大阪府大東市の一等地にある「スナック アンジュ」。手作り一品料理が人気なお店の後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
本案件の一次対応は事業者より委託を受けて relay が行っています。ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。

大阪府大東市は、大阪市の北東に位置する地域。JR西日本 学研都市線・住道駅から徒歩約5分にあるショッピングモール「ポップタウン住道1番館」の1階にあるのが「スナック アンジュ」です。
同じ建物には百円均一ショップのダイソーがあり、周辺にはユニクロやダイエーがあるなど、地元住民が買い物をしに集まる一等地の商圏でもあります。
同店オーナーの大迫隆子さんは、同場所を引き継いでくださる方を募集しています。
家族的な存在の女性スタッフたちに助けられた創業期
スナック アンジュが創業したのは今から24年前。現在70歳を超えるオーナーの大迫さんが50歳になった頃、独立して初めて持ったお店だと言います。
大迫さん「出身の高知から大阪に出てきて、この業界に入ったのは23歳。とにかく必死な状況で飛び込んで、気づいたら50年以上やっています。独立する時は自信も何もなかったけど、今までの経験を生かしてとにかくやってみようという感じでした」
一見華やかそうなお仕事ですが、最初はとても緊張しながら毎日お客様と接していたと言います。
大迫さん「はじめた頃は怖かったですよ。初めてのお客さんが来た時はどんな人かわからんし、びびってしもうてね。でも経験を積んで要領がわかってきたら楽しくなっていきました」
初めての独立で24年間もお店を続けて来られたのは、共に働いてくれた女性スタッフたちのおかげだと言います。
「アンジュ」という店名も、スタッフたちが出した複数の案から大迫さんが選んだものです。
大迫さん「この仕事を始めたおかげで知らなかった人たちと出会えて、前職からのつながりも含めてオープン当時は女性スタッフを8人くらい雇っていましたね。生粋の大阪っ子もいっぱいいて、たくさん助けられました。私の身内は高知やから、身内よりも近い家族的な存在で。身内に大阪のことを話したって何言ってんのかわからんけど、やっぱり身近で会っている人たちだと何でもわかり合えるから。みんないい子ばかりで、育児とかで忙しい中、今でも顔を出してくれて、ずっと親子みたいにつながっています」
店主の心遣いが垣間見える、手作りの一品料理が人気
アンジュの特徴は、スナックではかなり珍しい、手作りの一品料理を提供していること。
大迫さん「手作り料理を出しているスナックなんてほとんどないからね。だいたいが乾きものしか出してへんけど私はそれが嫌なの(笑)。自分が、アテがないと飲めないタイプで、よそでアテを出してる所がなかったから出したかった。お客さんも『今日は何があるんや』って喜んで来てくれて、田舎から送ってもらったカツオをお造りで出した時は、『なんで造りがあんねん』なんてツッコまれたこともありました(笑)」
現在は大迫さん一人でお店を切り盛りしているため料理の提供はありませんが、数年前までは、お客様が帰る際には味噌汁も出していました。他店で飲んできた後、味噌汁だけ飲みに来るファンまでいたほどです。
大迫さん「帰りがけに温かいものを飲んだらホッとするし、少し酔いも冷めるし、粕汁や豚汁を寒い時はよく作りましたね。『何かあるの?』って聞かれたら焼きそばやちゃんぽんを作っていたこともあります」
アンジュには通常で約25名、補助席を使用すれば約30名が入ることのできる広さがあります。大迫さんは、この場所を選んだ理由をこう話します。
大迫さん「この場所を一番最初に借りたママさんがやっていた時に私も来たことがあって、すごくいい所やなと思ってたからここにしようかと。他のスナックは狭いところが多いけど、ここはゆとりがあるし、ちょうどいい場所を見つけられましたね」
アンジュは“家庭的なスナック”だといい、ご夫婦で利用されるお客様も多いと言います。
大迫さん「お客さんを楽しませなあかんという思いで、無我夢中で頑張ってきましたね。お客さんは愚痴を吐いて楽になりたくて来ていることをわかっているから、話を聞いて、『それはつらいな』とか、「ばーばも頑張ってるから、頑張ろうや」みたいなことはよく言うてます(笑)」
お店のスタイルは自由に決めて欲しい
今回承継を決めた理由は、70歳を過ぎて一人でお店を切り盛りすることに限界を感じたから。
大迫さん「もう身体がガタガタなのよ。ずっと働いてきて、腰は痛いし手は痛いし、ビールの栓を抜くのも大変やから、これはもうあかんなと。気持ちはまだしたいけど、年齢には勝てません」
承継の対象となるのは、内装、店内什器などです。店内にあるカラオケボックスはリース契約となっており、「アンジュ」の屋号やスナック自体の承継にはこだわっていません。
また、アンジュの代名詞ともいえる一品料理については、特段メニューの承継はなく、一品料理の提供するスタイルを引き継いでくださる場合はオリジナルメニューを出していってもらいたいと言います。
大迫さん「引き継ぐ方の独自のやり方でいいと思うし、私と同じようにしなくていいと思いますね。同じものを作ろうと思っても作る人によって味が違うと思いますし、自分のお店やから好きなようにしてくれたらいいと思います。今までのお客さんも新しいスタイルになってもそれを受け入れてくださると思います」
たまに遊びに行きたくなるようなお店にしてくれたらうれしい
アンジュのある地域一体は、「商売をするなら一等地」だと言います。
大迫さん「駅近ですし、近くに大きな百貨店やスーパー、市場などがあって何でも揃うので、わざわざ遠いところに買い物に行く必要がないです。この辺は人も落ち着いているのがいいですね」
自分のお店を持ちたい人に引き継いで欲しいと話します。
大迫さん「経験があって、自信を持っていて、何かしらの夢を持っている人なら誰でも良いと思っています。でも、また私らが来れるようなお店になるといいですね。やっぱりどんなお店か来てみたいやん。たまに遊びに行きたくなるようなお店にしてくれたらうれしいです」
スタッフや常連さんから愛されたこの場所を、ぜひ新しいスタイルで引き継いでみませんか?
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