【地域おこし協力隊】森林バイオマスの熱エネルギーで地域を活性化。日本最北のしいたけ工場が次期経営者を募集!
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旭川空港から車で北上すること1時間半。夏は新緑と牧草地、冬は雪原を走り抜けた先にあるのが、町面積の9割が森林に覆われ、林業・林産業が基幹産業の北海道下川町です。
そんな下川町市街地から12km離れたところに、「一の橋」という集落があります。かつて林業・林産業で栄え、劇場や映画館などもある賑やかな地域でしたが、産業の衰退やJRの廃線などにより、たくさんの人が一の橋を出て行ってしまい、今では約100人しか暮らしていません。地域の産業も基盤がほとんどなくなり、人口流出が著しい地域です。
しかし2010年以降、地域おこし協力隊制度を活用してコミュニティカフェの新設や木質バイオマスボイラーの熱を利用した住宅の集住化を行なった結果、2017年には高齢化率が50%から20%台に減少。子どもたちが遊ぶ姿も見られる地域になってきたのです。
活気を取り戻している一の橋地区では、バイオマスボイラーの熱を活かした菌床しいたけの栽培が盛んです。今回は、日本最北のしいたけ産地として徐々に知名度を上げてきた下川町産のしいたけを、ますます革新していく新たな人材を募集します。
エネルギーを自給自足して過疎地を再生
一の橋地区を語る上で欠かすことのできない「森林バイオマスの熱エネルギー」。2010年から、下川町の9割を占める森林を生かして一の橋地区の活性化に取り組み始めました。下川町では、1本の木を余すことなく使う「カスケード利用」を推進していて、木質バイオマスボイラーで最終的に活用されなかった枝や皮、町内にたくさんある未利用材などをチップにして、バイオマスボイラーの燃料として活用しています。
一の橋地区の中心部にはバイオマスボイラーが2基、設置されています。
以下の施設でこの熱エネルギーを利用して暖房・給湯を賄っており、バイオマスボイラー施設の屋根には太陽光パネルも設けて、一部の電力も賄っています。
①バイオビレッジ
高齢世代でも暮らしやすいよう、廊下でつながった26戸の集住化住宅
②駅カフェイチノハシ
地域の方が気軽に集まれるコミュニティカフェ
③郵便局(警察立ち寄り所)
裏手のバイオビジレッジとつながっている郵便局。この集落には駐在所がないので、定期的に警察官が立ち寄ります。
④下川町特用林産物栽培研究所(通称:しいたけ工場)
このしいたけ工場は、下川の基幹産業である農業が冬期間できないため、通年雇用を生みだすことと集落の活性化を目的に2014年に作られました。
敷地内には5棟のビニールハウスがあり、菌床しいたけをバイオマスボイラーの熱を利用して育てています。また、選別してパック詰めする施設も併設されていて、30〜60代の25名ほどの従業員が働いています。立ち上げ時から試行錯誤を繰り返し、現在は生産量も安定。すでに出荷先も確保できているので、ある程度の売上もあげられる施設として成長しました。
他にも、障がい者支援施設や企業誘致した試験研究施設などへの熱供給など、バイオマスボイラーを中心に集落の活性化がはかられています。
5年で売り上げが2倍に!一の橋しいたけは、これからますますおもしろくなる
一の橋地区で育ててきた菌床しいたけは、2011年に栽培がスタート。その後、2016年には、2,600万円だった売り上げが5,600万円に倍増しました。
その上、高齢化率50%だった一の橋地区の人口の割合が2016年には27%となり、人口は変わらないものの、一の橋地区の若い世代が増加しているのです。要因としては、しいたけ工場での雇用が生まれたため、家族や若い夫婦などが一の橋で暮らしやすくなったことが考えられます。
また、下川町産のしいたけは、北は稚内、南は旭川まで徐々にその販路を広げています。今は生しいたけと乾燥しいたけが中心ですが、これから加工品を販売したり、新しい販路を拡大したりとまだまだ伸び代がある産業です。
ただの1次産業ではなく、町の暮らしを支え、同時にエネルギー自給から派生した新しいなりわいとして、今こそアップデートが必要なのです。
更なる可能性を秘めたしいたけ工場で、新たなチャレンジをしてみませんか?
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