富山市で60年以上続き、県外からのリピーターも多い「音川観光ぶどう園」が後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
掲載事業者への直接連絡は事業者様のご迷惑になりますのでお控えください。 ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
富山市の中山間地にある観光ぶどう園
富山県富山市の市街地から少し離れた中山間地の婦中町音川エリアにあるのが「音川観光ぶどう園」です。
現オーナー、松浦輿碩(まつうらよしみつ)さんの祖父の時代から富山県内にある別の地域でぶどう栽培をしており、松浦さんの父親が現在のエリアでぶどう作りをはじめました。
音川観光ぶどう園で栽培するぶどうは、すべて種なしの品種で、全体の7割近くが巨峰です。
シーズンとなる8月から10月くらいまでは、ぶどう狩りを目当てに多くの人が訪れており、多い時では1日7〜800人が来場する人気スポットとなっています。
経営者の紹介
現オーナーの松浦さんがぶどう園を引き継いだのは50歳を過ぎてからのことでした。もともとは高校教師として働いており、週末にぶどう園の手伝いをしていたといいます。
松浦さん「51歳までは工業高校で機械科の教員をしていたんですが、両親が年齢的に続けることが困難になったため、教員を辞めて引き継ぐことにしました。引き継いでからは今年で25年になりますね」
ぶどう園の仕事は工程が多いため、作業を一通り覚えるのに5年ほどの時間を要したそうです。
松浦さん「剪定や棚付け、誘引、房切、種なし作業、粒を少なくする作業、袋掛け、肥料、消毒管理など、覚える工程も多く、すべてを適正に行わなければ、おいしいぶどうをつくることができないので、覚えるまでは大変でしたね。ただ、自然の中で行う作業なので、癒されますね。
特に、春先にウグイスの鳴き声を聞きながらの作業は至福のひとときです。また、ぶどう狩りに来てくれるお客さんの笑顔を見ると、また来年もっとおいしいぶどうを作りたいと思いますね」
後継者を募集する理由と後継者への想い
今年で76歳になった松浦さんは、体力的な理由から後継者を募集することにしました。
松浦さん「あと4,5年は仕事ができそうですが、まだ元気なうちに後継者となる人を探し始めようと思いました。未経験でも、ぶどうが好きで、作ってみたいと思ってくださる方は大歓迎です。しっかりと教えるので経験がなくても問題ありません。
この地域で長年ぶどう園をしているので、今後も地場産業として残していきたい気持ちがあります。だからこそ、まじめな人に引き継いでほしいですね」
引き継ぎの条件と要件
現在は音川エリアに2.2ha、池原エリアに1.3haのぶどう農園がある他、池原エリアの別の造成地で1.3haのぶどう農園を新たに作っています。今回松浦さんは、いきなり経営の全てを譲渡するのではなく、まずは2箇所の農園を丸ごと貸し出すことを予定しています。
松浦さん「池原も中山間地で、新たにつくっている農園は棚を作って、ぶどうの苗を植えるだけの状態です。元々ある池原のぶどう園は地形的にぶどう狩りができなかったのですが、新たな農園はぶどう狩り体験も可能です。単価も高いシャインマスカットを中心とした人気のぶどう栽培を検討しています」
合計約3.5haとなる2か所のぶどう園を年間1,200万円で貸し出す予定です。貸し出し金額には機械も含まれており、消毒器2台、トラクター2台、草刈り機3台などがあり、機械を保管する農舎もあります。
松浦さん「年間1,200万円で貸し出しをしている間の売上は、借主さんに全てお渡しします。必要経費などについては、ぶどう棚や機械の修繕・管理費は私が負担をしますが、それ以外の管理費や人件費については借主さんにご負担いただく想定です」
また、敷地内には室内バーベキューが楽しめる施設や2階建ての住居などがありますが、これらの使用を希望する場合の条件などは要相談となります。
あとを継ぐメリットと課題点
ぶどう棚の施設費用やハウス構築などは通常一から始めると数千万円かかりますが、すでに整備されているため、初期投資なしでぶどう園の運営を始めることができる点は大きなメリットです。また、周辺に競合が少ない点も魅力だといいます。
松浦さん「ぶどうの生産地として有名なのが山梨や長野ですが、そこでぶどう園を経営しようとすると競合も多いと思います。その点、富山は消費地であり、競合が少ないので、ぶどう狩り体験を提供することで集客が見込めるんです。新たに準備をしている農園でも、5年目以降は収穫体験ができるようになる予定です」
さらに、7割以上のぶどうは自分たちの手で売っているため、利益率が高いこともおすすめポイントだと話します。
松浦さん「現在は7〜8割のぶどうを自前で売っています。残りは市場の仲買人に出したり、道の駅などの農産物直売所で販売しています。また、自社でジャムを作っていますし、業者さんに委託をしてジュースも作っています。
他にも、新たなチャンレジとして都市型ワイナリーを始めるのもいいかもしれませんね。果実酒なので許可が必要ですが、新たにお店をつくってもおもしろいと思います」
メリットや今後の期待も膨らみますが、冬の雪対策には力を入れる必要があります。
松浦さん「雪が降ると、ぶどう棚の上に重たい雪が乗ってしまうので、枝が折れたり棚が潰れたりすることがあります。こまめな雪下ろしは必須ですね」
更なるチャンスを秘めた自然豊かな地域で、ぶどう園の運営をはじめてみませんか。
富山県富山市ってこんなところ
富山県の県庁所在地である富山市は、豊富な魚介類が採れる富山湾や3,000m級の立山連峰などに囲まれた自然に恵まれた地方中核都市です。
市内には路面電車も走っており、利便性の高いコンパクトシティとして、住みやすい街として人気が高い場所ですが、その中でも音川エリアは、ぶどう園に適した場所でありながらも市街地に近く、商業施設へも車で15分程度で行くことができます。
周辺が山に囲まれているため山菜取りも楽しめ、四季折々で鳥の音色を楽しめるほど自然に恵まれた立地です。
事業者情報
商号/屋号 | 音川観光ぶどう園 |
本店所在地 | 富山県富山市婦中町東山184 |
譲渡内容 | 音川1か所と池原1か所の貸し出し |
譲渡理由 | 年齢的な理由で体力面で心配が出てきたため |
譲渡後の関わり | オーナーとして修繕や修理は請け負う |
メリット | 設備投資が不要、ぶどう園のノウハウを指導してもらえる |
課題点 | 工程が多く、覚えるのに5〜6年かかる。冬場は雪下ろしが必須。 |
求める買い手像 | ぶどう栽培に興味のある方 真面目な方 |
従業員数 | 1人(通常:アルバイト4~5人、繁忙期:10数人) |
選考フロー | 電話ヒアリング→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
- 迷いがある状態でも話を聞くことはできますか?
-
お問い合わせをすると、案件担当者とカジュアルに情報交換ができるようになります。
まだ迷っているけど少し話を聞いてみたい。という方もお気軽にお問い合わせください。 - 事業承継の専門的な知識がありません。何かサポートはありますか?
- relayには、全国各地に事業承継をサポートするrelayアドバイザー・専門家が登録しています。初回は30分無料で相談することが可能です。ぜひご活用ください。
- 富山県富山市で事業を引き継いでみませんか?
- この案件について問い合わせする