薪窯ピッツァが人気の「サルワーレ」。山口県宇部市の湖畔レストランを引き継ぎませんか?
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瀬戸内海を南に臨む山口県宇部市。彫刻が有名で、町を歩くだけで個性的なアートにふれられます。県内で3番目に人口が多く、「自然と都市機能のバランスが良い」と移住者に人気の町。車で30分圏内には山口市もあります。
そんな宇部市に、薪窯焼きピッツァが人気の「サルワーレ」というレストランがあります。オーナーの梅田光美さんは73歳。次男さんが住む周防大島へ移り住むため、お店と住居を引き継いでくれる後継者を募集しています。
料理も店舗も手作りを徹底した温かいお店
宇部市街から車で15分ほど走り、静かな湖の畔にあるサルワーレ。テラス席からの景色は絶景です。木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気の店内。建設は自分たちの手で行ったそうです。
梅田さん「苦労しながら建築申請をして、家族と一緒に木の伐採からはじめました。建物だけでなくテーブルや椅子も手作りで、食器も3割ほどは陶芸教室で作ったものなんですよ。お店も料理も手作りを徹底しました」
メニューは薪窯ピッツァやパスタなど。生野菜とスモークタンのピッツァが一番人気です。生地にはビール酵母が練り込まれており、カリカリでもちっとした食感が楽しめます。
従業員は4人。平日は完全にお店を任せていて、お客さまが多い土日は梅田さんも店に立ちます。
梅田さん「私はもともと経営コンサルタントですし、厨房にはあまり立たないんですよ。ただし、蕎麦やだし巻き玉子といった、私にしか作れないものは作ってますね。蕎麦は完全予約制で、メニューに載っていなくても注文が入るくらい人気なんですよ」
夜の営業を制限していますが、売上は右肩上がり。客層は女性が中心で、市外からのお客さまも多いのだとか。年間で15,000人ほどのお客さまが訪れるそうです。
きっかけは妻の反撃?家族と築いたレストラン
もともとサラリーマンだった梅田さんは、1994年に経営コンサルタントとして独立。準備期間中の1年は、とにかく営業に駆け回っていたといいます。
梅田さん「突然退職して独立するということで、家内には多大な心労をかけてしまいました。乗り越えてくれた家内の精神力は強靭です。長男も『父さんなら大丈夫。頑張れよ!たとえ退学しても構わないから、信じた道を突き進んでください』と言ってくれて、家族には感謝してもしきれないです」
開業からしばらくすると、良い出会いにも恵まれてお客さまも増加。子育ても落ち着き、家庭も仕事も順調だったといいます。そんなある日、奥様から思いがけない言葉をかけられたのです。
梅田さん「家内が『もう私も好きなことをしてもいいよね?』と言ったんです。25年も家事に専念してくれましたしね。何をやりたいのか聞いたら、『喫茶店などいいね』と言うんですよ」
最初はお互い「夢」くらいの意識しかなかったそう。しかし、コンサルタントとしての知見を活かして密かにレストランオープンの計画をはじめます。そして夢だった計画が現実味を帯びてくるのです。
梅田さん「この計画に次男が興味を示しまして、『大学を辞めてでもこのレストランのオープンに関わりたい』と言ってね。妻と次男と、アドバイザーとして長男も加わり、毎晩のように戦略会議をしましたよ」
そしてついに店舗建設に着手。木材の加工や柱や梁の組み立てもすべて自前です。そして1999年に完成し、オープンを迎えます。 家族一丸となって作り上げたお店は経営も順調で、当初一緒にお店をやっていた次男さんは現在は周防大島に移り住んで「サルワーレ大島」をオープンさせています。
梅田さん「大島も私が経営してもよかったんですが、次男に自由にやらせて正解でした。ここも、新しいオーナーさんに自由にやってもらえたら良いと思います」
お店もレシピも、住居もすべて引き継ぎたい
スタッフさんが調理を習得しているので、蕎麦以外のレシピは完全に引き継ぎが可能。スタッフさんたちもそのまま働いてくれるそうです。
また、店舗のほかに2階建ての自宅、別宅、ログハウス、これらがある山林(2000坪)も引き継ぎたいのだとか。経営権だけでなく住居も手に入るので、移住者にとっては一石二鳥です。山やログハウスもあるのでミニキャンプ場や民宿としても展開できるかもしれません。
梅田さん「できればご夫婦で経営されたほうが良いです。飲食の経験は必要なく、むしろ1から学んでいただくほうがうまくいくかもしれませんね」
もちろん経験者も歓迎で、「例えば和食をやってた人ならコース料理の幅が広がって良さそう」と梅田さんは言います。基本的に新しいオーナーさんの発想で自由に経営して良いそうですが、「サルワーレ」の名前はできれば残してほしいそうです。
梅田さん「名前も知られて常連さんがついてくれているので、そのままのほうがお客さまにも新しいオーナーさんにとっても良いと思います」
「買いたい」と思ってもらう工夫が大事
「楽しんでるから、苦労したこととか聞かれてもようわからんね」と笑う梅田さん。苦労がなかったといったら嘘になりますが、楽しい思い出ばかりが蘇るようです。
梅田さん「毎月必ずコース料理を食べに来店するご夫婦がいらっしゃるのですが、ありがたいですね。あとは、奥さんにイヤイヤ連れられて来たご主人が笑顔で帰っていっていくのを見るとうれしいです」
お客さまとのコミュニケーションを大切にしている梅田さん。顔と名前を一致させることはずっと続けてきたといいます。
梅田さん「2度目のご来店時に『この間はありがとうね』と言われたほうが、お客さまとしてもうれしいでしょう。覚えにくい名前はこっそり壁の裏に貼っておいたりね。あとお誕生日にさりげない贈り物をしたり。物を売るというセールスではなく、『買いたい』と思ってもらうセールスをやってきたんですよ。それで今に至っているんですね」
お客さまが途切れないのは、お人柄とお仕事で培ってきた知見があったからこそなのかもしれません。
飲食店を開業してみたいと思っている方は、まずは話を聞いてみてはいかがでしょうか?
事業者情報
商号 | サルワーレ |
所在地 |
山口県宇部市小野4680-1
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代表者 |
梅田光美 |
創業 | 1999年 |
業種 | レストラン |
募集形態 | 事業譲渡(店舗、住居、 ログハウス等含む) |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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