【居抜き譲渡】新たなスタイルでの挑戦も歓迎！創業46年の中国料理店「鳥竜」が、店舗活用者を募集中！

創業46年目。店主自身も事業承継で中国料理店を開業

岡山県倉敷市の南側に位置する水島地区は、西日本有数の工業地帯であることが有名な場所です。その水島工業地帯からほど近い場所に、中国料理店「鳥竜（ウーロン）」はあります。

店舗は2階建てで、1階にはカウンター席と2卓のテーブル、2階には10〜15名ほどが入れる個室が3部屋あり、大人数の宴会にも対応しています。

昔懐かしい味のしょうゆラーメンをはじめ、拳サイズの大きな唐揚げ、少し濃いめの味付けのチャーハンなど町中華ならではの親しみのあるメニューを提供しており、近隣住民からは「この味を食べて育った」と喜ばれることも多いそうです。

46年間営業を続けている店主の林啓造さんは、「時代の移り変わりやお客さんのニーズに合わせて、味付けやメニューは少しずつ変えてきました。手書きで書いてあるメニューは、開店以降に少しずつ増えていったものです」と振り返ります。

経営者の紹介

林さんは大阪や岡山の中国料理店で10年ほど修行を積み、この店をオープンさせました。

林さん「料理本を買うために店の近くにあった本屋によく通っていました。本屋の店主に、『近所のラーメン屋が無くなるから、そこを引き継いで店をやったらどうか』と言われて引き継ぐことを決めたんです」

林さん自身も事業を承継をする形で鳥竜をオープン。引き継いだ当時は厨房設備もあまり整っておらず、準備が大変だったと話します。

またコロナ禍以前は、近くにある倉敷市芸術文化大学へ通う中国人留学生がアルバイトとして働いていたことがあり、思い出深いエピソードがあるといいます。

林さん「その子の両親が、中国から日本へ遊びに来たときに鳥竜を訪れてくれたのは嬉しかったですね。卒業をして中国に帰ってからも、何度も日本に遊びに来てくれました。結婚式をすると連絡をもらった時には、常連のお客さんと一緒に中国へ行きました。この店は国際交流の場所でもありましたね」

また、長年続く老舗店なので、常連のお客さんにお孫さんが生まれ、3世代で通ってくれる人も居るそうです。

林さんが身に付けるオリジナルデザインのTシャツ、店の軒先にある木彫りの看板などは、それぞれ常連のお客さんからプレゼントされたもの。鳥竜には、人と人との繋がりを大切にする林さんが築いてきた思い出がたくさん詰まっています。

後継者を募集する理由と後継者への想い

長年この地で営業を続けてきた鳥竜ですが、林さんの年齢的な理由もあり、後継者を募集することになりました。

林さん「私も年を取りました。コロナ以降はバイトも雇わず、2階席での宴会にも対応していますが、なかなか体力的に難しくなってきたんです。地域の灯りは消したくないので、誰かに店を使ってもらいたいと思い、後継者を探すことにしました」

林さんがこの場所で鳥竜を開店した当時は、20件以上もの店が軒を連ねていたそう。

林さん「割烹料理店、スナックなど多種多様な店がたくさんあり、夜も大変賑わっていました。ただ、今から10年ほど前に近隣にあった独身寮と社員寮が無くなり、街から灯りが徐々に少なくなっていったんです。

夜の街に提灯の灯りが点いている光景を残したい。この道を通って帰る学生たちも多いから、真っ暗な道を帰るんじゃなくて、店がここにあることで安心させてあげたいなと思っています」

引き継ぎの条件と要件

林さん「この地域から食事が楽しめる店を減らしたくないので、可能であれば飲食店として店を継いで欲しいです。中華料理店に限らなくて大丈夫なので、料理の経験がある人が良いですね」

料理の技術自体を伝えるのは難しいと考える林さんは、これまで飲食店に務めていた方や、豊富な料理経験を持つ方への譲渡を希望しています。

また、店舗の横にはスナックとして貸し出していた店舗もあり、鳥竜と一緒に承継が可能です。こちらも同様で営業形態についての縛りはありません。

林さん「スナック特有のカウンター席とボックス席があるので、そのままスナックとして開業するのも良いですが、喫茶店などにするのも良いかもしれませんね」

あとを継ぐメリットと課題点

事業承継をするメリットとして、林さんは「近隣に新しく整備された住宅街が多く、若い世代の家族がたくさん住んでいること」だと話します。飲食店としての設備も整っているので、開業資金が抑えられるのも魅力です。

林さん「店舗は築年数が経過しているため、その点をご理解いただく必要があるかもしれませんね。希望があれば機材の引き継ぎも可能ですが、新しいものばかりではないので状態を確認していただいてから引き継ぎを検討いただければと思います」

3世代にわたって地元で愛される店を引き継ぎ、新しいチャレンジをしてみませんか？

岡山県倉敷市ってこんなところ

岡山県倉敷市は、瀬戸内海に面していて、豊かな自然と温暖な気候に恵まれています。

アウトレットモールや大型ショッピングセンターといった商業施設などがあり、買い物環境が整っています。JR駅も8駅あることと、さらに4カ所の高速道路のインターチェンジを有しており、交通の利便性は充実しています。

また、白壁の風情ある景観に、美術館、カフェ、民芸品を扱うショップなどが軒を連ねる美観地区、ジーンズストリートが有名な児島、瀬戸内を望む遊園地がある鷲羽山、港町の下津井など観光地があくさんあり、魅力が詰まっています。

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