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1955年創業の老舗さつまいも菓子店。宮崎県宮崎市「有限会社武田製菓」が後継者を募集!
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目次 :
さつまいものお菓子一筋68年
宮崎県宮崎市、宮崎駅から車で10分ほどの場所にあるのが、老舗菓子製造メーカーの「有限会社武田製菓」です。代表の武田和志さんと奥様の千恵子さんがご夫婦で切り盛りしているこのお店は、和志さんのお父様の時代から68年にわたってさつまいもを使ったお菓子の製造・販売を続けています。
「芋かりんとう」をはじめとして、「おさつチップス」や「すいーとぽてと」など、世代を問わず愛される20種類ほどのさつまいものお菓子を取り扱っています。
原料のさつまいもは宮崎県産のものだけを使用しているのが特徴で、販売は自社店舗やスーパーなどの小売店への卸、イベントにも出店して販売する機会が多いそうです。
そんな「有限会社武田製菓」ですが、武田さんご夫婦はこの度事業を引き継ぐ方を募集することになりました。
経営者の紹介
2代目にあたる和志さんは、40代の頃に事業を引き継ぎ、以降30年ほどこのお仕事を続けてきました。
和志さん「代替わりをする前も、若い頃からほとんど家業の手伝いだけをやってきました。初めから引き継ぐつもりだったわけではないのですが、自然と父の後を継ぐ流れになったというところです」
さつまいもを使ったお菓子の製造は、芋を洗い、カットして、油で揚げる…など、比較的単純でお客様にとってもわかりやすい工程ばかりだと和志さんは話します。
そして、商品製造において和志さんがこだわるのは、「宮崎県産のさつまいもだけを使用する」「揚げ油には、なたね油を使用する」という2点です。
和志さん「以前は他県のさつまいもを使ってみたこともありましたが、現在では全て宮崎県の農家さんが作ったさつまいもを仕入れるようにしています。また、なたね油は癖がなく、後味も比較的さっぱりしているんです。試行錯誤を繰り返して今の製造方法にたどり着きました」
さつまいも菓子の販路は、和志さんが徐々に開拓してきたのだそう。最近ではイベント出店による売上が大きく、中でもプロ野球のキャンプ開催時に出店する際は、加工場でも追加製造をして出店ブースまで運ぶほどの盛況ぶりだと言います。
和志さん「原材料に関することから設備、従業員など、苦労したことは様々です。中でも大変なのはさつまいもの収穫期にあたる8月〜11月で、毎朝2時に起きてはさつまいもを加工し、半製品にするまでの作業をひたすら繰り返すのです」
一方で、近年ではテレビなどのメディアで取り上げられる機会が多く、テレビの効果で多くのお客様にお買い求めいただくこともあるそうです。
後継者を募集する理由と後継者への想い
武田さんご夫婦が後継者募集を決意したのは、ご年齢や体調面による事情がきっかけだったそう。
和志さん「ほぼ夫婦2人でやっていて、もう歳だけど後継者もいないんです。そして私が大きな病気をきっかけに体が自由に動かなくなってしまったこともあり、パートさんのためにも事業を引き継ぐなら早いほうが良いと考え、後継者募集を決断しました」
和志さんは長年共に働いてきたパートさんのことを心から大切に考えており、後を継ぐ方にもパートさんの雇用を継続してほしいと考えています。
和志さん「パートさんは熟練の方ばかりなので、心強いと思います。後を継いでくださる方には製法などをしっかりと引き継ぎますが、単純作業が多いので1ヶ月もあれば十分やっていけるのではないでしょうか」
引き継ぎの条件と要件
事業承継の対象となるのは、土地、さつまいも菓子を製造する加工場と機械一式、従業員の雇用です。そしてお菓子の製造工程やレシピも一通り引き継ぐことを想定しています。
和志さん「機械など、今あるものはそのまま使ってもらえればと思っています。いくつかの商品が残っていけば嬉しいですが、商品名に強いこだわりがあるわけではないのでお好きなようにアレンジしていただければと思います」
地方への発送はパートさんが、イベント出店は奥様の千恵子さんが中心になって対応しており、それぞれのノウハウも引き継ぎが可能です。
また、ホームページがあるもののしばらく更新できておらず、後を継ぐ方のやり方次第ではもっと大きく伸ばせるのではないかと和志さんは話します。
あとを継ぐメリットと課題点
武田製菓を引き継ぐにあたっては、やはり長きにわたって営業を続けていることから、地域住民に広く認知されている点は大きなメリットだと言えるでしょう。
和志さん「イベント出店からの問い合わせも多く、これまでにご注文いただいたお客様のリストもあります。最近ではお客様が投稿したSNSの内容を見てお問い合わせをいただいたり、直接お越しいただくことも多いです」
一方で、課題点もあるといいます。
和志さん「ひとつは、イベントからの売上が大きいため、コロナ禍でイベント自体が無くなった時は大変だったという点です。また、さつまいもの収穫期はやはりとても忙しいため、臨時で人手を増やす必要があると思います」
70年近くの長い間、地元の味として地域に愛され続けてきた「有限会社武田製菓」を武田さんご夫婦から引き継ぎ、さつまいも菓子をより多くの人へ届ける取り組みにチャレンジしてみませんか?
宮崎県宮崎市ってこんなところ
宮崎県の中央部に位置する宮崎市。県庁所在地であり、日向灘を望む環境は青い海と空や四季折々の花や緑に彩られ、豊かな自然と温暖な気候に恵まれた都市です。
まちを代表するような食材も豊富で、宮崎牛や地鶏をはじめ、マンゴーやみかんなど全国的にも人気の高い特産品が数多くあります。
日照時間が長いことでも知られており、レジャー人気も高い地域です。その特性からプロ野球やJリーグなど、プロスポーツのキャンプや大会の開催地としても有名であり、キャンプのシーズンには多くのファンが訪れることでも知られています。
事業者情報
商号・屋号 | 有限会社武田製菓 |
本店所在地 | 宮崎県宮崎市 |
設立年月 | 1955年 |
譲渡内容 | 土地、工場、機材、レシピ |
譲渡理由 | 後継者が不在であるため/店主の年齢や持病により続けることが難しいため |
譲渡後の関わり | 希望があれば、製造方法など一定期間の伴走可能 |
メリット | 限りあるイベント出店枠を引き継げる/過去に注文を受けた顧客リストがある/熟練した技術を持ったパートさんがいる |
課題点 | 原材料であるさつまいもの収穫期は忙しい/イベント売上の割合が大きいため、コロナ禍のようにイベントが減ると影響が大きい |
求める買い手像 | 真面目に取り組む方/パートさんの雇用を継続する方 |
許認可内容 | 菓子製造 |
従業員数 | 5名 |
選考フロー | 担当者ヒアリング→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
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Q&A
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