団体客も受け入れ可能な大型飲食店「炭火ダイニング朔」の後継者を募集！

山口県最東部に位置し、広島県に接する岩国市。清流錦川に架かる日本三名橋『錦帯橋』や、城下町の風情を残す町並み、市内を眺望できる岩国城を目当てに観光地としても人気のある街です。

岩国市の主要な玄関口のひとつである、JR岩国駅から徒歩4分の場所にある「炭火ダイニング朔（さく）」。炭火で焼いた料理に加え、旬の素材を使ったちょっと高級感のある料理が単品でもコースでも楽しめるお店です。

お店を運営する株式会社Free Thinkingは、数種類の飲食店の経営実績があります。このたび、店舗運営の一切を任せていたマネージャーの退職を理由に、店舗の承継を決断しました。

株式会社Free Thinking の代表取締役である安井美知代さんは、岩国市で生まれ育ちました。

南岩国にあるカーディーラーに就職し、その経営者であったご主人と出会い、結婚。現在はディーラーの経営をご主人から任されている傍ら、飲食店の事業展開のため、株式会社Free Thinkingを経営しています。

居酒屋や寿司屋など、岩国市だけでなく広島市にもお店を持ち、広くお客様に親しまれてきました。

社長の右腕が作り上げた、こだわりのお店

代表の安井さんが、「炭火ダイニング朔」の経理を含めた店舗運営を任せたのが、学生時代からの友人で同い年の村重純子さんでした。

人口に比べてお酒を飲むお店が多いと言われる岩国の街で、村重さんはマネージャーとして多くの人に愛される店づくりに尽力してきました。

村重さん「ある程度人数が入るおしゃれなお店が周辺にはないということで、居酒屋より落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとワンランク上の食事を楽しんでもらいたいと考えて作り上げたお店です。お皿ひとつ、盛り付けひとつにもこだわっています」

ランチ、ディナーで内容が違うコース料理は、季節に合わせ2か月に1度メニューを変え、提供されているといいます。

村重さん「錦帯橋空港ができたおかげで、東京からのお客様もいらっしゃいます。瀬戸内の魚料理はそんなお客様にも喜ばれているんですよ」

人気の炭火焼き（写真提供:Free Thinking）

店名にもなっている炭火焼きはもちろんのこと、岩国は日本有数の酒処としても知られており、名水100選に選ばれた錦川が生み出す銘酒『獺祭』や『雁木』『金冠黒松』『五橋』など、各地の地酒を取り入れた飲み放題プランも人気があるといいます。

幅広いシーンに対応可能な店舗設計

安井さん「ご夫婦や女性同士、また企業の接待でお食事される方が多いですね。還暦など、人生の節目のお祝い事にご利用いただくこともあります。2階、3階は団体のお客様が入れるようにとデザイナーさんに依頼しました。会社関係、団体の宴会や会議後の会合でもご利用いただいています」

お店が入っているビルは5階建てで、1階から3階部分が店舗です。

1階はカウンター席を設け、奥には個室対応のテーブル席が配置されています。

車いすでも入れるよう、テーブル席に続く通路は広めにしてあり、車いすのまま席につくことができる仕様です。お手洗いの入り口も広めに設計されています。

安井さん「2階の掘りごたつ式の座敷は、壁板で仕切ってすべて個室になっていますけど、この壁は外すことができるんです。外すと約30名は入れる広さです。3階はテーブル席になっていて、繋げると30～40名は座れるようになっています」

マネージャーの思いを汲んでお店の承継を決意

2018年のオープン当初より、お店を切り盛りしてきたマネージャーの村重さんですが、コロナ禍の中でいろいろと考えることがあったと言います。

写真提供:Free Thinking

村重さん「約20年、飲食業界で一心不乱にやってきました。食べることも飲むことも大好きで、それを提供できる楽しさがあったんです。うちの料理を気に入っていただいて、『おいしかったよ！』と毎月のように来ていただいたりするのはやっぱりうれしいです。でもコロナになって、ゆっくりと自分の生き方を見直してみようかなと思うようになったんです」

「お店をやめたい」

村重さんの思いを汲んだ安井さんは、お店の承継を決めました。

企業の多い地域だからこそのチャンスが広がる

安井さんは、所有する5階建てのビルごとの譲渡や、1階から3階までの店舗部分の賃貸など、承継する方に合わせて対応したいと考えています。

2018年に改装したばかりなので、内装も調度品もきれいなまま。レシピや屋号、また、一般的なものより値が張る焼き台を始めとした機材など、店内にあるものはすべて引き継ぐことができます。

何より、大人数が入る飲食店は岩国市にはほとんどなく、それだけでアドバンテージだと安井さんは言います。

安井さん「岩国市には企業が多く、また海上自衛隊の基地もあります。お隣の広島県大竹市にも大手企業がたくさんありますが、大竹にはお店が少ないため、飲みに行くなら岩国というのが定番なんです。団体を受け入れることができるのは大きいですよ」

団体の場合は、事前に人数が把握でき、またコース料理であることがほとんど。そのため、食材のロスが出ないこと、オペレーションが楽であるというメリットがあります。

安井さん「近隣に企業さんが多いというのは、団体客が見込める他、少人数でも接待で使っていただけるんです。やる気のある人なら、やり方次第で売上を上げることができると思いますよ。常連の企業さんへの紹介も、もちろん可能です」

承継後は、同店の特長を活かしつつ「その人らしく自由に事業を展開してもらえたら」というのが安井さんの願いです。

積み重ねられたお客様からの信頼と、大型店舗ならではの強みを活かし、新たなチャレンジをしてみませんか？

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