岐阜市の柳ヶ瀬商店街で20年愛された大衆食堂「来て屋 柳ヶ瀬店」が後継者を募集!
掲載事業者への直接連絡は事業者様のご迷惑になりますのでお控えください。 ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。

こちらの案件は岐阜県がサポートする「移住支援金」の対象案件です。適用には条件があり、審査が入る場合もございますのでまずはお問合せください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
早くて美味い!地元客の胃袋を掴んだ大衆食堂
岐阜県岐阜市柳ヶ瀬(やながせ)。中部地方有数の繁華街として知られ、明治30年頃から商業の街として発展してきた歴史あるエリアです。この街のメインストリート「柳ヶ瀬商店街」の一角にあるのが、黄色の大きい看板が目印の大衆食堂「来て屋 柳ヶ瀬店」。
今年創業20周年を迎えた「来て屋 柳ヶ瀬店」は『早くて美味い』が人気のポイント。食券販売機を使用したセルフサービス式となっており、オーダーから5分も経たないうちに「そうざい定食」や「味噌カツ定食」等の人気メニューが次々と提供されます。ボリューム満点の定食メニューだけではなく、丼もの、麺類、オムライス等々、目移りするほどのバリエーション豊富なメニューも魅力的です。
地元の学生や商店街の従業員、サラリーマン等の胃袋を掴み、柳ヶ瀬商店街の大衆食堂として長年愛されてきた「来て屋 柳ヶ瀬店」。
この度、店主の藤本健一郎(ふじもと けんいちろう)さんは「来て屋 柳ヶ瀬店」の後継者を探すこととなりました。
経営者の紹介
岐阜県出身の藤本さんは、50歳まではサラリーマンとして会社勤めをしていたそう。長年勤める中で、自分で考えて取り組める仕事がしたいと思い、未経験ながらも飲食店の開業を決意しました。
藤本さん「当時、場所代が安くお店を始めやすかったという理由で柳ヶ瀬を選びました。雇われる身から雇う側に変わり、自分の考えでお店を経営する楽しさを感じていましたね。未経験ということもあって始めは雇用計画がうまく行かなかったり、資金繰りに悪戦苦闘している時期もありましたが、不思議とストレスは無かったです」
20年前の柳ヶ瀬商店街ではまだ珍しかった食券販売機を導入し、お水や食器の片付けもセルフで行うセルフサービス式でお店を運営することにした藤本さん。飲食未経験、独学で始めたからこそ辿り着いた方法だと話します。
藤本さん「どうにかお客さんの回転を良くしようと工夫してこの形になりました。今ではお客さんもこのやり方を理解してくださっているので、やり取りもスムーズですね。『早くて美味い』のために、野菜や小鉢などはすべて皿に盛り付けておいたり、揚げ物は衣を付けた状態にすることで時間が経ってもサクサクで美味しくなるように、と下準備から工夫をしています」
開店からしばらくは500円のワンコイン定食を提供していましたが、原材料の価格高騰の影響で値上げを余儀なくされたことも。
藤本さん「それでも『この町に住むお客さん達が手を出しやすい価格』というところに重きを置いています。2023年7月には創業20周年を記念して、3日間だけ当時の価格での販売イベントをしたんですよ(笑)。常連さんはみんなお友達のような関係で楽しくやらせてもらってます」
後継者を募集する理由と後継者への想い
順調に営業を続けていた藤本さんですが、年齢的な理由により後継者を探すことを考え始めたといいます。
「来て屋 柳ヶ瀬店」の営業時間は11時〜20時(日曜は15:30)まで、定休日は年末年始のみ。今年で72歳になる藤本さんですが、お腹を空かせて来てくれるお客さんの為に創業から20年間、早くて美味い「来て屋 柳ヶ瀬店」の味を提供してきました。
藤本さん「毎日休まず体を張って頑張ってきましたが、歳も歳なのでこれ以上自分で頑張るのは難しいかなぁと。未経験で始めた飲食店でしたが、一つ一つ丁寧に向き合ってきて、工夫を凝らしてやっていけば何とかやっていけることを実感しました。
後継者の方の業種は問いません。飲食以外でも、この場所で何か新しいことを始めてくださっても良いと思います。この店が20年かけてつくってきた地域の方との関係を活用してくださればうれしいです」
