岡山県新見市の「矢田谷工房」が、木工旋盤の技術を受け継ぐ後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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目次 :
普段使いにぴったりな温もりのある木製品
岡山県新見市は約86%を森林が占めている木の豊富な地域です。そんな新見市に「矢田谷工房」を構える野崎耕助さんは、独学で木工技術を取得し、木工旋盤(ウッドターニング)が生み出す木の個性を活かしたお皿や器を作っています。
木工旋盤とは、加工材料を旋回させ刃物をあてることで円形のものを削り出す機械で、皿やサラダボウルなどの加工に用いられるもの。野崎さんの作り出す木の器の世界は、身の回りで使ってもらえるような普段使いのできる木工製品です。丁寧に時間をかけて仕上げられたバラエティー豊かな作品は、「手に取ると木のぬくもりが伝わってくる」と人気を集めています。
現在販売はECサイトがメインですが、野崎さんの作品を求めて直接を運んでくれるお客さんもいらっしゃるのだとか。さらに木の食器セットは、ふるさと納税の返礼品としても出品されています。
経営者の紹介
野崎さんが木工を始めたのは30代の頃。お子さんのランドセルをかけるスタンドを製作したり、テーブルやレコードラックなどを趣味で作っていたことがきっかけでした。作っているうちにだんだん木工の魅力にはまり、どんどん楽しくなってきたといいます。
野崎さん「もともとはサラリーマンで、全国を転々としながら、休日に製作をしていました。59歳の時に退職をして、タイの最北・チェンラインに移住したんです。妻もモノづくりが好きで、チェンラインには芸術家も多く住んでいたので、移住することに。タイでも木工製作を続けるために、日本から必要な道具や材料をコンテナに詰め込んで持っていきましたね」
タイで暮らす中で、「神輿を作ってほしい」と頼まれ、擬宝珠(ぎぼし)を作るために入手した木工旋盤が、木の器作りを本格的に行うきっかけとなったといいます。
タイで木工製作を楽しんでいた野崎さんですが、年齢を重ねるごとに海外生活に少し不安が出てきたといいます。
野崎さん「病院に行ったときに、痛みの細かいニュアンスを伝えるのがどうしても難しいんですよね。日本語でも難しいですから、海外だと尚更です。私も妻も徐々に体が衰えてきますから、元気なうちに日本へ帰ることにしました」
13年間のタイでの生活を終え、いくつかの移住先候補から森林の豊かな新見市を選び、2017年に「矢田谷工房」をオープンしました。ケヤキ、サクラ、カイヅカイブキ(貝塚伊吹)、タガヤサン(鉄刀木)など、様々な種類の木を使って、日常使いできるお皿をメインに製作しています。
野崎さん「手にしたときに持ちやすいか、どんなシーンで使ってもらえるかを考えて作っています。しまい込まずにどんどん使用して欲しいと考えています」
YouTubeで世界中の木工旋盤の作業風景などの動画を見て、日々、細工を研究しているそうです。
後継者を募集する理由と後継者への思い
野崎さんは、自身が培ってきた木工旋盤の技術を引き継ぎ、業界を盛り上げてくれる後継者を求めています。
今回の募集のきっかけは、ご自身が高齢になってきたことと、木の豊富な新見市でも周囲には木工クラフトをする若い人がいないことでした。
野崎さん「木の豊富な新見市は材料の木に不自由しません。漆などの木を使った伝統工芸はありますが、私がやっているような木工クラフトを学ぶ場所がないんです。だから木工クラフトをする若い方もいない。私が長年培ってきた技術を指導するので、将来的には独自に木工クラフトの世界を広げてもらいたいんです」
新見市の工房で技術を取得した後は、全国どこで製作をしても構わないと話します。
引き継ぎの条件と要件
今回の譲渡スキームは「技術承継」です。一定期間、野崎さんの元で技術を習得した後は自身で工房を構え、機材を用意する必要があります。
野崎さんが製作しているのは、日常で使用できる木工旋盤で製作した木の器。木を切る、削る、加工するという基本的な技術は1年間ぐらいで習得できるとのことです。
野崎さん「木工旋盤での作品作りは奥が深いものですが、基礎を学べば自由に表現ができます。興味がある方なら経験・未経験は問いません」
あとを継ぐメリットと課題点
技術は野崎さんが指導してくださるので、基礎を学んだあとは、自由な発想で作品を製作することができます。
野崎さん「一緒にもの作りを楽しんでくれる方がいいです。できたら一人前になった後も近くで活動してくれる方だと、サポートもしやすいですし、嬉しいですね」
新見市は木の豊富な場所なので、地域のつながりで材料も手に入りやすいとのこと。また、矢田谷工房には、すでに野崎さんがカットした木がたくさんあり、材料には困りません。
野崎さん「カットした木は僕が使わなければ燃やすだけなので、使ってもらわないともったいないですね」
自然豊かな場所にある工房なので、音を気にせず作業ができ、木工クラフトには最適な環境です。木工旋盤等の作業に必要な道具も揃っています。
木の豊富な町で木工クラフトの技術を取得してみませんか?
岡山県新見市ってこんなところ
©岡山県観光連盟
岡山県の西北端に位置する新見市は、東は真庭市、南は高梁市、北は鳥取県日野郡、西は広島県庄原市と接しています。総面積の約87%を森林が占め、人口は3万人ほどの自然豊かな町です。大阪からは中国自動車道で車で約2時間50分ほどの距離です。JR新見駅を中心に東西南北へ延びる鉄道網などが整っています。
気候は「晴れの国」と言われる岡山県の中でも気温が低く、日照時間も短いのが特徴です。
新見市移住交流支援センターでは、移住を検討される際の様々な疑問や不安など、総合的な移住相談から定住後のフォローまでトータルでサポートしています。
事業者情報
商号・屋号 | 矢田谷工房 |
本店所在地 | 岡山県新見市 |
設立年月 | 2017年 |
譲渡内容 | 技術承継 |
譲渡理由 | 木工クラフトの技術を若い人に受け継いでもらいたい |
譲渡後の関わり | 工房での技術の指導 |
メリット | 材料が豊富/木工クラフトをするよい環境が整っている |
課題点 | 生計を立てる手段が必要 |
求める買い手像 | 木工クラフトをやってみたい若い方 |
許認可内容 | 特に無し |
従業員数 | ご本人のみ |
選考フロー | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
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Q&A
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