どのような業態にも対応可能な充実設備。創業52年の老舗レストラン「サンビーム」を引き継いでみませんか?
こちらの案件は、後継者募集中です。
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目次 :
秋田県秋田市山王。秋田銀行本店や官庁街にほど近い、大通りにもアクセスしやすいエリアに店を構えるのが、フランス料理店「サンビーム」です。
同店のオーナーシェフを務めている阿部 稔さんは、現在後継者を探しています。
創業52年の老舗レストラン
阿部さん「サンビーム創業は1970年ですので、今年で52年になります。その頃はまだレストランという業態は少なかったのですが、私は『洋食で勝負しよう』と決めて店を出したんです」
現在の地に店をオープンしたのは27年前のこと。当時はサンビームの他に、イタリアンなど別の店舗も経営していましたが、全ての店を閉めてこの場所にやってきたといいます。
阿部さん「私は経営者になるタイプではなく、調理場に入って料理を作っていた方がいいなと思ったんです。自分でやってきたお店はサンビームで13店舗目ですが、ここでようやく落ち着いたということですね」
一流の環境で料理を習得
父親が銀行マンだったということもあり、「小学校では4回、中学校では3回、高校も2回変わった」と話す阿部さん。そのような環境で育ったからか、将来は好きなことをやっていきたいという思いが強かったそうです。
阿部さん「5男坊だったこともあって、好きなことができたんですね。なので、大学に入ってからは色々なアルバイトをしましたよ。土方に壁屋、材木担ぎなど肉体労働中心でした」
自分の好きなことをやると決めアルバイトに精を出した阿部さんはやがて、料理と出会うことになります。
阿部さん「大学のスキー部の先輩に中国の方がいて、彼の紹介で中華料理店にアルバイトとして入り、朝から晩まで出前を運んでいました。その時に出会った方から、『今度、知人が仙台で洋食店を開くからやってみないか?』と誘われたのです。当時、私は19歳でしたかね。アルバイトとして入社して、そのお店で働く従業員のご飯作りからキャリアをスタートさせました」
そのお店は、東京・代官山で人気のフレンチレストランで働いていたチーフや、有名ホテル出身のチーフ、宮内庁関係の施設で腕を奮っていた経験を持つ方など、錚々たる顔ぶれをシェフとして招聘しました。阿部さんは、一流の環境で料理人としての第一歩を踏み出したわけです。
阿部さん「町場のレストラン、ホテル、そして宴会場のチーフに料理を習ったことになります。同じ料理を作るにしても、シェフごとに作り方が違うんですよ。そういったものを見てたくさん勉強しました。それ以外にも、銀行の頭取の息子さんや老舗ホテルの社長の息子さんなど、凄い方とたくさん関わる機会がありました。美味しい料理を食べさせてもらったり、いいお酒を飲ませてもらったりしながら、知識を吸収することができたんです」
充実した時間を過ごした阿部さんは、大学を卒業すると同時に仙台を離れ、秋田に。そこから、本格的に料理人の道を歩み出すことになったのです。
どのような業態にも対応可能な設備
サンビームは1階・2階と合わせて70人強が入る大型店舗だということもあり、かつては結婚式の二次会や歓送迎会といった場面での利用客が多かったそう。しかし、共に店を切り盛りしていた奥様が亡くなられたことや、コロナウイルスの影響もあり、現在は1階部分のみ使用し、ランチ・ディナー営業をしています。
阿部さん「今は僕1人ということもありそういったお話は断っていますが、店が広いので、昔はここで結婚式を挙げたこともあるんですよ」
創業52年。この地に来てから27年間、奥様と店を守ってきた阿部さん。今回なぜ、事業承継を決断したのでしょう。
阿部さん「5年くらい前から、妻と『そろそろ売却も考えようか』と話していました。私も高齢で、今何かあったらすぐに店を閉めなくてはいけなくなりますし、娘と息子、2人の子どもがいるのですが、それぞれ別の場所で暮らしています。自分が好きなことをやってきたので、子どもたちにも好きな生き方をして欲しいという思いがある。なので、事業承継という形で第三者に引き継いでもらうのが良いのかなと考えたんです」
サンビームは料理や内装だけでなく、椅子に机、食器にもこだわりが詰まっており、1枚7万円のお皿もあるとか。その他、お弁当やテイクアウト専用に作った容器、フルコースや宴会に対応できる設備が整っています。
阿部さん「今のサンビームを全て引き継いでくれる方が一番ですが、仕出し屋やバイキングといった宴会にも対応可能な厨房設備になっているので、事業承継後の業態は問いません。承継をした後も、慣れるまではフォローもします。例えば新メニューを一緒に考えたり、協力できることはたくさんあるのではないかと思っています」
現在は、年配のご夫婦を中心に支持を集めているそう。お店に来る高齢の方が「他に行くお店がない」と話していたことから、新たにランチ限定でシニアセットというメニューを開発。人気のランチセット・レディースセットとの三本柱で評判を呼んでいます。料理人として経験豊富かつ、地域に根付いたお店を運営してきた阿部さんの視点からアドバイスを受けることで、新しい客層へのアプローチも可能になるでしょう。
店舗の2階を改装して住居にすることも可能
例えば、移住を伴う事業承継をする場合、ネックとなるのが住まいの問題です。阿部さんは「アパートを借りるくらいなら、店舗の2階を住居に改装しても良いのではないか」と話します。
阿部さん「広さもあるし、パントリーやトイレもあるので住まいとしても十分だと思います。敷金・礼金も抑えられるのはメリットではないでしょうか。あと、うちはオール電化で光熱費は月に10万円前後。実は、金額は1年以上ほとんど変化していないんです。原価率はコロナになってから少し上がりましたが、お客様が増えれば問題ないと考えます。金額面で計算が立つのはやりやすいと思いますよ」
「まずはやってみたい」という人に来てもらいたい
最後に、どのような方に後継者になってほしいかを聞いてみました。
阿部さん「これは私の考えですが、今の業態を引き継ぐなら調理人タイプの方がいいと思っています。シェフを雇う必要がないですし、調理場も広いので。何はともあれ、料理が好きな方、色々なことをやってみたい方、『まずはやってみたい!』と言ってくれる人とお会いしたいですね」
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