こだわりの和牛を提供する松江市のステーキハウス「ミスタービーフ」の店舗を引き継ぐ新オーナー募集
こちらの案件は、後継者募集中です。
掲載事業者への直接連絡は事業者様のご迷惑になりますのでお控えください。 ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。

目次 :
日本の夕陽百選に選ばれた美しい夕景が楽しめる宍道湖、国宝に指定されている名城・松江城を有する島根県の県庁所在地・松江市。その玄関口であるJR松江駅のすぐそばに、創業40年を超える老舗のステーキハウス「ミスタービーフ」があります。しまね和牛にこだわったステーキで、県内外のお客さんから長きにわたって親しまれてきました。
そんなミスタービーフですが、店を切り盛りしていた店主のお父様が高齢になったことにより、閉店を決意しました。ミスタービーフでは後継者、または閉店後の店舗を使って新たな事業を行う人を探しています。
こだわりの和牛ステーキを40年以上提供
ミスタービーフは、松江で40年以上営業しているステーキハウスです。9割近くが県外からのお客様だそうで、常連客の中には著名人の姿もあります。
店主の奥田さんは「松江といえば、蕎麦や海鮮のイメージが強いです。でも仕事や観光で松江に来て2〜3日以上滞在するとなると、肉も食べたくなりますよね。そんなときにホテルのスタッフに紹介されたり、インターネットで検索したりして当店を訪れる方が多いです」と語ります。
ミスタービーフは奥田さんが、1981年(昭和56年)に創業。ミスタービーフは最高級の「しまね和牛」にこだわり、メスの未経産牛(出産経験がないメス牛)の国産A5ランクのみを提供しています。全国で流通する国産牛は約9万頭ですが、メスの未経産牛は20〜30頭くらいしか流通しない、とても希少な肉です。
奥田さん「メスの未経産牛は、肉の繊維が細いので柔らかな食感が特徴です。ぜひ、当店のステーキを通じて和牛の魅力を知っていただければうれしいです。
海外のお客様に『この店の肉は、ビーフというカテゴリーに入れてはいけない、それより上級な肉だね』と言われたときは、とてもうれしかったですね。といっても、肉を育ててくださっているのは畜産農家の方々です。生産者さんへの感謝を忘れず、いかに素材を活かしてお客様に提供できるかが大切なんです」
2011年(平成23年)には、東京にもステーキ店を出店しました。
奥田さん「お客様から『こんなにおいしいステーキを提供しているのだから、東京に店を出した方がいいよ』という助言をいただいたのが東京にお店を出店したきっかけです。松江の店は閉店しようと考えていたのですが、私の父が松江の店を切り盛りすることになりました」
閉店にあたり感謝の「原価サービス」を始めたが……
シャトーブリアン(100g)
2020年(令和2年)になり、東京の店舗を移転することになりました。移転準備中、松江に一時帰郷した奥田さん。そのとき松江の店を切り盛りしていた父から、高齢のために今後の営業が存続困難だという話を聞きます。そして奥田さんは、松江のミスタービーフの閉店を決意しました。
奥田さん「東京の店の移転が完了するまでのあいだは、私が父に代わって松江の店を切り盛りすることにしました。そして移転が終わるタイミングで松江のミスタービーフは閉店し、東京の店に専念することにしたんです」
ミスタービーフの閉店を決めた奥田さんは、40年の感謝を込めてお客様への「恩返し」セールを始めました。それは11,000円(税込)だったシャトーブリアン(100g)を、半額の5,500円(税込)で提供するという「原価サービス」。シャトーブリアンは、フィレの中でも最高級の部位。そんな高級なステーキを半額で食べられる、とても破格なサービスです。
しかしちょうど同じころに、新型コロナウィルス感染症の流行が拡大。緊急事態宣言も発令されて、奥田さんは東京への帰省が困難になります。さらに移転準備中だった銀座の店も、移転の目途が立たない状況になってしまいました。
