最大1000頭の牛が肥育可能。北海道北見市の「オダリサーチファーム」の後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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北海道の東に位置する北見市は、オホーツク圏内を代表する街です。2006年に近隣3町と合併して道内随一の面積に。玉ねぎの生産量、ホタテの水揚げ量、人口あたりの焼肉店数日本一を誇り、近年ではカーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の本拠地としても知られています。
「オダリサーチファーム」は、女満別空港から車で走ること約50分。JR北見駅から車で10分強の北見市郊外にあります。1992年に小田一之さんが創業。長きにわたってブランド牛「野付牛(のつけぎゅう)」の生産を行うほか、観光業や飲食業にも取り組むなど、この地域の発展を担ってきました。
2020年に小田さんが75歳になったのを機に、牧場経営に終止符を打ちましたが「すぐにでも牧場が開始できる設備を眠らせておくのはもったいない」と、18,711坪の牧場(現状地目は宅地)を買い取ってくれる方を探しています。
広々とした敷地と充実した装備
これまで「牧場を譲ってほしい」という話は何件も舞い込んでいましたが、経営理念や金額に大きな格差があり、譲渡に至りませんでした。
小田さん「この牧場を開業するにあたり、1億5千万円を借り入れて自ら重機を操作して造成するなど、30年間かけて拡大してきました。総額3億円も投じてきましたので、その価値の分かる方に購入していただきたい」と小田さんは語ります。
牧場を案内してもらうと、その想いに納得。12棟(約2,631坪)の牛舎は、最大1,000頭も収容可能です。すべての牛舎の壁が取り払われているのは、「空気も肥料のひとつ」という小田さんの農業哲学から。家畜特有の臭いもなく、健康で清潔な環境が整えられています。重機や給餌車、発電機やコンプレッサーのほか、事務所(20坪)、社宅(24坪)なども揃い、すぐにでも作業ができる状態が保たれています。
牛舎の柱の修繕用の丸太も多数ストック。コンクリートの土台を補修するための木枠も用意されており、自分で修理できれば維持費が軽減できます。「土木の経験はありませんでしたが、やればできるものですよ」と、小田さんは笑います。
理想の肉牛肥育を求めて牧場を開業
「オダリサーチファーム」は、小田さんが45歳の時に創業しました。
小田さん「独立する前はホクレンに勤めており、退職してから最初に牛の売買を仲介する会社『オダアグリサービス』を設立しました」
ホクレンでの経験や、持ち前の探究心から畜産に対する関心が深い小田さんは、その後、北見市郊外の農地を買い取り、「オダリサーチファーム」を開業します。これまで畜産経験はありませんでしたが、ホクレンの仕事を通して畜産家と関わる中で、「こうすれば良い牛が育つ」という確信があったそうです。
小田さん「開設資金も運営資金もゼロ。無担保、保証人なしという状況で、1億5千万円を借りました。その状況で牧場を始めるのは勇気が必要です。しかし資金を貸してくれたほうは、もっと勇気があったと思います(笑)」
健全な経営に務め、オホーツク圏内を代表する優良牧場に
初年度は牛舎2棟に約160頭からスタートし、最盛期は1,000頭にまで拡大しました。飼育したのはホルスタイン交雑種のみで、北見市の旧名である「野付牛町(のつけうしちょう)」から「野付牛(のつけぎゅう)」と命名。ホルモン剤を使用せず、独自の飼料である大麦・小麦を与え、地場産の無農薬の稲藁・小麦藁・乾草など北海道産の無農薬の飼料や、天然温泉水(冷鉱泉)を与えるなど細部にこだわっています。「無農薬飼料・抗生物質未使用が育むオーガニック牛」と話題になり、これまで多くのメディアにも取り上げられました。
牧場の造成や牛舎の建設は、すべて小田さんが手がけています。牛舎の柱に使用するため、NTTから木製の電柱を買い取ったものの、それでも本数が足りず、牧場に隣接する山林(15,000坪)を購入して、カラマツなどを伐採しました。それだけで終わらないのが小田さんのアクティブなところ。その土地を造成してキャンプ場を開業します。(グリーンツーリズムとキャンプ場の登記済み)コテージ・バンガロー・トイレ・体験五右衛門風呂などを整備し、森の散策・探検を楽しめる施設を建設するなど、牧場以外にも事業を広げていきました。
自然豊かな環境と、四季折々の広大な風景を楽しめる場所で、農林水産省が推進するグリーンツーリズムにも登録されています。
近隣には、半径5キロ圏内に駅や学校があるなど利便性の高い立地です。
新規畜産に参入したい方に活用してほしい
小田さんは、牧場や設備を含む敷地全体の譲渡を希望されています。お譲りしたいのは「肉牛の肥育を行ってみたい方」かつ、「オダリサーチファームの資産価値を理解していただける方」です。すでに牛は売却していますが、小田さんの経験を活かして、新たな牛の購入や飼育方法など、牧場経営のすべてを伝授頂けるとのことです。また、施設と飼育用器材一式の賃貸の形での譲渡も検討しています。
小田さん「私は45歳の時に、1億5千万円を借り入れて牧場を始めました。堅実な経営を続け、新たに借り入れたり、国などの助成を受けることなく、25年間かけて完済しました。40代の方にもチャンスはあると思いますので、検討してほしいと思います」
経営が軌道に乗った理由を尋ねると「欲張らないこと。大きく儲かる方法ではなく、人件費や借り入れの返済を差し引いて、いくら粗利があれば経営を続けられるかを常に考えていた」といいます。「大きな商圏の参入よりも、地場に受け入れられるほうが堅実」との考えから、北見市内に焼き肉「ここだけ野付牛」を経営し、自慢の野付牛をふるまっていたこともありました。
小田さん「事業としては少ない利益でしたが、無担保、無借り入れで終えることができましたので、それが正解だと思っています」
「牧場に関心を示してくれる方には、積極的にお会いしたい」と言います。肥育している頭数や事業内容にもよりますが、牧場経営はひとりでもできるそうです。キャンプ場も譲渡先を探しており、併せて購入することで、畜産・観光ビジネスの夢が広がります。「オダリサーチファーム」を譲り受けて、新たな人生を踏み出してみませんか。
事業者情報
商号 | 有限会社オダリサーチ・ファーム |
所在地 | 〒099-0877 北海道北見市柏木152番2 |
代表者 | 小田一之 |
創業 | 平成4年 |
業種 | ●肉用牛「野付牛」の肥育・販売 ●キャンプ施設「山のうえの展望広場キャンプ場」の運営 |
募集形態 | 事業譲渡 |
選考フロー |
ヒアリングシートの回答→書類選考→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
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