一緒に集落の将来をつくりたい。能登半島にある古民家民泊 TOGISOの管理人を募集!
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日本海側で最も大きな半島、石川県の能登半島。海岸沿いは国定公園に指定され、自然が豊かで風光明媚な地域です。
中でも海に面した志賀町の赤崎集落は、黒瓦の日本家屋が並ぶ独特な美しさが特徴です。断崖や奇岩が連なる岩石海岸は古くから良港として名を馳せ、漁業が栄えるようになりました。そんな赤崎集落で2020年にオープンしたのがTOGISOです。
築80年という雰囲気はそのままに、趣のある囲炉裏や、建物のすぐ裏に広がる海を楽しめる古民家民泊施設TOGISO。オーナーの佐藤さんは、TOGISOを起点としてこの美しい景観を次世代に残していこうとしています。そして今回、TOGISOで暮らしながら、古民家民泊の運営管理をする管理人を募集します。
海と一緒に暮らし、海と一緒に生きる
TOGISOオーナーの佐藤さん
東京と石川で二拠点生活を送る佐藤さん(山形県出身)は、偶然見つけた赤崎の町並みに魅了され、約30年空き家だった建物を購入しました。現在は東京の会社勤めの傍ら、TOGISOのオーナーも務めています。
佐藤さん「敷地のすぐ裏が海なので、ここに来たら昼休みは海に潜って魚突きをします。今晩のおかずを調達するんですよ。食物連鎖に参加しているような感覚があって、心がリラックスする場所です。日の入りの時間になると夕日を見ながら釣り糸を垂れたり、ゆったり過ごしています。海と一緒に暮らし、海と一緒に生きるような場所ですね」
TOGISOの外観
TOGISOという名前は、合併前の旧町名「富来(とぎ)町」に由来します。TOGISOがオープンしたのは2020年5月。新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発令されていた、まさにその時でした。
佐藤さん「市町村合併で富来町の名前がなくなったんですけど、地域の名前としては残っていますし、その町の血を絶やさないようにTOGISOと名付けました。『富が来る』って字が縁起いいでしょ?30年近く空き家だった古民家が、2年の準備期間を経てようやく明かりが灯り、人が住めるようになりました。時間とお金はだいぶかかりましたね」
コロナの影響は少なからずあったものの、ここ最近は少しずつ利用されるお客様も戻ってきたそうです。冬は閑散期になるので、また春から動き出せればいいと明るくお話しされる姿が印象的です。
赤崎集落の美しい町並みを保全したい
周辺の町並み
佐藤さんは、宿泊施設としての運営にとどまらず、集落全体の未来を見据えています。
佐藤さん「まず、赤崎集落の美しい町並みを保全したいという想いがあります。不動産事業を手掛ける中で、『建物をどのような形態で再生するか』という未来を考えます。過去には賃貸物件として長期で住んで頂いたり、撮影スタジオとして短期の時間貸しをしてきました。TOGISOはその中間、1泊から1週間程度での利用を想定して始めました」
(客室の様子(黒瓦・夕陽))
居間の様子。天井が高く太い梁が特徴
TOGISOは立ち上げ当初、お子様連れのファミリー層を客層として想定していたとのこと。実際にはご家族での利用以外にも、自転車やバイクに乗って1人で旅をする方など様々な方がお見えになるそうです。
佐藤さん「家の収納を整理していた時に、80年前の『セメダイン』を発見しました。セメダイン社にも現存していないということで寄贈したのですが、そのネット記事がかなり話題になったので、これをきっかけに知ってくださったお客様も多いです」
TOGISOでは原付バイクの貸し出しも行っています。潮の匂いを感じながら海沿いを走り、景色を眺めたり地元のスーパーで買い物したりと、この地域ならではの体験を提供しています。
40年後、どう変わるのかが楽しみ
TOGISOの玄関
古民家が連なる昔ながらの集落で新たな挑戦を仕掛けている佐藤さんは、どのような想いでこの事業に取り組んでいるのでしょうか。
佐藤さん「一気に大きなお金を投下しても、住人の意識はついてこないと思っています。月20万円、年間240万円、40年で約1億円。こうやって自分がゆっくりお金を掛けていくことで、この集落がどう変わっていくのかとても興味があるんです。TOGISOがその拠点として機能します」
佐藤さんは引き続きオーナーとしてTOGISOに関わりながら、新たにTOGISOに住みながら運営を引き継ぐ管理人を探しています。
テラス席と囲炉裏テーブル
佐藤さん「基本的な業務はゲスト対応、予約管理、清掃、リネンの交換、情報発信など、宿泊施設の管理運営に関わること全般です。ここに住んでもらうことを想定していて、住民票を移さなければならないこと、また今後を見据えてインバウンド対応のため日常会話程度の英語を話せることが条件です」
また、移動手段が限られるため、自動車免許が無ければ暮らしていくのは厳しい地域ですが、社用車(エスティマ7人乗り)は用意があります。
佐藤さん「業務でアプリを使用するので、ある程度のPCスキルも必要です。管理人が決まらない状況が続く場合は許可免許の変更も考える必要があるので、早めに決まってほしいなと思っています」
管理人が暮らす部屋は独立して確保しているため、ご夫婦で住むこともできるそうです。
集落の未来をもうちょっと楽しいものにしたい
囲炉裏もあります
TOGISOの単なる管理人ではなく、この集落を一緒に創るメンバーとして採用したいと佐藤さんは話します。
佐藤さん「ここに暮らす人にとっては日常の風景かもしれないですけど、僕みたいに外から来た人間からすると、非常に素晴らしい町並みや家があります。映画のロケ地に来たというか、舞台に自分が立っているような感覚です。どうすれば富来が、この集落がもっと面白くなるか一緒に考えていきたいです。
ご近所さんの悩みを解決する小さな助け合いの一部に混ざり、自分なりに考えながら対応する。また、地域の人と宿泊客をつなげ、ご飯を一緒に食べる機会つくるとか、そういった面白いことができる場所です」
雇用される立場にはなるものの、自らたくさん提案して、うまくいかなければまた次を考えようと積極的に動ける方こそ、TOGISOの環境に合っているのではないでしょうか。
最後に、この求人について佐藤さんからお伝えしたいことを改めて伺いました。
佐藤さん「一緒に集落の将来をもうちょっと楽しくしよう。急な成果なんて出ないし、向こう40年掛かると思っているので、ずっと一緒が望ましいとはいえ、とりあえず2年くらいのつもりで一緒に考えて、汗を流してくれる
若くてチャレンジングな人に、TOGISOをいい意味での踏み台にしてさらに羽ばたいてほしいと語る佐藤さん。その思いを受け継ぎ、赤崎集落の未来を担う一員になってみませんか?
事業者情報
商号 | 能登の古民家民泊 TOGISO |
所在地 | 〒925-0574 石川県羽咋郡志賀町赤崎ロ58-1 |
創業 | 2020年5月 |
応募条件 | ・住民票を移せる方 ■オーナー側で負担すること |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
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