りんごの木は市のシンボル。秋田県横手市でりんごジュースを作る工場の後継者を募集!

秋田県
製造業
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こちらの案件は、後継者募集中です。

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りんごの木は市のシンボル。秋田県横手市でりんごジュースを作る工場の後継者を募集!

秋田県南部に位置する横手市は盆地になっており、夏は暑く冬は寒く、四季がはっきりしています。1年を通じて寒暖差が激しいため、稲作を始めとする農作物の生産が盛んで、農業産出額は県内第1位です。中でもりんごは「平鹿りんご」が特産物になっていて、市のシンボル木はりんごの木になっています。

そんな横手市で果汁100%のりんごジュースを製造している「株式会社秋田りんご村」では、工場を任せることができる後継者を探しています。

現在の株式会社りんご村の代表は長岩美香さん。

果樹農家だった先代の父が、新規事業として平成元年に工場を立ち上げました。

美香さんは元々、栄養士や動物病院の動物看護師として働いていました。20年以上前から父の手伝いをしていましたが、10年前に父が亡くなってからは美香さんがりんごとサクランボを育てる果樹園と、ジュース工場を引き継ぐことに。


美香さん「果樹農家は実った時だけの仕事ではなく、ハウスの雪下ろし、枝の剪定など、年中やることが尽きません。その中でジュース工場も稼働していくとなると、どちらも中途半端になってしまって。工場を他の人に継いでもらえたらなと考えるようになりました」

コロナ禍になる前から果樹農家の知り合いを通じて後継者を探していて、過去には県外からの申し出もあったそうですが、緊急事態宣言で行動が制限されたことをきっかけに白紙に。

新型コロナウィルスが終息してきている今、全国に向けて後継者を募集することにしました。

忙しいのは12月から3月までの期間。それ以外は1人でもできる

りんご村で製造されるリンゴジュースの特徴は遠心分離機で搾り取っていること。歩留まり75%でジュースを製造することができます。


りんごジュースの製造工程は搾汁、殺菌、パック詰めまで全て機械で行うので工場の広さの割に、少人数で稼働できるのではないかと話す美香さん。12月から3月までの繁忙期は、冬場は比較的時間に余裕のある農家さんにパートをお願いして、3人から4人で運営しているそうです。

美香さん「りんごを入荷して洗浄用の機械に入れてしまえば、あとはほぼ全自動で作業は進んでいきます。繁忙期は次々とりんごが入荷されてくるので、その確認と、出荷に人手が必要です。繁忙期以外は1人で運営しています」

美香さんは12月から3月までが忙しくない稲作や野菜の農家さんも、兼業で運営していくことは可能なのではないかと考えています。

1日の製造に使用するりんごは約400kg。1箱18~20kgのりんごジュースを一気に60〜70箱分製造します。

りんご農家によっては「100%自家製りんごでジュースを作ってほしい」と持ってくる人もいるのだとか。そのような農家のために、製造委託も行っています。


工場と果樹園、どちらも中途半端になるより工場を別の人に継いでほしい

美香さんは屋号・機材・取引先など、全てを引き継いでくれる人を探しています。

りんごジュースを製造するための機材を一から揃えようとすると、総額で約1億円はかかり、とても大変とのこと。中には入荷に時間のかかってしまう機械もあるそうです。もちろん、機材の使い方を教えてくれる他、工場を運営していくにあたっての注意点なども丁寧に教えてくれます。

また、りんごは美香さんの果樹園や、今まで取引をしていた果樹園から入荷することが可能です。

美香さん「私は果樹園をメインにやっているので、なかなか工場の機械を稼働できない日も増えてきて。なので、この会社と工場を任せることができる人を探しています」


営業をする時間もなく、現状維持が精一杯の日々

現在、美香さん1人では現状維持が精一杯で、販売営業をしている余裕がないため毎年のように取引のあるお客さまや、果樹農家さんの紹介で委託されたお客さまのみとやりとりをしているので「とても儲かる事業」とは言えません。

しかし、営業ができればもっともっと販路を拡大していけると思う、と美香さんは話します。

美香さん「以前、東京の方で平鹿りんごを使用して製造した弊社のジュースの味に惚れ込んでくれたシェフもいらっしゃいました。秋田県内では果汁100%のジュースを作っている会社が数件ありますが、県外に出ると、そう多いわけではありません。濃縮還元ではなくストレートの果汁100%は原料そのままの味を楽しめ、栄養素も損なわれにくいので小さいお子さんや高齢者にも人気なんです」


りんごの品種を見極める目が必要になってくる

引き継いでもらう方はりんごの基礎知識がゼロからでもできますが、多少あった方がいいのではないかと美香さんは考えています。というのも、入荷してきたリンゴに腐食部分がないかの確認や、品種などを見極める必要があるからです。


最終的には「なんでも興味がないと事業の代表というのは務まらないと思う。逆にいつまでもいろんなことに興味を持って取り組める人ならやっていけると思う」と力強く話す美香さん。

販路拡大の可能性を秘めているストレートの果汁100%のりんごジュース。りんごの産地でりんごジュースの製造と販売を行ってみませんか?

事業者情報

商号株式会社秋田りんご村
所在地秋田県横手市
代表長岩美香
業種りんごジュースの製造・販売
募集形態事業譲渡
選考フローヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談
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