宮崎県小林市で、料理と店主の人柄が人気の居酒屋「里の花」の後継者を募集!
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「星・花・水のまち小林市」というキャッチフレーズを掲げ、霧島連山をはじめとした豊かな自然が広がる宮崎県小林市。肥沃な大地で栄養をたっぷりと得て育った果物やお肉は、全国で高い評価を受けています。
今回、後継者を募集しているのは、そんな小林市の中心地にある居酒屋「里の花」。それまで40年以上にわたり大阪で飲食店を経営していた樋ノ口靖夫さんが、7年前に小林にUターンして店舗を構えました。
新たな地での経営に苦戦しながらも、樋ノ口さんの料理と人柄に惹かれ徐々にお客さんが増え、地域の人に親しまれる居酒屋となった「里の花」。樋ノ口さんのご年齢や環境の変化から、里の花の設備やレシピを引き継ぎ、お店を継続して運営してくれる後継者を募集しています。
大阪から宮崎へ。お客さんに愛される、50年の歴史をもつお店
居酒屋「里の花」の外観
樋ノ口さんが生まれ故郷である宮崎県小林市に里の花をオープンしたのは、今から約7年前のこと。それまでは大阪府池田市でお店を経営していました。
樋ノ口さん「池田市にお店を構えたのは1971年のことでした。日本でも有数のフレンチ料理店で5年ほど修行をして、大阪万博の次の年に独立しました。
当時はスマイルという屋号でランチは洋食を、ディナーでは居酒屋スタイルで営業していました。ほとんど1日中料理をしていましたが、当時は若く、従業員の数も多かったので頑張れましたね」
その後は里の風と屋号を変えつつ、お店を続けてきた樋ノ口さん。弟さんが故郷である宮崎県小林市に建物を購入したことをきっかけにお店を移転。あわせて屋号も里の花と改めました。
しかし樋ノ口さんは、約50年ぶりに帰ってきた生まれ故郷の姿を見て大阪とのギャップを感じたと言います。
樋ノ口さん「大阪の池田市では、阪急電車の駅前でお店をしていたこともあり、朝は6時半から、夜は12時くらいまでぞろぞろと人が歩いていました。でも小林は違いました。人口の違いから人がおらず、誰か来た!と思ったら猫だったということもしばしば。移転してしばらくは辛抱の期間でしたね」
「おっちゃんがいるから飲みに来るんだよ!」
店主の樋ノ口さん
営業が軌道に載ってきたのは、オープンしてから3年後のことでした。
樋ノ口さん「石の上にも3年ってこのことか!という感覚でした。近くの牧場へ牛を買い付けにくる方とお話が盛り上がり寄ってくださるようになったり、大阪時代のお客さんが来てくださることもあったりで、だんだんお店が回るようになってきたんです」
調子を取り戻し始めたお店。しかし順調な様子とは裏腹に、樋ノ口さんは後継者を探す決意を固めはじめていました。
樋ノ口さん「2、3年前からだんだんと、妻も私も体調が優れなくなってきたんです。小林に移転してからは妻と二人でお店を切り盛りしていましたが、妻は病気で店頭に立てなくなっており、私一人で接客をしていました。しかし私も歳のせいか、だんだんと足がついて来なくなってしまいまして…。お客さんの中には、ご自分でビールを注いでくださる方もいらっしゃいます。テレビで私より高齢の80歳ながら飲食店をやっている方が特集されているのをみると『負けてられないな!』と思いつつ、一方で『後継者を探していかなければならない』と感じるようになっていました」
そんななか襲いかかったのが、新型コロナウイルス感染症の流行。多くの飲食店と同様、樋ノ口さんのお店も深刻な影響を受け、対応を余儀なくされました。
樋ノ口さん「厳しい状況でしたがその間に、良いお客さんもたくさんできました。その方々がお知り合いを連れてきてくれて、なんとかやっていけています。お客さんの中には『おっちゃんがいるから飲みに来るんだよ!』と言ってくださっている方もいるんですよ。私はどんな方でもいつも通り接しているだけなんですけどね(笑)
お客さんに体調や後継者について考えていることを話すと『歳だからな……』と言ってくださるのですが、お客さんの想いに応えたい部分もあって、辞めるに辞められなくなってしまったんです。そこで後継者を募集することにしました」
設備や食器、さらには樋ノ口さんによるサポートも。後継者に引き継ぐもの
樋ノ口さんがこだわり抜いて選んだお皿
店舗に置いてある冷蔵庫や食洗機といった、必要な備品はほとんどが引き継ぎ可能です。また屋号は自由にして構わないとのことです。
樋ノ口さん「次に来る人が裸で来てもできるくらいには、設備が整っています。特に食器はこだわりを持って集めました。備前焼の良質な食器で、岡山にまで買いに行ったものなんです」
一方でそのままの形で継いで欲しいと考えているのは、お店の形態。お店に来てくれているお客さんに、里の花の雰囲気をできるだけ楽しみ続けて欲しいという、樋ノ口さんの想いがあります。そのため、しばらくは樋ノ口さんによる料理や接客面でのサポートも受けられるとのこと。
樋ノ口さん「うちはすべてを手作りで出しているから、作り方を教えてあげたい。里の花の料理はできないと思うんです。だからメニューひとつひとつの作り方を伝えていけたらと考えています。また里の花での交流が好きで来てくれているお客様との中継ぎも一緒にしていく予定です。
きっと、初めの頃は小林に来たばかりの私と同じように辛抱が続くと思うんです。そんな日々でも、私が一緒にやっていけば楽になるかなと」
常に自身を磨き続けていく人に後継者となって欲しい
最後に樋ノ口さんへ、お店を引き継いでいくのはどんな人がいいのか、想いを伺いました。
樋ノ口さん「何事も辛抱強く続けていける方に継いでもらえると嬉しいですね。お店をやっていけば、お客さんがたくさん来る日もあれば、誰もこないもあります。そんな日々でも嫌にならず、辛抱強く続けていける人が理想です。
メニュー開発にも同じことが言えます。同じメニューをダラダラと続けていくわけではなく、次々と新しいメニューを開発して、お客さんへ提供していかなければいけません。私は修行時代、フレンチの会社のメニュー開発部にいたので、サポートしながら一緒に進めていければと考えています。そのためにも話題のお店に食べにいったり、来ているお客さんの様子を見たりして、常にサービスの質を高めていける人に継いでもらえたら嬉しいですね」
樋ノ口さんの自らを磨き続ける想いのもと、料理と人柄によって人気をつけてきた里の花。自然豊かな小林の地で、お店、機材、食器、メニュー、そして樋ノ口さんの想いを引き継いで、居酒屋をやってみませんか?
事業者情報
商号 | 和洋創作 里の花 |
所在地 | 宮崎県小林市細野102 |
代表者 | 樋ノ口靖夫 |
創業 | 平成26年11月 |
業種 | 飲食業(居酒屋) |
従業員 | 0人 |
営業時間 | 17:00~22:00 |
定休日 | 水曜日 |
応募条件 | - |
注意・禁止事項
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