地元客や観光客に愛され40年。京都市嵯峨・嵐山のベーカリー「ぴいたあパンベーカーズ」の後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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こちらの案件は京都信用金庫との連携案件、公益財団法人京都産業21がサポートする「M&A型事業承継支援補助金」の対象案件です。適用には条件があり、審査が入る場合もございますのでまずはお問合せください。
※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
ぴいたあパンベーカーズについて
京都有数の観光スポットである、嵯峨・嵐山エリア。この地で1983年に開業したのが「ぴいたあパンベーカーズ」です。その店名の通り、ピーターパンが優しい笑顔でパンを抱える、かわいい看板が目印です。
店内には、100円台から買えるリーズナブルなパンが棚いっぱいに並びます。オーナーの松芝幸雄さんにパンの売れ筋について聞くと、「特にありません」とのこと。その真意は、どれもまんべんなく売れているからです。
松芝さん「パンの種類が多いと、仕事も増えるので正直大変なときもあります。ですが、簡単に減らすことはできません。1日に10個しか売れないパンがあっても、10人が楽しみにしてくれているということですから」
お客さんそれぞれが好きなパンを大切にし続け、40年にわたって様々な方から愛されてきました。
経営者の紹介
オーナーの松芝さんは、京都市生まれ。創業前は京都中央卸売市場で働いていました。
松芝さん「当時は市場で働きながら、何か自分でも食に関わる仕事をしてみたいと考えていました。そんな中、同じ職場で働いていた友人が、ひょんなことからパン屋を始めたんです。仕事が終わってから手伝うようになったのですが、これがすごく楽しくて。私もパン屋をやってみたいなと思いました」
配達の途中で、偶然今の物件を見つけ、ここが良いと即決。かつて通っていた高校の学区内でもあったため、土地勘もありました。友人のお店を手伝い始めてから、ぴいたあパンベーカーズをオープンするまで、わずか1年。あまり深くは考えず、勢いでスタートしたとのことですが、お客さんも一緒に働く職人さんも、どんどんと集まり始めました。
松芝さん「始めたタイミングも良かったのだと思います。その頃は、焼きたてのパン屋さんが流行りはじめていました。テレビでも、京都のパン屋さんがよく特集されていましたね」
パンが売れなくて困ったことは、あまりなかったかなと、松芝さんは笑います。
後継者を募集する理由と後継者への想い
松芝さん「実は昔から、お客さんはそんなに変わっていません。うちで買い続けてくれる方が多く、いつのまにか『パンを買うならぴいたあパンで』という感じになったのでしょうか。創業当時から通ってくれていて、昔は学生だったのに、今ではすっかり主婦になった方もいますよ」
松芝さんがそう語るように、地元の方にも観光客にも、親しまれてきたぴいたあパンベーカーズ。店内に並ぶ数々のパンの開発は、一緒に働く職人やスタッフのアイディアがあってこそのもの。日々の業務の中で、今度はこんなのをつくってみたらどうかなと、発案してくれたのだとか。
たくさんの思い出を残してきましたが、松芝さんの年齢的な理由で、事業承継を決意しました。働いている職人さんにも後を継がないかと声をかけてみましたが、社長の器ではないからと断られ、今回の募集に踏み切ったと言います。
引き継ぎの条件と要件
承継を予定しているのは、店舗をはじめ、店内の設備一式。パンづくりの機材は、オープンやホイロー、ドゥコンディショナー、リバースシート、モルダー、90コートのミキサー2台、冷蔵庫に製氷機など、長年パンをつくり続けてきた環境が整っています。
また、店舗は松芝さんがオーナーを務める建物の1階にあるため、賃貸として契約しながら、お店を運営していくことになります。働いているスタッフも、そのまま引き続き働いてくれる予定とのこと。仕事をうまく引き継いでいけるよう、レシピや経営についても、必要とされるなら近くでアドバイスしていけたらと松芝さんは話します。
承継にあたっての希望は、まずはしっかりと伝統を守ってくれる人。
松芝さん「最初のうちはこれまでの味ややり方を、きちんと引き継いでほしいなと思います。できれば、『ぴいたあパン』という名前も残せたら嬉しいなと。多くは望みませんが、その後で少しずつ、独自の色を出していってもらえたら嬉しいです」
あとを継ぐメリットと課題点
現在のお客さんは、約8割が地元の方々。お店の隣にはスーパーがあるため、買い物帰りに家族連れで立ち寄ってくれる方も多いのだそう。観光客を合わせると、平日には200人、休日には300人近くの方々が、パンを買いに訪れます。
また外の取引先は、京都市内のスーパーや、名古屋の百貨店など。かつて配達ができなかったときは、わざわざ名古屋から車で買いにきてくれたこともあったのだとか。このように、お店を愛してくれている地域のお客さんや、取引先がいてくれるのはメリットの一つと言えるでしょう。
最近は、若いお客さんも増えており、観光客にもまだまだアプローチできる余地があるため、駅近という立地を活かし、「工夫次第でさらなる集客も見込めるかもしれない」と話します。
課題となるのは、地域に根付いたお店を引き継ぐという覚悟です。
松芝さん「私は、未経験の状態から1年ほどでパンづくりを覚えました。今は熟練の職人たちがいますので、彼らと一緒にやっていたら、技術の習得については問題ないかと思います。それ以上に大事にしてほしいのは、とにかく真面目にパンをつくること。パンの味とお客さんに、真剣に向き合ってほしいなと思います」
40年間愛されてきた、ぴいたあパンベーカーズ。あなたのアイディアと情熱を活かし、お店を引き継いでみませんか?
京都府京都市右京区ってこんなところ
京都府京都市右京区は、渡月橋や竹林の小径など、数多くの観光地がある人気エリア。
また、店舗から最寄りの車折神社駅からは、徒歩1分。駅名にもなっているこの神社は、芸能や芸術のご利益があると言われ、毎年数多くの芸能人やアーティストが参拝していることでも有名です。事業者情報
商号・屋号 | ぴいたあパンベーカーズ |
本店所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨中又町24番地 |
設立年月 | 昭和58年6月法人設立/昭和56年6月開業 |
譲渡内容 | 事業譲渡 |
譲渡理由 | 後継者不在 |
譲渡後の関わり | アドバイス可能 |
メリット | 長年のお客さんや取引先が多い |
課題点 | 伝統を受け継ぐ覚悟が必要 |
求める買い手像 | 想いを継いでくれる方 |
許認可内容 | 菓子製造業/飲食店営業/乳類販売業 |
従業員数 | 正社員4名/アルバイト17名 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
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Q&A
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