奥田さん「当初は2020年いっぱいで、松江のミスタービーフは閉店することにしていました。でもコロナ禍が落ち着く気配がなく、東京の店の移転もいつになるかわからないまま。結局、2021年(令和3年)以降も私が松江の店を運営し、営業を続けています。
閉店セールも続けていますので、お客様からは『やめるやめる詐欺』なんて冗談を言われていますね(笑)。東京の店の再開を心待ちにしている方もおられますので、本音は早く移転させて再開させたいのですが……」
40年の歴史をもつミスタービーフを承継してチャンスをつかんで欲しい
コロナ禍による移転計画変更のため、ミスタービーフの閉店時期は決まっていません。東京の店の移転が完了するときか、ミスタービーフの後継者が決まったときのどちらかのタイミングで閉店することになります。
奥田さん「後継について、条件やこだわりなどはありません。未練はありませんから。ミスタービーフを承継していただいてもいいし、別の店名でステーキハウスをしてもいいです。ステーキハウス以外の飲食店でもいいと思いますし、さらにいえば飲食店でなくてもいいんですよ。この場所を活用していただければ」
条件も未練もないという奥田さんですが、承継してもらえたらうれしいという理想像はあるそう。
奥田さん「ステーキハウスをやってみたいという、20代や30代の若い方が承継してくれたらうれしいです。とくにご夫婦で協力して店を切り盛りしていきたいという方に、ぜひ挑戦してもらいたいですね。
自分で飲食店をやってみて感じたのは、最初のリピーターの獲得するまでがとにかく大変だったこと。ミスタービーフを承継したら、すでに40年続けてきた実績とお客様がおられます。ですから最初の大変なハードルを飛び越えられるのは、大きなメリットだと思うんですよ。これはステーキハウスをやってみたいと考えている方には、チャンスではないでしょうか。できれば、志ある方にぜひチャンスをつかんで欲しいですね」
ステーキ用の炭火コンロ
承継後、奥田さんは完全にミスタービーフから離れる予定です。奥田さんは「ミスタービーフという店名を承継したときは、経営者が変わった旨は告知してください。それ以降は、メニューなどオリジナリティーを出しても構いません」とのこと。奥田さんはミスタービーフから離れますが、希望があれば奥田さんが調理の仕方や運営の仕方を指導します。和牛など、食材を調達する取引先も紹介するそうです。
また私物以外の器具や備品は店に置いていきますので、続けて使用しても構いません。かつて使用していた2階席は、現在は使用しておらず備品置き場になっています。整理すればふたたびホールとして使用もできますし、1〜2人用の住居としても使用可能です。
奥田さん「たとえば、ステーキチェーンのような形を展開したい場合だと『ミスタービーフ』という店名は、ステーキ店らしいわかりやすい名前です。これもメリットですかね」
ステーキ店以外や飲食店以外でもOKと、条件の縛りはありません。しかしミスタービーフは、松江で40年にわたりこだわりの和牛ステーキを提供し、多くのお客様を魅了してきた歴史があります。奥田さんの「若い方やご夫婦でがんばりたい方に、このチャンスを生かして欲しい」という思いに引かれる方、こだわりのステーキハウス運営に挑戦してみませんか?
事業者情報
商号 | ミスタービーフ |
所在地 | 島根県松江市東朝日町121−3 |
創業 | 1981年 |
業種 | 飲食 |
特記事項 | 譲渡額については応相談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
- 迷いがある状態でも話を聞くことはできますか?
-
お問い合わせをすると、案件担当者とカジュアルに情報交換ができるようになります。
まだ迷っているけど少し話を聞いてみたい。という方もお気軽にお問い合わせください。 - 事業承継の専門的な知識がありません。何かサポートはありますか?
- relayには、全国各地に事業承継をサポートするrelayアドバイザー・専門家が登録しています。初回は30分無料で相談することが可能です。ぜひご活用ください。
- 島根県松江市でステーキレストランを引継ぎませんか?
- この案件について問い合わせする