農業に適した環境が揃う宮崎県田野町で広大な土地を利用して、農業を始めたい人を募集！

倉岡さんの営む農業

宮崎県宮崎市の中心市街地から車でおよそ30分の場所に位置する宮崎県田野町は、比較的日照時間が長く、年間を通して農作業が盛んに行われています。

特に冬季は冷たい西風を活用した干し大根づくりが盛んで、毎年冬になると大根を干すための「大根やぐら」があちこちで見られ、宮崎の冬の風物詩となっています。

そんな宮崎県宮崎市田野町で農家を営むのは倉岡彰生（くらおか あきお）さん。

長年、奥様と二人三脚で農家を営んでいましたが、奥様が膝を壊してしまい、現在は主にお一人で夏場はゴーヤ、冬場は干し大根などを作っています。

今回は、長い年月をかけて築き上げてきた倉岡さんの農家を引き継ぐ後継者を募集しています。

経営者の紹介

ご実家が農家だった倉岡さんは、小さい頃から「後取り」としての期待をされていたといいます。

お父様の後を継ぎ2代目となった倉岡さん。自らの土地ではお茶を生産し、借地ではサツマイモや里芋などを作るなど、お茶と青果の二刀流農家として日々農業に励んでいたそうです。

働き詰めの日々を送っていた倉岡さんですが、当時はバブル期だったこともあり、それなりの見返りがあったといいます。しかし、やがてお茶の価格が低迷する時代を迎え、お茶農家としての活動に終止符を打つことになりました。

後継者を募集する理由と後継者への想い

これまでゴーヤと干し大根をメインに生産してきた倉岡さんですが、将来のことを見据えて後継者募集を決意しました。

倉岡さん「自分が持っている畑の規模を、1人ではこなせないと、ここ2年くらいで考えるようになりました。娘が2人いるけど、共に嫁いでいて私の後は継ぎません。私の代で終わることも考えましたが、親の財産を必死に守ってきたこともあって、どなたかやりたい方に引き継いでもらえればと思ったのです」

田野町は雨が多い土地のため、農家としてはやりやすい環境だといいます。

倉岡さん「雨が多いから、土の中の作物も上の物も、生育が良いですね。農家としては恵まれた場所だと思いますよ。後継者には、今ここにある機械で生産できる作物を作ってもらえたら嬉しいです」

引き継ぎの条件と要件

今回は、倉岡さんの所有する畑、倉庫、機材が譲渡の対象です。機材はトラクター1台・タイヤショベル・ 農業用倉庫・噴霧機・肥料散布機・大根掘り取り機・ゴーヤのワイヤーなど、普通作をする際に必要な農業機械は全て揃っています。

倉岡さん「畑は縦が100から130メートルほどで、区画は2、3反くらいでやりやすいと思います。機材から揃えるとなると相当費用がかかり、支払いに追われてやっていけません。大根など、今ある機械でできる物を作るならば、初期投資も少なく済むのでおすすめです。経験者でも未経験者でも、やる気がある人には私がこれまで培ってきたことを指導したいと考えています」

倉岡さんは、経費等を考えて「夏場なるべく家族でできる物を作ることを勧めたい」と話します。

倉岡さん「今は植え付けと収穫の繁忙期にパートさんに来てもらっていますが、時にはパートさんを雇ったりしつ家族で作れる物を作る考えを持っていたほうが良いと思います」

あとを継ぐメリットと課題点

また、先述の通り雨が多いという、農家に合った土地で農業ができるところも嬉しいポイントになります。

倉岡さん「雨が多いけど、田野は排水が良いから災害が出にくい。日照時間も長いし、農家をやるなら本当に良いところですね。後は個人事業主で人に使われる仕事ではないから、人生経験としてもやっていて損はないはずですよ」

一方、農業は未経験者や経験の浅い人にとっては苦労があることも事実です。

倉岡さん「これはもう経験で、鍬の使い方とかもそうだし、何度も何度も失敗して覚えていくしかない。やっぱり、ある程度やってきた農家の人には敵わない世界ですから。でも、私と同じスタイルの農家をやっていくという方ならきちんと指導しますので、ご安心ください」

農業に最適な土地で、ベテラン農家から指導も受けることが出来るという最適な環境で、農家としての人生をスタートしてみませんか？

宮崎県宮崎市ってこんなとこ

宮崎県の中央部に位置する宮崎市は、豊かな自然があり、気候が温暖なエリアです。また、海の幸や山の幸といった、食に恵まれているという魅力もあります。

倉岡さんが農家を営んでいる田野町は、農家が盛んな町。倉岡さんも生産する「干し大根」は大根を丸ごと一本干す方法が伝統的に継承され、耕作面積は日本一です。

移住したい都道府県ランキングで上位に入ることの多い宮崎県は、農業やサーフィンなど、移住者それぞれが豊かな自然を楽しんで生活をしています。

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