コツコツ地道に50年!秋田県潟上市で地元住民に愛される「小林電機」が後継者を募集!
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目次 :
地道にコツコツと!地域に愛される電気屋さん
秋田県潟上(かたがみ)市の中心部、大久保駅から徒歩2分のところに「有限会社小林電機」があります。
小林電機は昭和46年の創業以来、地域密着型の電気工事専門店として地元住民から親しまれています。
住宅や工場の電機配線工事から照明の設置に至るまで、手がける仕事は多岐にわたります。取引先は建築会社が50%を占め、個人宅が30%、公共施設が20%となっており、どんなニーズにも柔軟に対応している会社です。
この度、社長の小林前(こばやし すすむ)さんは「有限会社 小林電機」の後継者を探すことになりました。
経営者の紹介
小林さんは小林電気の2代目です。高校卒業後は通信土木の会社に入社して4年ほど勤務。その後、電気工事の資格を取得して25歳からは先代である父のあとを継ぎました。
会社が忙しい時や大変な時は一緒に作業をしてくれる同業者がいます。
小林さん「基本的には1人でできるのよ。1人でできることは1人でやる。できないことだけ、頼む。自分の努力で忙しくも暇にもできるこの1人の環境が、僕にとって楽なんですよ」
自身が手がけた工事現場や、仕事を依頼してくれた企業から「ありがとうございました」と感謝されることが一番のやりがいだといいます。
小林さん「いつ頃から会社が軌道に乗った、とかそんな印象はないですね。いつでも、コツコツとちゃんと目の前の仕事をしていたら、自然と次の仕事が出てくる。日々の繰り返しで、何もすごいことなんかしてないですよ」
後継者を募集する理由と後継者への想い
今も現役で仕事をしている小林さんですが、現在70歳。身体や体力のことを考え、昔のように土日に働くこともできなくなり、断る仕事も増えてきたため、引退を考えるようになりました。
しかし小林さんには、ちょっとした電気の故障など細かい要望にも応える「町の電気屋」を無くしたくないという思いがあります。
小林さん「これから高齢者がどんどん増えていきます。自宅で起きるようなちょっとした故障にすぐは対応できる業者の存在も必要だと思うんです。
個人からの仕事はそんなに儲けがあるわけではないけれども、すぐそばに頼れる電機屋がいないと不便かなと。電話を受けたらとりあえず駆けつける町の電気屋はこれからの時代も必要じゃないでしょうか」
自分の代わりに町の電気屋を継ぐ人を探してから引退することが、自分ができる最後の地域貢献になるかもしれないと、思うようになったという小林さん。
そのため、後継者になる人には、もちろん稼げる仕事もやりつつ、町の小さな要望にも応えていけるような人材になってほしいと考えています。
引き継ぎの条件と要件
後継者の条件として、最低でも電気工事2種が必要になります。1種を持っていたら、市役所が発注する仕事も受注できる可能性が高くなるそうです。
引き継ぎの対象となるものは、現在小林さんが使用している機材や事務所、取引先などです。
小林さん「機材は一般的な電気工事の仕事を行う上で必要なものは揃っていて、高所作業車もあります。道具・工具はいいものを揃えているので、ひとつ30万円ほどする道具もあるんですよ。型は古いかもしれないけど、今でもちゃんと使えています」
事務所については、一軒家の角スペースのため、賃貸として使用してもらうことを考えています。
また譲渡後の小林さんの関わり方について、これまで個人経営したことがない人には、仕事の探し方や入札の方法などは教えてもらえるそうです。その後は「引き継ぐ人の邪魔をしたくないし、口出しされても迷惑だろうから」と、退く予定です。
小林さん「年も重ねてきて作業は遅くなりましたが、これまで培った知恵はあります。私が知っていることは惜しみなく伝えたいと思っています。もちろん、多忙な時期に仕事を協力してくれる同業者の繋がりも丁寧に紹介しますよ」
あとを継ぐメリットと課題点
小林さんはこの土地で電気工事店を継ぐメリットは、他の都市に比べて小規模工事の入札に参加する同業者が少ないため「公共の仕事を受注しやすいこと」も大きいのではないかと考えています。
また、大きい工事がある県庁所在地の秋田市が近いため、秋田市で行われる工事に、下請けとして建設会社や同業者から受注することもあるそうです。
その反面、課題としては発注数そのものが都市に比べたら少ないため、評判は大切。目の前の仕事を毎回しっかりとこなしていくことが大切だそうです。
小林さん「ガッツリ稼ぎたい!という人には向かないと思うけど、ゆっくり田舎で電気工事士の資格を活かして生活していきたい、という人にはピッタリな職業だと思います。こんな僕でもなんとか生活できるんですから。いいスローライフが送れると思いますよ」
秋田県潟上市ってこんなところ
潟上市は秋田県の沿岸部にあり、南は県庁所在地の秋田市、西は男鹿市と隣接しています。秋田自動車道、日本海沿岸東北自動車道が通っていて、秋田空港へのアクセスも30分程度です。
日本海に面しているため、降雪量は秋田市と比べてもそれほど多くありません。
人口は3万人ほどで、秋田市に勤務する人が多いベッドタウンとしての特徴もありつつ、漁港や自然豊かな田園風景も併せ持っています。
事業者情報
商号・屋号 | 株式会社小林電機 |
本店所在地 | 秋田県潟上市飯田川 |
設立年月 | 昭和46年3月23日 |
譲渡内容 | 事業譲渡、事務所は賃貸 |
譲渡理由 | ご高齢のため |
譲渡後の関わり | 必要に応じて引き継ぎ、引き継ぎ後は退く |
メリット | 道具や機械をそのまま引き継げる、初期投資が少なく済む、市内に同業者が少ない |
課題点 | 小規模な市のため、市内の仕事発注数の母数が少ない |
求める買い手像 | 資格を生かして田舎でスローライフを送りたい方、近隣の住民とコミュニケーションを取れる方 |
許認可内容 | 電気工事業、電気通信工事業、消防施設工事業 |
従業員数 | 1名(パートタイム) |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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