天然の生け簀と称される富山湾近く、県外客のリピーターも多い寿司店「寿し竹」を引き継ぎませんか?
こちらの案件は、後継者募集中です。
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目次 :
富山県の西部に位置し、富山県の2大都市である富山市と高岡市に隣接している射水市は、天然の生け簀と呼ばれる富山湾に面しています。
暖かな対馬海流とミネラル豊富で一年中低温の海洋深層水が層をなしていて、魚のエサとプランクトンも豊富にいるため、たくさんの種類の魚がいるのが特徴です。
富山湾内にいくつかある漁港の中でも新湊漁港は、水揚げされる魚種も豊富で、おいしい魚介類に恵まれた漁港です。そうした新湊漁港の近くにあり、駅からも徒歩5分程度のところにあるのが、竹内茂幸さんが手掛ける「寿し竹」です。
新湊漁港のとれたてのネタ目当てに県外客も多い
寿し竹では朝どれの旬の魚を楽しむことができます。
竹内さん「浜セリに参加できる権利として買参権をもっているので、新湊漁港のセリに参加して自分の目で見ておいしいと思えるものだけを仕入れています。どこよりも新鮮な魚が手に入るのがポイントのひとつです」
竹内さん「新湊漁港は魚の新鮮さが魅力で、シロエビやカニなど、富山湾内の他の港ではとれない魚介もあり、種類も豊富です。何十年も毎日魚を目利きしているので、仕入れ時に旨みのある魚かどうか見極めることができますね。基本的に季節の旬のものを提供していますが、魚が嫌いという人でも、おいしいと言って食べてくれる人もいて、ネタには自信がありますね」
アクセスもいい場所なので、県外からも多くの客が訪れており、ツアーバスが立ち寄ることもあるそうです。
竹内さん「地元客も来てくれますが、旅行雑誌に掲載されていることもあって、海のない岐阜や群馬、長野など、県外からも多くのお客さんが来てくれています。中には毎年来てくれるリピーターもいますね。県外客に人気なのが、富山湾で採れた旬の地魚が10貫楽しめる富山湾鮨です」
県外から来たお客さんが、新湊で採れた新鮮な魚を楽しんでもらえるように、定休日や時間も工夫しているそうです。
竹内さん「他の店は月曜定休が多かったので、火曜日定休にしました。昼と夜の間も休む店がありますが、他の店に行って空いていなくても、寿し竹で寿司を味わえるように昼から夜までお店はずっと開けていました」
かつては寿司ロードと呼ばれたメインストリートの老舗店
新湊エリアのメインストリートに店を構えている寿し竹は1968年に創業し、一時は寿司ロードとして20件ほどの寿司屋が並ぶエリアでしたが、今では半分程度となっています。
竹内さん「昔は寿司屋が流行っていましたね。銭湯帰りに食べに来る人も多かったし、祭りの時には仕出しの注文も多かったです。今では居酒屋も増えたし、祭りの時にみんなで食べる寿司はスーパーなどで購入する人が多くなりました」
元々は先代が立ち上げたお店で、高校を中退したご主人がそこで働く板前の友達が知り合いにいたことから、その人脈によって見習いとして雇ってもらったのがきっかけです。
竹内さん「見習いとして入ったのですが、先代の養子となってこの店の跡を継ぎ、奥さんと結婚して夫婦でお店を切り盛りしていました」
竹内さんも弟子をとっていたこともあったようですが、長くは続かなかったそうです。
竹内さん「この仕事をしていて大変だと感じるのは人が休んでいる時に働かなければいけないことですね。だから、若い人を雇っても長続きはしないことが多かったですね。
ここら辺は祭りが盛んな場所で、息子も祭りが好きですが、祭りの時はお店が忙しくてよく他に預けていました。息子には自分の好きな人生を進んで欲しいと思っていました、跡は継がずに会社員の道を選びました」
また、最近は、新型コロナの影響でかなり苦労したそうです。
竹内さん「昔ほどの勢いはありませんがコロナ前までは順調だっただけに、新型コロナの影響は本当に辛かったですね。でも、地元のつながりを大事にしてきたからこそ乗り越えられたのだと思います」
住居兼店舗として夫婦で営むのにほどよい店
年齢も70歳となり、後継者がいないために、まだ動けるうちに引き継ぎたいという竹内さん。
竹内さん「この周辺では寿し竹が一番の老舗となっているので、この店を残したいという気持ちが強いですね」
売買を希望しており、屋号をはじめ土地や建物、機材などすべてを引き継ぐことが可能です。1階はカウンター席で8人、2階は15人ほどのお客さんが入ることができ、リフトもあるので1階と2階で配膳をすることができます。
竹内さん「ネタケースや電話機、冷蔵庫など、一部リースをしているものもありますが、基本は全て引き継ぐことが可能で、取引先なども紹介は可能です。また、3階には夫婦が寝泊りするスペースがあるので、住まいを探す必要もありません」
ネタの仕入れで新湊漁港の浜セリに朝と昼に参加していますが、セリの参加資格である買参権は家族しか受け継ぐことができません。
竹内さん「買参権は引き継ぐことはできませんが、事業承継後は仕入れに関して浜セリへ変わりに参加したり、また、アドバイスなどすることはできます。リフトもあるので基本はふたりで十分対応ができます。客商売なので人付き合いのうまい人や明るい人などが向いていますね」
屋号も残してほしい気持ちはあるそうですが、業態を含めて変更しても問題ありません。
竹内さん「寿し竹の名前を残してほしいという想いはありますが、変更しても問題ありません。寿司屋ではなく居酒屋などに業態変更するなど、どのような店にしていくかは引き継いだ人におまかせします」
周辺には移住者も多いので心強い
周辺には日本のベニスと呼ばれる内川エリアがあります。道の駅、海の駅、川の駅があり、観光スポットもいくつかありますが、最近では、空き家を利用した宿泊施設やカフェをする人なども多いエリアです。
竹内さん「周辺には移住者も増えてきたので、県外から承継を希望する方も移住後は過ごしやすいエリアだと思います。映画やドラマのロケ地としてもよく使われるほど、お洒落な雰囲気のスポットも多いですね」
最後に承継を希望する方に向けて一言いただきました。
竹内さん「寿司屋は敷居が高いと感じている人も多いので、引き継いだ後はお客さんが気軽に出入りできるような店にしてくれるとうれしいですね。あと、常連さんは大切にして欲しいし、味が落ちたと言われないように頑張ってほしいですね」
日本で最も深い湾のひとつで、鮮度抜群で旨みのある魚が多く、水産資源の宝庫である富山湾が身近にある射水市。地元を大事にしながらも、県外ファンも虜にしてきた老舗の寿司屋を引き継ぎ、素材の良さを活かしたお店を展開していきませんか。
商号 | 寿し竹 |
所在地 | 富山県射水市 |
代表 | 竹内茂幸 |
創業 | 1968年 |
業種 | 飲食 |
募集形態 | 事業譲渡 |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
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