても人気で、商標登録もしているんですよ」
また、編み方によってゴムのように伸縮する「ゴム糸でないごむいと」でも商標をとっており、マスクの紐として重宝されています。
他にも、特許の有効期限は切れてしまいましたが、就寝時に子どもが動き回っても、上布団が外れにくい布団カバーなどの商品も岸田さんが開発しました。
経営者の紹介
岸田さんは鳥取県の出身。京都の短期大学を卒業後、大手繊維製品メーカーに入社し、初めは女性用のストッキングを製造する工場で働いていました。
岸田さん「従業員が18,000人ほどいる大きな工場でした。全国規模の会社だったので数年ごとに工場を移り、全国点々と回っていましたね。一番長いときでは東北に7年ほどいました」
長年転勤生活を続けていた岸田さんですが、40歳を迎える前に地元の鳥取に戻り、自身で工房を始めました。
岸田さん「地元に帰って、親が持っていた田んぼの土地を埋めて工房を建てました。当時はお金がなかったので、図面もない状態から、なんとか自分で工房を作ったんですよ」
靴下職人として商売をはじめたきっかけについては「特になかった」と笑う岸田さんですが、前職での経験が大いに役立っていると話します。
岸田さん「会社寮内の部活動の顧問や寮生の専門学校への送迎、生産管理と機械修理などもしていました。鳥取で40年以上商売をやってこられたのは、そうした経験が活かされているのかもしれませんね」
独立当初は、靴下や手袋の製造販売していた岸田さんですが、現在は縫製技術を活かして衣料やバッグなども手掛けています。主な販売先はネットや県内の店舗、催事など。販路拡大を目指し、地道に営業活動をしてきました。
岸田さん「最初は仕入れ先も販売先もない状態でスタートしました。夜中に名古屋へ出発して、電話帳を見ながら飛び込み営業をしたこともあります。地道に販路を見つけていったからこそ、今でも商品を置いてくれるお店があるのだと思います」
岸田さんが作る商品を求めて、県外から工房に訪れる人もいるといいます。
岸田さん「県外から来て、100個くらい商品を買ってくださる方もいるんですよ。わざわざ鳥取に来てくれるので、近くにある白兎海岸など、観光スポットのご案内をすることもあります」
後継者を募集する理由と後継者への想い
もうすぐ80歳を迎える岸田さんは、自身の体力面を考え、承継を考えるようになりました。
岸田さん「妻と二人で経営していますが、妻も少し疲れてきています。この工房を作った以上、長く続いて欲しいという気持ちがあるので、早く次の人に承継したいですね」
技術を引き継ぎ、お客様を大切にしてくれる人に任せたいと話します。
岸田さん「5本指あしぶくろなど、商標をとっているものもあるので、商標もあわせて引き継いで欲しいですね。あとは自由に、自分のやりたいことに挑戦してもらえればと思っています。仕事を急にやめるとボケてしまうので、引継ぎ後は手伝いなどで関わっていけたら嬉しいですね」
引き継ぎの条件と要件
譲渡金額は600万円程度を検討しており、今の仕事に必要なものすべてを引き継ぐことが可能です。現在の工房は地上1・2階部分が住居、地下1階部分が工場となっていますが、建物は岸田さんの親族が所有しているため、譲渡対象外です。
岸田さん「後継者の方が現在と同じ場所で事業をする場合は、家賃を払ってもらえれば地下1階の工場部分で作業が可能です。賃貸でここを借りて営業するのもいいですし、別の場所で独立していただいても良いと思っています。事業に関連する機械(ニット織機7台、裁断機、印字機など)は一式譲ることが可能です」
あとを継ぐメリットと課題点
商標登録のある商品の製造や販売を手掛け、各地に販売網を持つ岸田工房。
アイデア次第では特許をとることもできると言い、最近では靴下を生産するために稼働させている機械のうち1台を、厚い靴下が編めるように改良し、特許取得を目指しました。
岸田さん「結果として意匠はとっていますが、特許はとれませんでした。効果を試したくて、商品を作ったあとに少し市場に出したことが敗因ですね。市場に少しでも出してしまったら特許はとれません」
特許をとるには何十万円もの費用がかかるなど難しい部分もある一方で、経験豊富な岸田さんからアドバイスがもらえる点は大きなメリットの一つです。
課題点は、使用している機械が少し古いこと。メンテナンスをする必要が出てくる可能性を頭に入れておいてほしいと話します。
岸田さん「作るものは必ずしも靴下にこだわらなくてもいいと思っています。ただ、靴下をつくる機械は昭和から使っているものなので、新しいことを考える場合は、新たに機械を入れるなど、いろいろと考えて欲しいですね」
「5本指あしぶくろ」「ゴム糸でないごむいと」など、オリジナル商品を開発、製造、販売する岸田工房を引き継ぎ、新たなメイドイン鳥取の商品を作ってみませんか。
鳥取県鳥取市ってこんなところ
鳥取県の東部に位置する鳥取市は県庁所在地で、日本海や中国山地に囲まれた自然豊かな街です。
日本一の鳥取砂丘が有名な観光スポットですが、神話の因幡の白うさぎの舞台にもなっている白砂が美しい白兎海岸も人気です。
空港や駅、繁華街も車で10分程の距離で行けるコンパクトシティとなっているので、住みやすい街といえるでしょう。
事業者情報
商号・屋号 | 岸田工房(岸田手袋靴下製造所) |
本店所在地 | 鳥取県鳥取市用瀬町 |
設立年月 | 創業40年以上 |
譲渡内容 | 事業に関する機械や備品、商標 |
譲渡理由 | 体力的な面 |
譲渡後の関わり | サポート可能 |
メリット | 商標あり。オリジナル商品あり |
課題点 | 使用している機械が古い |
求める買い手像 | お得意様を大事にしてくれる |
許認可内容 | 商標登録(2件)繊維製品品質表示者番号 |
従業員数 | 代表と家族のみ |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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