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糸島市芥屋で代々受け継がれてきた「RISE UP KEYA」。地域に根ざした事業に挑戦する後継者を募集!
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福岡市から高速を使って、車で1時間ほどの場所にある糸島市芥屋(けや)。そこに、イベントスペースやコワーキングスペースとして、移住者や地元の人々が集うために創られた「RISE UP KEYA(ライズアップケヤ)」があります。
運営をするのは株式会社SALT。代表の須賀大介さんは、福岡への移住を検討している人の相談窓口や移住サポートなどを担う「福岡移住計画」の代表も務めています。コワーキングスペースや宿泊施設の運営、他県からの移住を支援する事業など、幅広く取り組む須賀さんは、活動原点となった「RISE UP KEYA」を引き継ぎ、活用してくれる人を募集しています。
震災をきっかけに働き方や暮らし方に問いを持ち、福岡の地へ
もともと、東京の下北沢に事務所を構えて働いていた須賀さん。忙しない日々を送る中で働き方に違和感を感じたのは、2011年に発生した東日本大震災がきっかけでした。
須賀さん「東日本大震災が発生した時、東京の地下鉄に乗っていました。最初の揺れを感じてから慌てて地上に出てみると、2回目の地震が来て、ビルが嘘みたいに揺れているんです。あの日をきっかけに、“本当に大事なものは何か”考えるようになりました」
東京で地方への移住を推進する、移住・交流推進機構の仕事などを通して、地方で自分ならではの暮らし方を見つけ、自分ならではの働き方を試している方々を目の当たりにしてきた須賀さん。東日本大震災での経験もきっかけとなり、子育てや活動拠点を地方に移すことを考え始めました。
須賀さん「移住先を探すために、初めて福岡に来たとき、『九州の人ってなんか幸せそうだな』と感じたんですよね。会社を設立してちょうど10年が経った頃だったので、ここで働き方をシフトしようと決めました。そして、これから20年、30年と続けていくためにも拠点を九州に移してチャレンジしていくことを決めました」
福岡移住を決めて事務所を探していた須賀さんですが、東京にいた頃とは違い、“自分が何者なのか地域の人に伝わっていないこと”にとても苦労したそうです。最初は福岡の中心部である天神付近にオフィスを構えましたが、働き方が東京時代と変わらないことに気づき、改めて福岡に移住した背景を見つめ直しました。
地域に根付き代々受け継がれてきた場所
ちょうどそのタイミングで、RISE UP KEYAについての情報が須賀さんに舞い込んできました。RISE UP KEYAは、もともと街の購買所としてスタートした場所です。その後、東京から移住してきた夫婦が場所を引き継いでカフェをオープン。須賀さんは3代目として、RISE UP KEYAを引き継ぐこととなりました。
須賀さん「先代のご夫婦が新たな挑戦のため、お店を手放すとのことで、引き継ぎの話が回ってきたんです。地域に根付いた場所で、事業を進めていきたいと思い、引き継ぐことを決意しました」
移住者のトライアルステイやポップアップのショップ、震災時の避難者受け入れなどの場として
2013年にオープンしてから、須賀さんはこの場所でコワーキングスペースや、移住者のためのポップアップを支援するなど、さまざまな実験的な取り組みを重ねていきました。
須賀さん「東京から移住をして、何もかもが初めてで、手探りの取り組みを重ねていきました。移住者がお試し暮らしをできる居住場所として、移住者が集って働くコワーキングスペースとして、熊本震災時の被災者受け入れの場所として…。他にも、ライブイベントや企業の合宿スペースとして活用しました。
初めてだったので、失敗もたくさんしましたが、これらの経験が当社の次の展開に繋がっていきました。一つひとつのイベントに、思い出と感謝があります」
事業成長と同時に手が回らない日々が続く
順調に事業を進めていた須賀さんですが、メイン事業が忙しくなったことで、 RISE UP KEYAの活用に注力できない日々が続いていました。
もっと活用したいという気持ちはあるけれど、手が足りない。しかし、芥屋の中心にあるRISE UP KEYAのシャッターが閉まるのは寂しい。そこで須賀さんは、移住してちょうど10年が経過したこのタイミングで、RISE UP KEYAを活用してくれる後継者を募集することにしました。
須賀さん「私は器用ではないので『やりたい!』と思いながらも、正直上手く活用できない日々と葛藤していました。福岡に来て10年という節目なので、一区切りする意味でも、後継者を募集します。コロナの影響もあって、外部の方の利用をストップしていましたが、RISE UP KEYAはさまざまなチャレンジをさせていただいた大事な場所。地域のために活用して欲しいです」
土地柄を理解し、地域との関わりを大事にする方に引き継いでほしい
RISE UP KEYAの後継者となる方は、株式会社SALTから不動産契約を引き継ぐ形になります。須賀さんは芥屋での活動経験や移住者支援の経験も豊富にあるため、希望があればサポートも可能だと言います。
須賀さん「機材等は代々引き継がれていますので、カフェなどであればすぐ始められる状態です。地域に根ざして、生業を作ってくださる方に引き継いで欲しいですね」
代々受け継がれてきたこの場所を引き継ぎ、地域に根ざしていくためには、地域の方との関わりが必要不可欠。そこでしか味わえない自然や地域の方が培ってきた大切な文化があります。須賀さんの想いを引き継いで、芥屋に根付いたRISE UP KEYAの場所を活用できる方を募集しています。
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