温室栽培を支える蓄熱材の開発メーカー「ヤノ技研」が後継者を募集!
こちらの案件は、後継者募集中です。
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※事業者様のご迷惑になりますので、直接のご連絡はお控えいただきますようお願いいたします。
目次 :
後継者を募集しています!
事業名:ヤノ技研
所在地:兵庫県宝塚市
不動産:場所の譲渡なし
方 法:事業譲渡
譲り手にお話を聞きました
代表 矢野直達(なおみち)さん
野菜や果物の生育条件を自由に調節することのできる「温室栽培」。その温室栽培を支える「蓄熱材」と呼ばれる材料の研究開発をおこなっているのが、兵庫県宝塚市にある「株式会社ヤノ技研」です。20年近く続けてきた事業ですが、このたび後継者を募集しています。
代表の矢野さんは大学院の化学専攻にて博士課程を修了した後、大手農業機械メーカーにて30年以上勤めてこられました。同社は機械系人材が技術職の多くを占めますが、そのなかでも化学系出身の矢野さんは稀少な人材だったのかもしれません。
矢野さん「まだ20代だった頃、太陽熱や地下水といったあらゆる資源を駆使して、油を使わない温室システム(ビニールハウス内の温度変化を抑制するシステム)を開発してほしいと会社から頼まれたんです。それをきっかけに、私の温室システム開発の人生がスタートしましたね」
30歳のときから、同社の中央研究所での開発業務がスタートしたと語る矢野さん。
矢野さん「農村で使うには、安全で単純で、何もせずともおまかせで動いてくれる製品を作る必要があったんです。電気もガスも油もいっさい使わない、コンパクトで楽ちんなもの。第二次石油ショックの時代だったかな?当時の副社長が『油を使わない農業をこれからやらなければ』と言ってたんです。『農村が疲弊するとうちの会社も疲弊する。お百姓さんあってこそうちの事業が成り立つんだ』と」
一時期は別事業での研究所の部門長になったこともあり、複数回にわたる社長表彰も受賞されたそうですが、最終的に温室システムの開発に戻ってきたと矢野さんはいいます。
定年を迎え退職されたのち、今の会社を起業された矢野さん。前職在籍中に出願した蓄熱・省エネルギー関係の工業所有権を2003年に譲り受け、これらの技術を利用した商品・システムの事業化を推進してきました。
2024年9月に「株式会社ヤノ技研」を清算し、現在は個人事業主として事業をおこなっています。

引き継ぎについて
譲渡する理由 :年齢により
譲渡する内容 :技術、ノウハウ、工業所有権、特許等
継ぎ手への希望 :事業を開拓していける情熱のある方
譲渡後の関わり :4~5年は技術継承のお手伝いが可能です
経験の必要性 :なし
譲渡できる許認可:なし
矢野さん「私がこれまで開発してきた技術を私の代で終えるのはもったいないでしょ。どなたかに引き継いで、日本の農業を支えていってもらえると嬉しいですね」
譲り手の「おすすめポイント」
1 世界的に見ても、蓄熱材を開発しているのは珍しいんですよ。また、前職の某企業在籍時に、ヒト・モノ・カネに投資をしてもらったことで今の私の経験とノウハウがありますので、開発費用と時間をスキップして譲り受けられる点は大きいと思います。工業所有権もお渡しいたします。 2 農林水産省が策定している「みどりの食料システム戦略」にもあるとおり、持続可能な食料システムの構築が今必要とされていますが、このシステム構築において、当社の蓄熱材の技術が大きく貢献しています。食料は日本の根幹を支えるものですから、美味しくて安全で高付加価値な食料を生産する一翼を担う技術でもあるのです。 3 一時期廃止されていた夜間電力の復活により、さらに需要が高まるものと想定されます。 |

譲り手の「検討・懸念ポイント」
1 懸念とまではいいませんが、これから販売網を拡大していくことが課題ですね。逆にいえばニーズはあるので、販売網を広げていくことさえできれば、同社の事業はさらなる成長を遂げることができると思っています。 2 今の事務所は私の自宅でもありますので、移転が必須となります。 3 これから事業を拡大していくのであれば、参画いただける人を募る必要があります。機械や化学、建築設備、計算に詳しい方が望ましいですね。 |
譲り手が考える「未来へ向けた可能性」
1 農業や工業における夜間電力を有効活用した蓄熱水槽、蓄冷槽の開発などもやっていただくといいかと思います。 2 今は農業のお客様をメインとしていますが、工業にもマーケットを広げていければ、今の数倍は収益が期待できるのではないでしょうか。 3 新しい省エネ施設の温室栽培で更に作物の成長が促進され、また一昨年は補助金の対象事業がスタートするなど、今後も市場拡大の本格化が推定されます。 |

継ぎ手へのメッセージ
矢野さん「専門知識がある人が継ぐに越したことはないのですが、なくても構いません。必要なのは、事業を開拓する情熱とセンスですね。技術を販売していくなかで、徐々に仲間集めをしていくと良いのではないでしょうか。私自身も4~5年は技術継承のお手伝いができますので、力になれればと思います。全国の熱意のある法人、個人の方、大歓迎です。ご応募をお待ちしております」
事業者情報
企業名 | ヤノ技研 |
本社所在地 | 兵庫県宝塚市 |
選考ルート | ヒアリングシートの回答→カジュアル面談→現地面談 |
注意・禁止事項
事業者さまに直接ご連絡をおこないご迷惑をかける事案が多発しております。
利用規約にて直接のご連絡はご遠慮頂いております。
Q&A
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