引き継ぎの条件と要件
後継者に求める条件は「とにかく覚悟がある方」だと話す藤本さん。この場所を継ぎたい方がいれば、まずは店を見てもらって話をしたいとのこと。店舗は賃貸となるため、大家さんと後継者とのやり取りも丁寧に引き継ぐことができたらと考えています。
藤本さん「厨房の機材や調理道具は全てお譲りします。機材や器具は大事に使ってきたものが揃っていますし、飲食をやる環境として整った状態でのお渡しができます。従業員用のロッカースペースもありますよ。
あとは厨房の広さも魅力ですね。広すぎて一日働くと1万歩近く移動しているなんてこともあります(笑)。必要であれば今までのレシピや取引先のご紹介もすべて丁寧に引き継ぎたいと思っています」
引き継げる機材は、冷凍ストッカー4機、小型冷蔵庫2機、4枚ドアの冷蔵庫と冷凍庫それぞれ1機ずつ、ゴールドテーブル2機、製氷機、フライヤー、ゆで麺機、スープウォーマーとのこと。多彩なメニューに対応可能です。
また、譲渡後藤本さんは、店から退く予定でいるそう。現在のパートさんの継続雇用については応相談とのことです。
あとを継ぐメリットと課題点
「来て屋 柳ヶ瀬店」を継ぐメリットは立地の良さだと藤本さんは話します。柳ヶ瀬商店街にはいろいろな店が立ち並んでいますが、ご飯を食べられるところは多くはないそう。
藤本さん「この店を私の代で終わらせてしまったら、柳ヶ瀬の人達がササっと気軽にご飯を食べられる場所がひとつ減ってしまうので、申し訳ないなという気持ちがありますね。継続して飲食店をやってみたいという、やる気と覚悟のある方が承継してくれたらうれしいです」
一方、課題点と感じる部分にはチャレンジをしてほしいと話します。
藤本さん「柳ヶ瀬商店街周辺も高齢化が進んでいますね。でもこれからやり方次第では若い人たちを増やせるんじゃないかなと。ご夫婦やご家族で協力して店を切り盛りしていきたいという方に、ぜひ挑戦してもらいたいですね」
歴史ある柳ヶ瀬商店街は近年、定期的に物産イベントやライフスタイルマーケットを開催したりと、進化の途中だといいます。
藤本さんが20年かけて築いてきた地域との関係性を引き継ぎ、この場所で新たなチャレンジをしてみませんか?
岐阜県岐阜市ってこんなところ
県庁所在地でもあり、人口約40万人を擁する岐阜県岐阜市。岐阜県最大都市でありながらも、1300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われる清流長良川や岐阜城を冠する自然豊かな金華山など、街と自然がバランスよく共存しています。
斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将ゆかりのまちとしても知られており、観光地としても人気のエリアです。
事業者情報
商号・屋号 | 来て屋 柳ヶ瀬店 |
本店所在地 | 岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通 |
設立年月 | 2003年7月 |
譲渡内容 | 事業譲渡、店舗は賃貸 |
譲渡理由 | ご高齢のため |
譲渡後の関わり | 必要に応じて引き継ぎ、引き継ぎ後は退く |
メリット | すぐにでも飲食店ができる状態、近隣に飲食店が少ない |
課題点 | 周辺環境の高齢化 |
求める買い手像 | 覚悟がある方 |
許認可内容 | 飲食店営業許可 |
従業員数 | パート4名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
- 迷いがある状態でも話を聞くことはできますか?
-
お問い合わせをすると、案件担当者とカジュアルに情報交換ができるようになります。
まだ迷っているけど少し話を聞いてみたい。という方もお気軽にお問い合わせください。 - 事業承継の専門的な知識がありません。何かサポートはありますか?
- relayには、全国各地に事業承継をサポートするrelayアドバイザー・専門家が登録しています。初回は30分無料で相談することが可能です。ぜひご活用ください。