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移住人気高まる長野県御代田町で、儲かる農業に上村農園と共に挑戦する後継者候補を募集!
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浅間山の麓に広がる北佐久郡御代田町は、人口15000人ほどのコンパクトな街です。爽やかな風が吹く高原気候で、晴天率が高いのも大きな魅力。最近では、給食の無償化など教育や子育てに力を入れる施策もはじまり、暮らしやすさと共に人口が増加しています。
そんな注目を集める御代田町で、14年前から農業に取り組んでいるのが上村農園の上村健一郎さん。自身も移住者だという上村さんは、移住後に一からノウハウを学び、レタスなどの葉物野菜を中心に、安定供給を目指して試行錯誤を続けてきました。最低でも3年はかかるという生産と経営スキルの習得を見越し、共に農業に取り組んでくれる若い力を探しています。
安定生産で外食・加工産業を支える農業に取り組む
メインの仕事は畑で行う農作業。種から苗をつくり、野菜を育てる上村農園では、1月から作業がはじまります。
上村さん「2月下旬に地面がとけはじめて畑が使えるようになるので、それまでの間に苗をつくります。3、4月は、つくった苗を畑に定植する作業の繰り返しで、5月に収穫がはじまる流れです。そこからはパートさんを雇って、一気に農繁期。10月までは、朝から晩まで収穫と作業が続きます」
今年で独立から9年目のシーズンが終わったところだという上村さん。5haの畑を2回転して収穫する野菜は、近隣にある農業生産法人・有限会社トップリバーに100%出荷しています。
上村さん「トップリバーは人材育成に力をを入れていて、僕自身その研修を経て独立した経緯もあり、取引が続いています。主力は、レタスやキャベツなど外食・加工産業に出す野菜。年によって白菜やほうれん草、とうもろこしなど実験的に育てましたが、今のところは軸をぶらさず、生産量の拡大を目指しています」
農業のこだわりは、おいしい野菜の安定供給。農閑期に入る11、12月で、畑の面積や人材などを加味し、翌年栽培する野菜の種類や収穫量など基本的な方針をつくります。
上村さん「例えば一日に200ケースと目標を決めたら、できるだけその計画通りに出荷するのがこだわりであって、営業先から求められていることです。最近は極端な干ばつや雹など天候の難しさもありますが、いい野菜が収穫できたときは達成感もありますし、純粋に嬉しくなりますね」
共に農業に取り組んでくれる後継者候補を探したい
上村さんは現在52歳。まだまだ農業はできると思いつつも、日々の重労働で体力的に厳しい面も出てきたことから将来の後継者を探すことを考え始めました。
上村さん「最低でも3年はかかるという農業スキルの習得を見越し、2025年を目処に上村農園を承継してくれる方を募集しています。採用内定者にはまず社員としてスタートしていただきます。」
上村さん自身も農業はやっていきたいので経営面や作業のサポートはしていきますとのことです。
移住しやすい環境が就農の後押しに
もとは東京出身で、長野県には縁はなかった上村さん。住んでいた練馬区の体験型区民農園をきっかけに野菜づくりに興味を持ち、土に触れるようになりました。
上村さん「当時は宅配形式の弁当屋を経営していて、自分でつくった野菜を弁当のおかずに使ったりしていました。店は10年弱続けましたが、コンビニなども含めて価格競争が激しく、消耗戦に疲れてしまったんです。38歳という年齢もあって、環境を変えるなら今がチャンスだと思ったとき、テレビで目にしたのがトップリバーでした」
本格的に農業をやってみよう、そう決意して家族と共に移住した上村さん。安定供給を狙った“儲かる農業”を掲げ、人材育成に取り組んでいたトップリバーで5年間研修を受け、暮らしの基盤を整えながら、自身で借りる農地を広げて独立の道を進んできました。
上村さん「御代田町に来たのはトップリバーがあったからですが、野菜づくりの環境に恵まれているのはもちろん、この場所の暮らしやすさも気に入っています。新型コロナウイルス感染症の影響もあってか、一段と若い人の移住が増えて、利便性は上がっていますね。軽井沢や佐久市、小諸市など、周りをメジャーな街に囲まれているので、新幹線駅や高速道路もあるし、便利だなと思います」
人気が高まったことで土地の値段は上昇傾向にありますが、その分不動産情報や宅地開発なども多く、今も移住しやすい環境が整っていると言えそうです。
可能性を広げるため、仲間と共に新たな挑戦も
今、上村さんが取り組んでいるひとつに、グローバルGAPという認証の取得があります。
これは、GOOD(適正な)、AGRICULTURAL(農業の)、PRACTICES(実践)の頭文字を組み合わせたもので、食品安全、労働環境、環境保全などに配慮した持続的な生産活動を実践している優良企業を判断するための国際基準。「この基準をクリアした農業法人から野菜を仕入れたい」という、大手企業からの需要を受け、上村農園でも取得を決めました。
上村さん「こうした基準は、大量生産、安定供給を目指すのであれば、今後欠かせない要素だと感じています。社内で、より安心安全な野菜づくりをルール化していきたいという思いもあり、取得に向けて動いています」
新しい情報や農業に関する勉強会は、トップリバーを通じてできた仲間と共有し、取り組んでいけるのも心強いところ。こうして培った繋がりも含め、築いてきたものを継承していける人材を探しています。
百姓は「百のことができる人」を意味する言葉
承継できるのは、現在借りている畑や、所有している機械、卸先やノウハウなどの全て。大型の機械が揃っているのは、これから農業をはじめたい人にとって大きな魅力と言えそうです。
上村さん「年齢層も幅広い人たちとコミュニケーションをとるので、挨拶など基本的なことは大切にしています。スポーツなどでチーム経験があると馴染みやすいかもしれません。あとは意外とずっと頭を使います。相手にするのは制御できない自然ですから、メンタルの強さというか、精神力も求められる。僕自身も、ラグビーでの学びが大きく役立っています」
事業を渡す人によって、経営面のサポートや作業員として現場のサポートなど、分担しながら、身体が動く限りは農業を続けていきたいという上村さん。
青空広がる浅間山の麓で、おいしい自然の恵を育む人材を待っています。
事業者情報
屋号 | 上村農園 |
代表者 | 上村健一郎 |
住所 | 長野県北佐久郡御代田町御代田4064-15 |
業種 | 農業 |
募集形態 | 後継者候補の求人 |
選考方法 | ヒアリングシート→relayスタッフ面談orオーナー面談 |
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