沖縄県北中城村、大型商業施設内のスマホガラスコーティング「Smile Coating」が後継者を募集！

約10分の施工で耐久性の高いコーティング

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沖縄県中頭郡北中城村、イオンモール沖縄ライカムの3階にある「Smile Coating」は、合同会社 NEXT INNOVATIONが運営しています。スマートフォンの保護フィルムに代わる技術として注目されているガラスコーティングをこの場で約5分ほどの短時間で施工できる点が大きな特徴となっています。

「9Hの鉛筆でコーティング面を擦っても傷がつかない」という硬度9Hを誇り、「割れないスマホ」と謳われるほどの頑丈性が実現するそうです。

加えて、コーティングは5年以上持続する高寿命なものであり、コーティング業界初の抗菌・抗ウイルス製品として認定されているなど、ガラスコーティングならではの複数のメリットが存在します。

合同会社 NEXT INNOVATION代表の池田大輔さんは、2021年1月にこの事業を始めました。リピーターも多く、土日など多い日には1日20名ほどの方に利用されています。

池田さん「お客様からは、『傷がないので携帯を高くで買い取ってもらえた』『2階から落ちても割れなかった』『自転車に乗っていて落としても割れなかった』といった、喜びの声をいただいています」

そんな「Smile Coating」ですが、池田さんはこのたび後継者を募集することになりました。

経営者の紹介

池田さんは合同会社 NEXT INNOVATIONの代表社員として、スマホコーティング事業のほか、携帯の修理・鞄やコート、ぬいぐるみなどの防水・防カビを行う事業も同時に手掛けています。

長くこの仕事に携わってきたわけではなく、以前は全く別の業界で働いていました。

池田さん「会社員だった時代を経て、一度ラーメン店の経営にもチャレンジしたこともありましたね」

そんな中、会社員時代の先輩からコーティング剤について紹介を受け、事業展開に魅力を感じたためコーティング分野での独立開業に至りました。

後継者を募集する理由と後継者への想い

池田さん「同じくコーティングにまつわる新たな事業に着手するため、現在の事業を手放す運びになりました。リソースが限られる中、今も売上が立っているこの事業を終わらせてしまうのはもったいないので、どなたかに引き継ぎたいと考えています」

このような事情から、池田さんはできるだけ早いタイミングでの承継を希望されています。

引き継ぎにあたっては、「コーティング事業のみを譲渡」または「かばん製品の防水防カビ、スニーカーのコーティング、携帯電話の修理事業を含めた会社全体の譲渡」のいずれかのパターンを想定しています。

池田さん「基本的には、コーティング関係の仕入先から技術面まで全てお伝えするつもりです。それでも不足しているようであれば、私が相談相手としてアドバイスします。技術的には未経験の方でも1ヶ月もあれば習得できるはずですよ」

また、後継者となる方に求める条件については次のように話します。

池田さん「私から『こういう人でなければ引き継ぎたくない』という条件はありませんが、イオンモールさんの催事スペースをお借りして営業しているため、毎日変わらずお店を開けることは絶対的な条件になります。普通の事を普通に続けられる人であれば、問題なく売上を上げられると思いますよ」

引き継ぎの条件と要件

事業承継の対象となるものは、主に店舗ブースにある備品です。加えて、その他条件により、代理店契約や賃貸契約、屋号、従業員の引き継ぎが想定されます。

池田さん「まずスマホコーティング事業の店舗ブースでは、店頭のワゴンだけはイオンモールさんの所有物となっています。それ以外の備品や装飾物など店舗に置いているものは全てお渡しします」

備品関係はテレビや冷凍庫、冷蔵庫、パソコンや決済端末の他、コーティング作業に必要なスチーマーや超音波洗浄機、乾燥機なども含まれます。

池田さん「契約関係については、かばん製品に関する事業の仕入先とは代理店契約を結ぶ必要があるので、会社ごと譲渡する場合であればそのまま契約を引き継ぐことができます。スマホコーティングの方は登録をするだけで仕入れが可能なので、事業のみ譲渡する場合でも新たな契約は必要ありません」

屋号については後継者が希望する場合、引き継ぐことが可能です。現在も繰り返し利用しているリピーターやGoogleマップに寄せられている口コミをそのまま活かせるため、屋号はそのまま引き継いだほうが良いのではないかと池田さんは話します。

現在池田さんの元で働く従業員の方は1名であり、条件面にもよりますが人材の引き継ぎができる可能性もあります。スマホコーティングの催事スペースは賃貸契約となっており、後継者が希望する場合は別の場所での営業も可能です。

池田さん「沖縄以外で営業することも可能だと思います。ただし私としては、イオンモールの中だからこそ多くのお客様にご利用いただいていると思っています」

あとを継ぐメリットと課題点

ここまで3年以上スマホコーティング事業を手掛けてきた池田さんに、この事業を引き継ぐメリットや課題点についてお伺いしました。

池田さん「メリットは大きく分けて3つあります。1つは、イオンモールの中で営業するからこそ集客には苦労せず、またモール内に競合店がいない環境を維持できるという点です。2つめは、原価率が低く粗利が多いビジネスであるという点です。原価のかからない世界なので粗利率は90%を超えます。そして3つめは、競合が館内にいないという点です。イオンモールとの取り決めで、SmileCoatingが館内にある限り、同業が館内で営業できないルールになっています。大きいところではその3つで、その他として、お客様が途切れたタイミングでは待ちながらパソコンで他の仕事もできるので、複業のような形で上手く組み合わせることもできると思います」

イオンモールでは一般的なテナント本契約ではなく催事契約になるため、短期契約を繰り返している代わりに保証金などの負担がなく続けられているそうです。

池田さん「一方で課題といいますか、注意点として、365日営業する必要があるのでその点をどう捉えるかはカギになりそうですね。また、譲り受けた直後はコーティング事業しか着手できず、例えばスマートフォンの修理業などはイオンモールとの取り決めに基づき、やってはいけないという点が挙げられます。ここについては、イオンモールとの話し合いのうえで、将来的に別事業ができる可能性もあります」

今や日常生活において手放すことのできないスマホを、短時間かつ気軽な価格で長期間守るというスマホコーティングの「Smile Coating」。集客にも恵まれた環境で、このお店を引き継いでみませんか？

​​​​​​沖縄県中頭郡北中城村ってこんなところ

沖縄本島の中部に位置する北中城村は、「日本国内で最も人口密度が高い村」として知られています。村全体が丘陵地となっており、東側は中城湾に面しているため、豊かな自然が味わえる地域です。

一方で那覇市内まで車で約35分と通勤圏内であることから、近年では移住先の候補地として名前が挙げられることも多くなっているそうです。商業施設や救急病院が集まる再開発地区を中心に、人気のエリアとなっています。

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