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ものづくりのまち石川県能美市。健康機器の魅力を継ぎ、広める販売代理者を募集!
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石川県の南部に広がる金沢平野。広大な山地や砂丘を擁し、日本海を望む自然豊かな地域です。別名加賀平野とも呼ばれるこのエリアのほぼ中央にある能美市は、県庁所在地の金沢市から約20kmに位置しています。
能美市は「ものづくりのまち」として知られています。伝統工芸の九谷焼から海外トップブランドの素材を製造するメーカーまで、さまざまな業界のものづくり企業が多く集まる工業都市です。
「株式会社センサ」も、そんなものづくり企業のひとつ。医療機器や健康機器の製造、販売を担う会社です。株式会社センサの代表松井さんは、健康機器の販売プロセスを受け継ぎ、販売業務を担う方を募集しています。
骨密度の測定技術で独立、海外との取引
1996年に開業した株式会社センサは、2021年に創立25年目を迎えました。創業時から現在まで専門分野としているのが、医療機器や健康機器です。中でもメインとなる製品は、骨密度計です。
松井さん「骨密度を測定するための方法といえば、以前はレントゲンしかありませんでした。金沢大学に在籍していた時に金属材料の測定技術を人間の骨に適用する研究をしており、特許を取得して独立することになりました。」
設立にあたっては許認可が下りる前に先行投資が必要だったため、実用化するための開発資金を個人投資家から集めました。
初期の販売先は韓国、中国、台湾など主にアジア圏だったそうです。これまで、超音波骨密度計とストレス測定器を輸出してきました。
松井さん「日本よりも短期間で許認可が下りるため、展開しやすいマーケットでした。創業3年目から10年目くらいまでは、海外が販売先の中心でしたね。」
その後は、徐々に国内企業との契約が増加しました。大手医療機器メーカーから製造業務を受注し、供給するOEM生産も実施しています。
国外から国内、病院から小売店へと変化
医療機器や健康機器というと専門知識が必要となるニッチな分野ですが、その中でも時代による変化を経験されてきたそうです。
松井さん「10年ほど前に、病院向け医療機器の分野から健康機器分野へとポジションを移しました。医療機器への新規参入が増え、淘汰されるようになったのがきっかけです。健康産業は緩やかながら確実に進歩しており、ここ数年で大きく伸びています。」
医療機関を相手としたいわゆるBtoBからBtoCへの転換を目指したものの、価格帯の問題でなかなか思い通りに進まなかったという松井さん。そこで、薬局やスーパーを対象とした営業活動に切り替えました。
松井さん「薬局などが骨密度測定会を開催してお客様を集め、そこで薬局の商品であるサプリメントなどを販売するという仕組みを具現化することができました。すでに数百台の販売実績があります。BtoBとBtoCの中間のような取り組みをするべきだと思っています」
健康機器を集客ツールとして提案することで、新たな販路の開拓へと繋がりました。開発や製造だけでなく販売に至るまで、多方面での企業努力が必要であることが感じられます。
松井さん「また、苦労したのは模倣に関する問題でした。海外にある現地の裁判所に訴えても、反応すら無いこともありました。日本の弁護士からも、訴えるためのお金を使うだけ無駄だと言われたものです」
国外の企業と入れ替わるように、次第に国内企業との契約が増えたことで、リスクがある海外との契約をせずに済むようになったそうです。松井さんは「模倣されても、それを克復する自信が無かったから良かった」と話します。
製品を販売する担い手を募集
お酒が好きな松井さん。製品を売り込むために色々な土地に赴き、美味しいお酒を飲みながらさまざまな方と触れ合ってきたことが、人生の良い経験として心に残っているそうです。
そんな松井さんが率いる株式会社センサでは、新たに販売の役割を担う方を募集しています。
松井さん「最終的には会社の引き継ぎも視野に入れています。まずは直接雇用ではなく業務委託や販売代理業者のような形式で、販売業務の役割をメインにお願いしたいと考えています。設計や製造も受託して販売したいという要望など、お相手の方の考えを伺いながら相談したいです。研究・開発・設計・製造・販売と一連のプロセスがありますが、出口である販売業務から引き継ぎたいと考えています」
販売を代行する契約において、契約金などの初期費用はありません。「骨密度計を売ってみたい」という方に、マージンを乗せて販売して欲しいというのが松井さんの考えです。さらに、販売にあたってのコンサルタント業務を松井さん自身が担う仕組みも別途検討しています。
松井さん「出張料や日当にあたる実費をいただくことになりますが、ご希望があれば私が出張して販売指導するコンサルタント契約も考えています。自力で取り組みたいという方は、利用頂く必要はありません。」
新規としてゼロから始める場合と比べて、既存顧客の営業情報を提供できる点が大きなメリットだと松井さんは話します。
今後も伸びる健康機器業界だが、大切なのは興味や関心
健康機器業界の今後について、松井さんはどのようにお考えなのでしょうか。
松井さん「健康に関する情報を計測する場所が、病院から家庭内に移りつつあります。血圧計の家庭への普及がとても早かったことが、その一例です。今後はさらに家庭内計測の技術が進歩して、計測した情報が自治体や大きな病院へと自動的に集まるようになるでしょう。」
そのように集められた情報を元に、健康のために注意すべき情報を手軽に認知できる時代が必ず来るのでそこが狙い目だと、松井さんは熱意を込めて話されます。
最後に、どのような方に向いているお仕事なのかをお伺いしました。
松井さん「やはり、この分野に興味がなければ難しいと思います。健康や病気予防の大切さを肌身で感じられる方でないと、意欲が湧かないのではないでしょうか。ここはものづくりの産地で、自治体による移住者の受け入れ制度も充実しているので、県外在住の方でも取り組みやすい環境だと思います」
強い商品力を下支えする、確かな技術を持った株式会社センサ。将来的には後継者としての引き継ぎも視野に入れています。ここからノウハウを引き継ぎ、販路拡大を通じて健康機器の魅力や必要性を広めてくださる方をお待ちしています。
事業者情報
商号 | 株式会社センサ |
所在地 | 〒929-0112 石川県能美市福島町ヘ157 |
代表者 | 松井和幸 |
創業 | 1996年10月 |
業種 | 製造業 |
注意・禁止事項
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