こちらの案件は、成約済みです。
市民に愛される思い出の味。宮崎市の老舗パン屋「ミカエル堂」が後継者を募集!
掲載事業者への直接連絡は事業者様のご迷惑になりますのでお控えください。 ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。
目次 :
宮崎県宮崎市にあるパンの製造販売店「ミカエル堂」。テレビなどで取り上げられ今や全国的にも知名度が高い、宮崎県発祥の菓子パン「じゃりパン」を発案したことでも知られるお店です。
学校給食でも取り扱われていることから、多くの宮崎市民に親しまれているミカエル堂。惜しまれつつも3月にパンの製造中止が決まっており、後継者を探しています。
約100年の歴史がある老舗パン屋
ミカエル堂は現在、3代目の都成(となり)五男さんと奥さんの2人で運営しています。都成さんの祖父から始まり2代目の父と、代々受け継がれてきた100年近い歴史を持つ老舗店です。
3代目の都成さんは大学を卒業後に一度上京し、パン業界とは関係のない仕事に就きました。そののち、福岡県にあるパン屋で修行を積み、2代目の父親が経営するミカエル堂に就職したといいます。
都成さん「創業は昭和元年で、一番初めは学校給食用のパンからスタートしたと聞いています。その後、卸・市販のパン屋になりました。10年ほど前から学校給食を再開させ、今に至ります」
現在は、午前中に卸・市販のパンの製造販売、昼からは翌日配達する学校給食用のパンを作るというスケジュールで運営しています。宮崎市の繁華街にお店を構えた時代もあったそうですが、昭和61年に今の大塚町に店舗を移転。以来、同地に根付いて営業を続けてきました。
じゃりパン以外にも人気商品がたくさん
「じゃりパン」は、宮崎市内の学校の購買で売られていたこともあり、多くの市民の思い出の味として愛されています。relayの中には、「高校時代に売店でじゃりパンの争奪戦になった」と、思い出を語るスタッフもいたほど。
都成さん「お店に買いに来てくれる方、学校の売店やスーパー、保育園や老人ホームと、幅広い方々にパンを食べていただきました。売店は高校の購買部が中心だったので、高校生が買いやすい価格で販売をしてきたんです。
卸が中心なので、昔からあまり価格を変えずにやってきましたね。今はコンビニもあるので昔ほどの勢いはなくなってしまいましたが、スーパーなどに商品を卸し続けています。名物のじゃりパンの他にも、食パンや練乳パン、惣菜パンも人気があるんですよ」
そんな中、3月にパンの製造を中止するのには様々な事情があったといいます。
都成さん「元々、設備の老朽化もあって、学校給食用は今季中で終了しようと話していたんです。給食用の機材等を買い替えるにはそれなりの費用もかかり、年齢のことも考えるとそこに投資をすることはできないなという思いがありました。そんな時、コロナで売上は落ち、反対に材料費は高騰したことも影響し、お店を譲ることを考えるようになりました。
ちょうどその時期に体を壊したこともありまして。色々と考えた末、最終的に閉店することを決めました」
都成さんにはお子さんがいらっしゃいますが別の仕事をしており、従業員も高齢になってきていて後を継げる人はいないそうです。
「ミカエル堂」と「じゃりパン」を残してほしい
長年、ミカエル堂を守ってきた都成さんご夫婦。お客さんとのエピソードも数え切れないほどお持ちですが、やはり一番印象に残っているのは、看板商品である「じゃりパン」にまつわるものだといいます。
都成さん「『じゃりパン』は売り出した当初『バタークリームロール』という名前だったんです。だけど、販売先だった工業高校の生徒が『じゃりパン!じゃりパン!』と言い始めて。
食感が『じゃりっ』としているからですね。あまりにも言われるもんだから、名前をじゃりパンに変えたんですよ(笑)」
今回、譲渡をするのはパンの製造機器と屋号、そしてじゃりパンの販売権とレシピになります。じゃりパンを製造販売してくれさえすれば、後を継ぐ人が作りたいオリジナルのメニューを売ってくれて問題ないということです。
都成さん「ミカエル堂の名前とじゃりパンがセットになれば、ある程度の売上は見込めると思います。このふたつが残れば、新しいことにチャレンジしていただいて構いません。ミカエル堂とじゃりパンの名前は、市内の方であれば多くの皆さんが知っているはずです。今は毎日500〜800のパンを作りますが、一生懸命やってくださる方ならば、それくらいは売れるのではないかな」
3月、脈々と受け継がれた歴史に幕を閉じるミカエル堂。宮崎で育った人たちにとって、「ミカエル堂」と「じゃりパン」の存在はとても大きなものです。閉店の話はすでにSNSなどで出回り、惜しむ声がとても多く聞かれます。
市民に愛され続けた同店の歴史を、後世に引き継いでみませんか?
商号 | 有限会社ミカエル堂 |
所在地 | 宮崎県宮崎市 |
代表 | 都成 五男 |
創業 | 1926年 |
募集形態 | 事業譲渡 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
- 迷いがある状態でも話を聞くことはできますか?
-
お問い合わせをすると、案件担当者とカジュアルに情報交換ができるようになります。
まだ迷っているけど少し話を聞いてみたい。という方もお気軽にお問い合わせください。 - 事業承継の専門的な知識がありません。何かサポートはありますか?
- relayには、全国各地に事業承継をサポートするrelayアドバイザー・専門家が登録しています。初回は30分無料で相談することが可能です。ぜひご活用ください。